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昨日の「八重山教科書訴訟」第3回口頭弁論の傍聴記です。
で、今朝の沖縄タイムスの関連の見出しは第2社会面の中段で、」次の通り。
[育鵬社版 無償給付受けない地位確認]
中学生らが仮処分申請
那覇地裁 本訴も請求追加
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裁判所が傍聴席を設けて裁判を公開するのは、傍聴者に裁判の成り行きを知ってほしいからと考える。
ところがこれまで傍聴した裁判の何れもが傍聴者を全く無視したかのように弁護人や裁判官の発言はほとんど聞き取れない。
一応裁判官や弁護人の前にマイクが設置されているが、ほとんどマイクは使用されず、なかには故意にマイクを外してしゃべっていると思われる弁護人もいるくらいだ。
以前に筆者が傍聴したある裁判で、裁判長や弁護人の発言が聞き取れないので、傍聴席から「聞こえません」と明瞭な声で発言したが人我いたが、傍聴席からの発言は禁じられていると顰蹙をかって結局は聞き取れないままの裁判劇は終了した。
裁判所が傍聴席を設けてある以上、最低でもマイクは使用し傍聴席に聞こえるようにして欲しいもの。
さもなくば貴重な時間を費やして傍聴に駆けつけた傍聴人に失礼である。
それが出来ず、裁判とは裁判官と代理人などの当事者同士が分かれば良い、などと考えているようだったら最初から傍聴席など設けずに非公開にすれば、意味不明の裁判劇に貴重な時間を費やすことは無い。
■八重山日報 2012年5月17日
「育鵬社版配布も無効」 新たに仮処分申請 井口弁護士の報告に聞き入る集会参加者八重山教科書問題をめぐり、保護者が石垣市、与那国町を訴えている裁判の報告会が16日夜、大浜信泉記念館で開かれた。原告側の代理人を務める井口博弁護士は、育鵬社の公民教科書を生徒に配布しないよう求め、新たに仮処分を申し立てたことを明らかにした。
16日には第3回口頭弁論があり、井口弁護士によると、8月1日に証人尋問が行われることが決まった。原告側は玉津博克石垣市教育長や崎原用能与那国町教育長のほか、県教委や文科省の担当者も証人申請する考え。
井口弁護士は、昨年8月23日、八重山採択地区協議会が育鵬社版を選定した手続きが無効だと主張。協議会の選定に従った石垣市、与那国町の育鵬社版の採択や、生徒への育鵬社版の配布も無効になると結論づけた。
今後の見通しとしては「遅くとも夏休み中に判決が出て、秋からは新しい教科書(東京書籍版)を使用させたいと考えていたが、裁判所は遅くとも年内には判決を出したいと言った。そんなにのんびりした話では困る」と述べた。
報告会には約50人が参加。原告の保護者らも「教科書が一本化されず、違法な状態が続いている」などと述べた。
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無償供与めぐり仮処分申請 育鵬社版、教科書問題 沖縄・八重山地方 産経新聞 2012.5.16 21:47
沖縄県八重山地方(石垣市、竹富町、与那国町)の中学3年の公民教科書採択問題で、与那国町の中学3年の生徒と保護者が、育鵬社版を町が無償で供与しないよう求める仮処分を那覇地裁に申し立てた。
国から教科書の無償供与を受けるには採択地区内で統一する必要があり、八重山採択地区協議会は昨年8月に育鵬社版を採択し答申。石垣市と与那国町は先月に育鵬社版を無償で配布した。
申立書は「(協議会の答申は)法律に基づかない無効な採択だ。育鵬社版の無償給付には法的根拠がない」と主張している。
教科書選定をめぐっては、那覇地裁は3月、石垣市や与那国町の生徒、保護者が東京書籍版の無償供与を求めた仮処分申請を却下している。
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昨日の裁判もご他聞に洩れず、マイク無視のほとんどが聞き取れない状況。
裁判の終了さえ裁判官が立ち上がって始めて知ると言った有様であった。
これでは傍聴記にはならない。
そこで、上記記事を参考にして、これまでの八重山教科書問題の予備知識と断片的に聞き取れた文言をつなぎ合せると概ね次のようなやり取りが裁判長と両側の弁護人との間で模様。
