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八重山教科書訴訟、やっと土俵に上げてもらった原告

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2月8日に那覇地裁で行われた「八重山教科書裁判」の印象を「破れかぶれの原告」と書いた。

今回は「やっと土俵に上げてもらった原告」、と書いておく。

第一回口頭弁論で明らかになったことは、訴状に変更が有り、これは裁判長の指導の下に原告と被告の変更があったという。

原告応援団の某ブログは、裁判長が訴状の変更を指導したことは、裁判長が当初から原告側に理解を示しているような意味のことを書いて狂喜乱舞の様子。

だが、これとんでもない見当違いである。 

裁判長が第一回口頭弁論の前に、当事者の一方に肩入れするはずはない。 裁判長の指導は訴訟の条件を具備していない訴状では議論にもならないので、見かねて助言したに過ぎないのである。 つまり場合によっては門前払いになりかねないお粗末な訴状を何とか論議する土俵に上がる指導をしたのだ。

これが刑事告訴であったら訴訟条件を満たしていないので、公判維持が困難か、場合によっては門前払いのケースである。

刑事裁判で訴訟条件を欠く場合は、起訴も公判の維持もできないからである。

刑事告訴の門前払いで想いだすのが前石垣市長が「婦女暴行疑惑」である。 大浜市長がブログ告発を受けた時、石垣市議による「事実無根なら名誉毀損で告訴すべき」と追い詰められ、告発ブロガーを刑事告訴するという事件のこと。

結局、婦女暴行事件は事実であったため名誉毀損は成立せず、前市長の刑事告訴は門前払いになったことが記憶に新しい。

今回の教科書訴訟も、刑事告訴であれば門前払いされるほど訴訟条件が具備していないお粗末な訴訟劇であった。

だが、民事であるため裁判長が何とか訴訟の形態を保つために訴状に変更の指導をしたというのが真実である。

被告側の答弁書に原告が移住する可能性を指摘していた点も、原告の「訴訟条件」の不備を指摘するとともに、原告がプロ市民であることを一般に知らしめるための戦術だと推測される。

では法律の専門家である弁護士が代理人が、このようなお粗末な訴訟を起こした理由は何か。

本来であれば、八重山教科書問題が起きて以来終始原告側の法的相談に乗り、自身も新聞等で論陣を張っていた八重山出身の左翼弁護士・仲山忠克氏が代理人なると思われていた。

仲山弁護士は玉津教育長糾弾の急先鋒である「ゾンビの会」の代表仲山忠亮氏の実弟である。

これらの事実からすると、仲山弁護士こそ原告側代理人として最適の弁護士だと思われていた。

ところが実際に行政訴訟の話が持ち上がったとたん仲山弁護士は敵前逃亡してしまった。

その理由は何か。

おそらくは反日左翼複合体の一味として嘘八百を並べて住民を扇動してみたが、いざ訴訟となると相手が文科省では勝ち目がない、と敵前逃亡を図ったのではないか。

弁護士の信憑性、三百代言か

そんな時、最近石垣島の景観条例に基づく差止訴訟の住民側代理人を務めた井口博弁護士にピンチヒッターの白羽の矢が当たったのではないか。 従って井口弁護士は法律の専門家ではあっても、これまでの経緯を「発狂3紙」に頼ったため訴状作成等で原告や被告の資格の点で不備があり、それを裁判長が指導し正したというのが真相だろう。

いくら環境訴訟には明るいといえ、突然無理筋の訴訟を押し付けられる形となった井口弁護士は、破れかぶれで原告側代理人引き受けたのではないか。

訴えるべき相手は文科省だ。

東京書籍版採択にこだわる竹富町教委に「有償給付」を指導したのが文科省であることは明らかであり、被告を石垣市教育委員会から石垣市変更したり沖縄県を追加したところで、勝負は既に決まっているようなものである。

なおコメント欄に原告応援団がピンと外れの書き込みがあるようだが、彼ら原告応援団の特徴は「発狂3紙」の報道のみを妄信し、隠蔽された「不都合な事実」にはかたく目を閉ざし、決して自ら事実を知る努力をしないということである。

