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パンドラの箱訴訟、傍聴記

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被告側最重要証人が敵前逃亡を計った。

その瞬間、この裁判の結末が見えた。

台風明けの19日、那覇地裁で「パンドラの箱・・・訴訟」の第8回口頭弁論が行なわれた。

いよいよ来月は本裁判のクライマックスで両陣営の証人尋問が行なわれる。

昨日は両陣営の証人を裁判長が確定するの予定だった。

証人予定者は一ヶ月前から法廷に提出されていた。

各証人の陳述書も提出する手はずであった。

ところが驚いたことに、被告側が申請していた前泊盛博沖国大教授が、裁判当日になって突然理由もなく出廷を拒否したことを裁判長が原告側に伝えた。 

前泊氏は2007年、「パンドラの箱を開ける時」の連載が突然掲載中止になったとき、著者上原さんの担当をしていた琉球新報の記者である。

掲載中止直前に東京に出張し、何者かに掲載中止の指示を受けたと想像される疑惑の人物でもある。

そう、前泊氏こそが、東京から帰社するや態度を一変、上原さんを社に呼びつけて「翌日掲載予定の原稿は、社の方針と異なるから掲載することは出来ない」と一方的に掲載拒否を言い渡したその人である。

琉球新報が本気で勝訴を望むなら掲載拒否の経緯を一番知っているはずの最重要証人が前泊氏であったはずだ。

その最重要証人が証人決定日の朝、証人陳述書も未提出のまま証人尋問を拒否した事実の意味は大きい。

拒否の理由は明らかにされなかったが、前泊氏の敵前逃亡の知らせを知った瞬間、筆者はこの裁判は、勝負あったと感じた。

琉球新報は既に戦意を喪失し勝訴を諦めた。

そしておそらくは敗戦処理を考え始めたと考えた。

なぜなら勝訴のためには必要なはずの最重要証人の代わりに、何も事情を知らない総務部所属の江川某氏を琉球新報の社員と言う理由だけで証人尋問するというから。

結局その日に決定した事項は次の通り。

第9回口頭弁論は
7月17日(火) 午後1時30分〜5時

証人尋問は
原告側が星雅彦氏、上原正稔氏の2名。

被告側が名城某氏、江川某氏

証人尋問は、星氏、江川氏、名城氏、上原氏の順で行なわれる。

 ■敵前逃亡の理由

前泊氏の発言は、これまでにも被告側準備書面には何度か引用されてきた。

「同じ資料の引用が掲載拒否の理由である」という、ムチャクチャな主張を正当化するため、前泊氏は「上原氏と琉球新報とは同じ資料の引用はしない、という契約を連載途中で交わしていた」と主張していた。

勿論これは前泊氏の真っ赤な嘘である。

専ら沖縄戦を専門に検証してきた同じ資料を引用せずに評論を書くことは、弁護士が同じ判例や法律の条文を引用せずに評論を書くのに等しい。

こんなばかな契約を、資料をベースに沖縄戦を検証してきた上原氏が結ぶはずは無い。 

一ヶ月前に前泊氏が証人尋問に出廷すると聞いた原告側は前泊氏の大嘘を木っ端微塵に粉砕するための膨大な資料を準備しててぐすねを引いて待っていた矢先の敵前逃亡である。

原告、被告、両陣営にとって最重要証人のはずだった前泊氏が証人確定の直前に敵前逃亡を図った理由は、前泊氏本人と琉球新報の思惑が一致したからだと推測できる。

まず、連載中止の功績を認められ、岩波書店よりの自著出版を手土産に沖国大の教授に「栄転」した前泊氏にとって、法廷に立って己の行なった恥ずべき言論封殺が原告側に叩かれた上白日の下に晒されるとしたら、沖国大教授としての権威に傷が付くと考えた。