前回被告側から提出された「9・8全教委協」についての質問書に対して、原告代理人が口頭弁論の直前の質問なので反論できない、と準備書面提出を延ばしたが、今回はその書面を提出した模様。
ところが「9・8全教委協」については先の仮処分申請で、裁判長は違法だと判断されており、原告側の反論は出鼻を挫かれた状態になる。
それでは原告の敗訴は既に確定したようなもの。
そこで原告は新たに中学生らを立てて、同じような趣旨の仮処分申請を再度起こして裁判を長引かせる魂胆と思える。
裁判長が原告側に対し、呆れた表情で、訴訟は他にも追加があるのかと問うと、井口博弁護士は当惑した表情で、1人は決まっているが準備が出来ていないので。1〜週間の猶予が欲しいと答えると、裁判長は困ったような表情で何かモゴモゴしゃべって3人の裁判官が立ち上がったので、そこで初めてその日の裁判が終了したことがわかった。
後で事務官に聞いたら次回は非公開で再度審尋をして当事者同士で話し合いをし、そのときに次回の口頭弁論の日時を決めるとのこと。
当初からこの裁判は井口弁護士が事情も良く知らず、「発狂2紙」の報道のみの情報で代理人を引き受けてしまったという印象を受けていた。
原告側は被告人に県を加えてみたり、その後の審尋では今度は県を被告からはずして見たり、代理人の井口弁護士は右往左往の様相であった。⇒八重山教科書訴訟、本日第2回口頭弁論
本日の法廷の印象でも、今頃になって準備不足に気がついて狼狽する様を裁判長が見て、「勘弁してよ」とぼやいているような印象を受けた
裁判の始まる前は「ゾンビの会」の代表の仲山忠亮氏の実弟である左翼弁護士の仲山忠克弁護士が代理人を引き受けると考えられていた。
仲山忠克弁護士は、プロ市民の集会などで「行政訴訟の勉強会」の講師などを務めて、新聞の論壇にも頻繁に登場し、「9・8全教委協」の正当性を論じ、竹富町教委の理論的指導者と思われていた。
ところが訴訟が現実味を帯びるや、敵前逃亡を決め込んで、突然代理人になったのが井口博弁護士という経緯がある。
何度も言うようだが、この裁判は「教科書を無償給付する地位」を求める裁判であるが、何故か被告人が石垣市と与那国町になっている。
教科書を無償給付する職務権限があるのは、文科省であり、石垣市でもなければ与那国町でもない。
このようなお門違いの訴訟を持ち込まれたら困惑するのは石垣市と与那国町だが、本日の裁判を見ると一番困惑しているのは裁判長のような印象だった。
実は酒井良介裁判長は先の仮処分の却下決定で、東京書籍版を採択した「9・6全教委協」は「多数決でなされたにすぎない」とし、教委の採択権限は、「9・6全教委協」という「外部的行為」で制約されないという判断を下している。
つまり「9・8協議」は教科書採択の権限外の類であり、無効であると判断しているのだ。
沖縄タイムス 社会 2012年3月31日 09時36分
八重山地区の中学公民教科書問題に関連し、石垣市と与那国町の中学2年生3人と保護者を含む計7人が、両市町を相手に東京書籍版教科書の無償給付の地位確認を求めた仮処分申し立てで、那覇地裁は30日、申し立てた3件をいずれも却下した。同問題で初の司法判断。
酒井良介裁判長は決定で「教科書の採択権限は市町村教育委員会にある」と判断。東京書籍版を採択した昨年9月の3市町全教育委員による協議は「多数決でなされたにすぎない」とし、教委の採択権限は、9月協議という「外部的行為」で制約されないと指摘した。
生徒側は、9月協議が地区内で同一教科書の採択を求めた教科書無償措置法による協議と主張していた。
決定では、石垣と与那国両市町教委が同法に基づき東京書籍版を採択したという心証を得る証拠に欠け、生徒らが無償給付を受ける法的地位にはないと結論付けた。生徒側が無効と主張し、育鵬社版を選んだ昨年8月の採択地区協議会協議については、有効か無効かの判断はなかった。
決定を受け、生徒側代理人の井口博弁護士は「今回の決定で、採択地区協議会の採択が有効だという教委側の主張を認めなかった点を見落としてはならない」と強調。「仮処分では証人尋問などができず、立証が尽くせないところがあり却下となった。抗告審、または本訴訟で主張、立証して、今回の裁判所の判断を覆すことは十分可能だ」とコメントした。