危機に瀕したダチョウが砂に頭を突っ込んで、危険を見ようとしないのと同じ類である。

報道によると原告の親と子らは次の二点の請求を県と石垣市(与那国町も追加)にしたことになる。

1)東京書籍版教科書の無償給付

2)9・8全教委協の協議の正当性の確認

1)の「無償給付」の請求は、請求する相手を間違えていることは、いまさら法廷で決着をつけるほどのものではなく、文科省相手に請求すべきは明々白々である。

2)の「9・6全教委協議会の正当性の確認」についても、法廷に確認を求めるまでもなく、その正当性は容易に否定できる。 「9・8全教委協」が何の法的根拠もない井戸端会議の類であることは読者の反論で明々白々であるし、八重山日報の詳細な報告が何よりの証拠だ。

この裁判は当初から提訴そのものに無理が有り、相手を文科省(国)にしようが、石垣市や那国町、それに県を巻き込もうが、勝負は初めから決まっているようなものだが、次回の口頭弁論までに再度触れてみたい。

 

【おまけ】

2月8日の第1回口頭弁論で原告が冒頭で読み上げた意見陳述書が、原告応援団ブログに掲載されているので引用させてもらった。

原告が必死になって普通の一市民であることを装っていることが見え見えの陳述である。なお強調部分は引用者が施した。



≪ 意 見 陳 述 書      

本日、第一回口頭弁論期日を迎えるにあたり、私たち原告の思いを述べさせていただきます。
 
 私たちは、石垣市で暮らす、普通の一市民であり、一母親に過ぎません。そんな私たちの一番の関心事は、子どもたちの成
長です。私たちは、子どもたちが、健全に育つように、そして、未来の社会を支えていく子どもたちが、夢や希望を持ち、社会に
貢献できる人に育っていけるように、微力ながら、試行錯誤で、子育てに向き合っております。



 さて、昨年、八重山におきまして、中学3年生で使用する公民の教科書の採択を巡って問題が起こりました。
 
 私たち一般市民は、新聞やテレビの報道を通して、私たちの住む八重山での教科書の採択の問題を知りました。そのよう中、アメリカ留学を終えて帰ってきたばかりの八重山高校3年の女子高生の新聞への投稿文「八重山の民主主義は大丈夫?」
の問いかけは、私たちを含め、八重山の大人たち一人ひとりのあり方が揺さぶられました。

 私たちは、一母親として、子どもを取り巻く環境で、私たちの知らないところで、何かが決まろうとしていることに危機感を覚え
ました。私たちが、教育行政に不信感を持ったのは、何よりその採択が、市民にまったく公開されず、何の説明もなく不透明に
進められていることでした。



 「なぜ、こんな問題になってしまったのだろう?」母親仲間で、集まるたびに、そのことが話題に上がっていきました。このよう
に問題になるまで、私たち母親は、教科書が、地域ごとに選ばれている現状すら知りませんでした。私たちは、報道や聞きかじ
りの情報からでなく、事の実際を知ろうと、仕事が終わってからや、休みの日に、自分たちで、資料や情報を集めることから始め
ました。

 私たちは、教育行政の仕組みさえ知りませんでしたので、教育委員とは、教育長とは、というところからはじめました。そして
教科書の採択の仕組みも勉強しました。八重山採択地区協議会という組織があること、その規約がどのようになっているのか
などを調べました。関係者には、直接、聞き取りもしました。このようにして、私たちは、資料を整理分析し、事の実際を把握して
いきました。



 この問題では、平成23年8月23日の八重山採択地区協議会と平成23年9月8日の教育委員全員協議の二つの採択のど
ちらが有効かが争点となっています。

 しかし、私たちが調べた結果では、8月23日の八重山採択地区協議会の答申を受けた各教育委員会の採択で、同一の教科
書にならなかったことから、県教育委員会の指導助言のもと、教科書無償措置法に基づき、八重山地区教育委員協会で早期
解決の方法を探る協議を経て、9月8日、教科書の同一化に向けて行われた八重山地区全教育委員による協議によって、適正
に東京書籍の公民教科書が採択されたことははっきりしています。

ところが、石垣市と与那国町の両教育長は9月8日の採択は無効であるとする文書を文科省に提出し、これを受けた文科省
は、教科書の採択として無効であることが明らかな8月23日の答申の採択の方が有効との見解を示すに至りました。

 そしてさらに文科省は、東京書籍の採択が有効であると正しく主張している竹富町に対して、教科書無償配布の対象としない
との措置までをとろうとしています。



 私たちは、八重山地区の教育委員全員の協議で決定した9月8日の採択を、文科省というお役所が八重山地区の決定を無
視して強権的、一方的に八重山の教科書を決めようとする事態に、民主主義とは何かをあらためて考えさせられました。
 
