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第一部 風は南から? 尖閣と教科書 つくる会周到に布石
「尖閣事件と歴史公民教科書」と題した講演会が2011年1月30日、東京の文京シビックセンターで開かれていた。主催した「新しい歴史教科書をつくる会」の幹部らが次々と登壇し、尖閣諸島周辺で前年起きた中国漁船と海上保安庁の巡視船の衝突事件をめぐる菅政権(当時)の弱腰外交を痛烈に批判。現在の教科書については「防衛が国家の第一の役割であることが教えられていない」と指摘する声が相次ぎ、会場は300人以上の参加者であふれた。くしくも、この日から約半年後に八重山で教科書問題が表面化する。
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講演会には、石垣市議の仲間均さん(62)が招かれていた。仲間さんは尖閣上陸計14回、船舶安全法違反の書類送検が13回の「経歴」を持つ。その数週間前にも上陸。この日は特別現地報告としてマイクを握り「国家主権とは何なのかを申し上げたい」と持論を訴えた。
仲間さんの報告に続き、次々に幹部らが登壇。「日本人が尖閣問題に無知であり、関心がなったのは日教組教育の当然の帰結。これを打ち破るのがこれからの仕事だ」(藤岡信勝・拓殖大学客員教授)「公民教科書の歴史の中で、まったく防衛が国家の目的として捉えられたことがない」(小山常実・大月短期大学教授)など、尖閣問題を愛国心と国防につなげる言葉が会場に響いた。
尖閣問題と教科書はどうつながるのか。昨年暮れ、石垣市内の事務所で取材に応じた仲間さんは「尖閣は日本領土で石垣の行政区だが、市民でさえ知らない。学校でも教えない。尖閣を国民全体で考えなければ」と強調。つくる会系の教科書には尖閣問題が詳しく掲載されているとした上で「八重山の子どもに一番適している」と主張した。
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今年4月から中学校で使われる公民教科書の選定・採択に向けては、昨年6月から選定作業が本格化。八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は規約を改正し、調査員(現場教師)による推薦図書の順位付けを廃止。委員は、玉津氏の思想に近い人と入れ替えられ、独特の歴史観を持つ「つくる会」系の育鵬社版を選んだ。
地元の教育関係者から、「育鵬社ありき」のこの動きの裏に、講演で登壇したつくる会幹部の「入れ知恵がある」との指摘もある。
一方、冒頭の後援会の約2週間前の1月14日、石垣市民会館であった「尖閣諸島開拓の日を定める条例」制定記念式典でも、つくる会と今回の教科書選定につながる動きが見て取れた。
当時、つくる会会長の藤岡氏から、中山義隆市長と伊良皆孝信市議会議長宛てに送付された祝電にはこう書かれていた。「尖閣諸島を守り抜くため、ともにたたかいます。学校における領土教育を充実させ、主権を守ることのできる国民を育てるための教科書づくりに邁進することを誓います」
(復帰40年取材班・吉川毅)
[ことば]
尖閣事件
2010年9月、尖閣諸島周辺の日本の領海内で、海保の巡視船に中国漁船が衝突。海保は公務執行妨害容疑で、漁船の中国人船長を逮捕した。中国は、日本の対応次第で今後の両国関係に影響すると警告。那覇地検は「外交問題」という異例の理由を付け、処分保留で釈放。その後、那覇地検審査会が船長を起訴相当と議決した。今後、強制起訴されるが、公判が開かれるのは難しい見通し。(沖縄タイムス 2012年1月5日)
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年明け早々、石垣市の行政地区である尖閣諸島に上陸、調査をした市会議員の仲間さんは沖縄タイムスの取材にこう主張した。
「尖閣は日本領土で石垣の行政区だが、市民でさえ知らない。学校でも教えない。尖閣を国民全体で考えなければ」
正論である。
日本国民として、八重山住民として、尖閣問題が詳しく掲載されている育鵬社版教科書が「八重山の子どもに一番適している」のは当然である。