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あまりにも当たり前すぎる司法判断。職務権限のない相手にお門違いな「地位確認」を求めた仮処分は、当初から無理筋であった。
その判断を下した同じ裁判長に、再度、原告を募集し(中学生等)同じ内容の仮処分申請するとは、・・・裁判長が困惑するのも当然である。
控訴して上位裁判官が逆転判断をする例はあるが、同じ地裁で同じ裁判官が下した判断に対し、原告を変えて同じ案件の判断を求めたとしても、一ヶ月前に下した判断を裁判長が翻すとは到底考えられない。
それに原告側の準備不足が目立ち、昨日も訴状の変更を求めたようで、裁判長の「勘弁してよ」という表情も納得である。
原告側は追い詰められて、次々と原告を追加しいたずらに裁判を長引かせようと悪足掻きしているとしか思えない。
そのうち原告側は資金不足で仲間割れの懸念があると書いたが、沖縄タイムスには原告側の資金援助を求める見出しが・・・。
公民教科書裁判
母親ら「支援を」
石垣で報告会
昨日は崎原与那国教育長も出廷したが、発言の機会は全く無かった。
⇒引かれ者の小唄 「嘘つきは弁護士の始まり」と言われるが原告代理人の井口弁護士は、仮処分が却下された直後、こんなことを強がりを言っていた。「全教育委員協議議で何があったのかを証人尋問で補い、本訴でひっくり返したい」 沖縄タイムスによると、今回もこのような引かれ者の小唄を歌っていたようだ。 「「調査員(現場教師)が推薦していない教科書が選定されたことがそもそもおかしい。 そういう事実を積み上げることで(協議会の)違法性が明らかのなる」 うーん、この弁護士先生、やっぱり何もわかっちゃいない。
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【おまけ】
自分の屋敷の塀に「出て行け!」などの張り紙、横断幕などを勝手に張り付け、それを家主が撤去したら抗議する・・・。
「反戦平和」を叫べば何をやっても許されるという無法者集団がここにもいる。
3月4日の沖縄タイムスのベタ記事である。
辺野古のリボン
米兵全て撤去 市民ら取り付け
【名護】名護市辺野古で、米軍キャンプ、シュワーブと砂浜の協会にある金網フェンスに市民団体などが取り付けた横断幕やリボンを、米兵8人が3日、全て撤去した。辺野古に座り込みを続けるメンバーによると、米兵は2日午後は20分間、3日は、午前9時半ごろから約2時間かけて、基地返還や移設反対を訴える横断幕などを撤去したという。フェンスは米軍の管理。横断幕やリボンは辺野古を訪れた人が持参したり、全国から届けられたものが結び付けられていた。座り込みをしていた女性(48)「リボンは強引な基地の押し付けに対して、あきらめない意思を示したもの。米兵は命令ではずしているかも知れないが、そっとしておいて欲しかった。残念」と話した。
米軍の所有物に勝手に取り付けたので「そっとしておいて欲しかった」などと妙に大人しい発言にしているが、その一方では「沖縄から出て行け」など暴言を吐く同じ面々である。 米軍は撤去作業料でもテント村に請求したらどうだろうか。
そのテント村自体が辺野古区民の過半数の撤去要求の署名を突きつけられている。
辺野古移設の一番の当事者である辺野古区民は移設容認であることを日本国民は知るべきである。
上記写真は辺野古海岸の米軍基地の金網に反日変態サヨク集団が取り付けた違法な幕やリボンなど。
県内在住の有志から、次のような知らせが入った。
5月13日の早朝、県内の有志の男女9名が辺野古テント村に集結し、金網に等に貼り付けられた違法な横断幕などの見苦しい展示物を全部撤去しました。 テント村は8時から人が来るのでその前に作業を完了するため当日は午前6時起きで辺野古に向かったとのこと。
おかげでテント村の住人とのトラブルは避けることが出来たが撤去作業には1時間以上も掛かった。
ご苦労様でした。
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★★★★お知らせ★★★
日本復帰40周年 日米友好促進・感謝festivalがおこなわれます。
日時:5月19日(土曜日)13:00〜15:30
場所:沖縄市民会館大ホール
参加無料です
皆さん奮ってご参加ください。