 私たちは、子どもたちに、相手の話をよく聞いて、言いたいことは、はっきりと伝えるようにと、日頃から教えています。私たち
は、この法廷の場で、真実を明らかにし、適法な教育行政が行われたのかどうかを問うことにより、民主主義とは何かを身をもっ
て教え、親としての責任を果たしたいと決意し、裁判を起こしました。

 原告になった私たちは、この問題を八重山の方々と学ぶため、石垣市で2回、西表島で1回、与那国島で1回、勉強会を開き
ました。各地域で、教科書を受け取る対象の生徒さん、父母、地域の皆さん方の参加があり、活発な意見交換も致しました。各
地で、応援の和が広がり、この訴訟が注目されているのを肌で感じてきました。



 八重山で起こったこの一連の騒動は、八重山の子どもたちの目にも映っています。私たち大人の姿勢は子どもたちに見られて
います。

 八重山で起こったことは、八重山の住民の手で、民主主義社会の仕組みに則って解決したいと思っています。

 私たちは、母親として、未来の民主主義社会を支えていく子どもたちに、この教科書問題は、民主主義社会の仕組みを知る生
きた公民の学習であり、民主主義を問う良い機会だったと胸を張って話せるようにしたいと思います。

 新しい教科書が配布される4月が目前に控えています。この裁判で、速やかに、このたびの教科書採択に関する一連の事実
が明らかにされ、八重山の中学生に正しく採択された公民の教科書が配布されることを強く望みます。

 そして、被告の石垣市、沖縄県の関係者の皆さまは、この問題からに逃げることなく、早急な解決へ向けての事実を明らかに
していく努力をしていただきますようお願い申し上げます。



 裁判所には、以上の私たちの思いをご理解いただき、迅速公平に審理をお進めいただきますよう切にお願い申し上げます。
                                                             
                                                                    以 上 ≫


【おまけ】2 

2月 2日 2012 文科省が竹富町教育委員会に…http://www.y-mainichi.co.jp/news/19294/

 

 文科省が竹富町教育委員会に対して教科書の有償配布を要求し、竹教委がそれに反発しているというような報道に接し続けていると、何だかだんだん竹教委のみが問題であり竹教委が不法行為をしているような印象を抱いてしまうから単なる印象というものは実に恐ろしいものだ▼その間、石垣、与那国両教委には何の問題もなく、そのまま育鵬社版の配布が成り行き上自然だとの印象が生じ、しまいにはウヤムヤのうちにどうでもいいのではという雰囲気さえ醸し出されてくる▼ところが問題ははっきり存在し、しかも何ひとつ解決されてはいない。文科省、沖教委、石教委、竹教委、与教委すべて問題含みである▼そして、その発端は石垣市教育長の独断的行動であった。繰り返せば、採択委員の構成を変えたこと、調査委員の推薦もない育鵬社版に決めたこと▼三市町教委の一致が得られず、急きょ沖教委の立合のもと全教育委員出席の会合で東京書籍版に決まるとそれを不服として文科省に訴え、文科省が直ちにそれを受け入れ沖教委の見解を否定したこと、しかし沖教委は9月8日のその決定を有効と主張していること等々である▼一体どうなるのか全く分からないが、問題は何ひとつ解決されていないことだけはもう一度確認しておきたい。(八重洋一郎)

             ☆

以下は石垣市に長期逗留中と思われる黄門様のお小言です。

             ☆

宜野湾の口害の洋一、八重の毎日の洋一。
名も同じならば、考えも、おそらく似たものどおしでしょう。

「芸術家」を自称し、時には「算学塾」の先生、八重洋一氏。
八重の毎日が、八重山毎日の八重氏が、教科書問題について
論理不連続な負け惜しみを「不連続線」コラムに書いています。

「不連続線」結語、
「一体どうなるのか全く分らないが、問題は何一つ解決されていないことだけは
もう一度確認しておきたい。」

簡単な一連の経緯、論理が分らずに、自分の論理に当てはまらないので、
「帰謬法」の命題の証明ができないため、イソップ物語の狐のように、
負け惜しみを言い、もがいているようです。(笑)

八重氏、優秀なのか、優秀すぎてバカなのか、一体どうなのか読者は
全く分らないです。問題はそのうち一つ残らず証明されることだけは
間違いないので、しっかりと確認しておきますぞ。



石垣島、匿名より

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