そこで前泊氏は証人として法廷に立つことを拒否した。 たとえ琉球新報が敗訴しても「肉を切らして我が身を守る」という心境に至った。

一方琉球新報も、当時の担当記者で一番事情を知る前泊氏が証言台で、嘘で塗り固めた証言をし、原告側にフルボコにされるのは火を見るより明らかと判断した。

そうなると琉球新報が言論封殺を自ら暴露することに等しい。

前泊元記者と琉球新報の思惑が一致した結果が、突然の証人拒否である。

これが最重要証人の前泊元記者の敵前逃亡の真相である。

■皆様へのお願い

来月の証人尋問で、いよいよこの裁判も大詰めを迎えます。

昨年2月の提訴以来、皆様の暖かいご支援のもと言論封殺の戦いを何とか継続してまいりました。

が、ここに来て闘争資金に不足をきたしてまいりました。

7月の証人尋問の次は結審し、続いて判決が下されるものと考えています。

勝利を目前にして闘争資金的に息切れしています。

これまで何度もカンパ頂いている方には心苦しいことですが、なにとぞ事情を察しいただいて、カンパのご協力を改めてお願いする次第です。

なお来月の証人尋問は本裁判のクライマックスですので主任弁護士の徳永先生の他に大阪より上原弁護士も出廷の予定です。

勿論弁護士の先生方のご好意に甘えて手弁当でお願いしているのですが、交通費・宿泊費等の実費もバカにできません。

ご承知の通り、文筆を生業とする上原正稔さん、星雅彦さんご両人とも沖縄の言論界では現在村八分の状況です。

勝利は目前です。

なにとぞ皆様の温かいご支援をお願いいたします。

沖縄の閉塞した言論空間に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟へのカンパ協力は支援団体の三善会へお願いしております。

--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【口座番号】記号:17010 口座番号:10347971
【名  義】サンゼンカイ.
--------------------------------------------------------------------------------
ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【店  名】七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店  番】708
【口座番号】普通:1034797
【名  義】サンゼンカイ.

     ■  ■  ■  ■

 

第2回 「島守・防人に感謝する集い」の

         ■お知らせ■
 
戦後の世代から島守・防人となった先輩方に感謝する集いです。
熾烈な地上戦が行われた沖縄において、史実を無視しての日本軍や従軍体験者に対する批判が多いことを悲しむ戦争体験者の方々の声を受け、昨年から始まりました。

日時 6月23日(土) (慰霊の日)13時30分から(慰霊祭は12時から)

「沖縄全戦歿者慰霊祭」(12時~13時)

「第二回 島守・防人に感謝する集い」

第一部 感謝の式典
第二部 映画上映「鎮魂と平和への祈り」(天皇陛下の慰霊のお姿について)
第三部 記念講演「日本の誇り・沖縄の誇り」
       講師 大山晋吾先生(波上宮禰宜・元靖國神社広報課長)

参加費1000円

記念講演の講師は、靖國神社から波上宮(なみのうえぐう)に転任された大山晋吾先生です。大山先生といえば、遊就館の発展に尽力され、靖国の心と英霊のお姿を伝える活動で有名です。
「(多くの英霊が眠る)沖縄県は西の靖國神社だと思っています」とは大山先生の決意のお言葉です。

多くの戦歿者が眠る沖縄県で、6月23日の「慰霊の日」にこのような集いを行うことに意義を感じます。
どうぞご参加くださいませ。
 
連絡先:坂本 090−6831−0989

          ★

 

                   第4回             

沖縄県ことだま研究会のご案内

謹啓

 梅雨の候、会員の皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

今回は、言語がもつ「言霊」とその時代、その場に漂う「空気」との関係について学ぶことにしました。当会の顧問で、英語界の重鎮で国際ディベート学会会長であり、「言霊」について造詣の深い近江神宮言霊普及会専任講師、六輪館・紘道館両私塾の館長を務める松本道弘氏に「ことだまと『空気』」について講演をしていただきます。講演後、質疑応答のほか、沖縄言語文化研究所の中松竹雄所長などによるコメントなど交えて有識者の皆様と懇談する場を設けます。

ご多忙とは存じますが、沖縄文化、神話、言霊にご関心のある皆様友人、知人の方万障お繰り合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。 謹白          

演 題 「ことだまと『空気』」

講 師   松本 道弘氏(国際ディベート学会会長)

プロフィール まつもと みちひろ 関西学院大学商学部卒業後、日商岩井に1962年〜1969年まで勤務。その後、アメリカ大使館同時通訳、日興証券金融担当役員秘書、NHKテレビ英会話の講師、産業能率短期大学助教授、国際基督教大学講師、名古屋外国語大学教授などを経て、1982年にマネージメント開発研究所を設立。ディベート、国際交渉、異文化コミュニケーションなどの分野、さらに古神道、言霊に関する研究を重ね、最近ではインターネットテレビ「TIMEを読む」を主宰。著書は、「図解2時間でわかるディベート」「新版・速聴の英語」「国貧論」「古神道入門」など100冊を超える。

 

【日 時】平成24年6月24日(日)午後1時30分開場        

     午後2時開演、4時終了       

【会 場】沖縄県護国神社 会議室     那覇市奥武山44番地

      電話 098(857)2798

【会 費】1,000円

【主 催】沖縄県ことだま研究会  【後 援】沖縄むすび会

【連絡先】沖縄県ことだま研究会    担当 竹林  電話&FAX:098 (862) 9195 

                        携帯電話   090-3438-6


 
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