沖縄タイムスと仲間さんの意見は真っ向から対立する。
育鵬社版に反対キャンペーンを続けている沖縄タイムスは、仲間さんの主張に対しては反論どころか何のコメントもしていない。
反論はしてないが「つくる会周到に布石」の大見出しは、明らかな印象操作だ。
いかにも育鵬社採択の背後には得たいの知れない大きな力が動いて、八重山住民の知らない間に育鵬社採択の布石が打たれたという妄想である。
沖縄タイムスは11月20日の社説でも、次のような妄想を逞しくして読者を誤誘導をしている。
≪陸上自衛隊の与那国への配備計画をスムーズに進め、南西地域の防衛体制強化を図りたいー。 そう考える中央の意図が見え隠れするのである。 ・・・水面下でつながる二つの動きが、政治的に仕組まれ、ほぼ同一時に噴出した。 住民は唐突な動きに戸惑い、揺れている。≫
イってしまった記者の幻覚に見え隠れするのは「中央の意図」だとのこと。(爆)
育鵬社版採択の陰には、狂信的軍国主義者やそれを支援する「中央の意図」が策謀しているとでも言いたいのだろう。
理屈で言えば「極悪複合体」の理不尽な言いがかりに過ぎないが、そこを妄想逞しく印象操作するのが発狂新聞の得意技である。
住民が戸惑っているのは、常軌を逸した「発狂3紙」の発狂報道に対してであり、むしろこれまで何も知らされないままに教員が一方的に教科書採択されていた事実がわかっただけでも良かった言う住民も多数いる。
沖縄タイムスの妄想に対し、育鵬社の責任者である八木秀次高崎経済大学教授は、こう述べている。
≪妄想は勝手だが、育鵬社版の採択は地区の教育関係者の独自の判断でで、育鵬社の関係者は採択の働きかけを全く行っていない。 自衛隊配備も国境の島として毎日、中国の脅威にさらされている地元の人たちが、例えば安心して漁業ができるようにとの思いが誘致しようと動いたのが実態だ。「中央の意図」など存在しようがない。≫(『正論』2月号)
沖縄タイムスは、仲間議員が育鵬社版教科書を推薦する理由にまともに反論できないので、育鵬社版採択の背後に蠢く「中央の意図」を妄想しているが、育鵬版を決めたのは民主主義のルールに従った民意の結果であり、与那国町への自衛隊配備要請も与那国町の民意である。(外間与那国町長は誘致派、町議会も誘致派が多数)
ここで注目すべきは、昨年来問題になっているのは歴史教科書ではなく公民教科書という点だ。
採択前から発狂3紙が異常な反対キャンペーンを繰り広げていたのは「集団自決」の記述をめぐる歴史教科書だったはずだ。
ところがその歴史教科書は「8・23協議会」で多数決で帝国書院版が選定され、育鵬社版に投票した石垣市教委、与那国町教委も不本意ながらも同一教科書の無償給付を受けるため、「無償措置法」に従い答申とおりの帝国書院版を採択している。
これで教科書問題は一件落着かと思われたが、続く公民で育鵬社が選定されると、今度は矛先を公民教科書にスウィッチし、狂ったような報道を開始したのは周知の通りである。
では、「彼ら」が育鵬社版教科書に反対する理由は何か。
これまで八重山地区を、いや沖縄全体を支配してきた「彼ら」圧倒的教育界の支配にヒビが入るからだ。
たかが教科書という意見もあるが、巨大ダムの崩壊も蟻の一穴からというたとえもある。
それだけ「彼ら」にとって育鵬社版教科書採択の衝撃は大きかったのだ。
この騒動を通じて筆者は「彼ら」のことを「極悪複合体」の命名したが、最近(反日左翼複合体)と但し書きを付け始めた。
ところが最近「彼らがイデオロギーにとらわれた集団であることは間違いないが、反日であるかどうかは疑問だ」という主旨メールを複数いただいた。
彼らが「32年テーゼ」の呪縛を自覚しているかどうかはさて置いて、少なくとも日本解体を狙った「32年テーゼ」の狙い通りのイデオロギー活動を、ソ連解体後も連綿と続けているのは事実であり、その意味では「反日左翼複合体」という命名は決して間違っていないと自負するくらいである。
11月19日、与那国町で自衛隊に反対する「与那国町改革会議」が開かれた。 その実行委員会は、自治労、沖教組などの八重山支部からなる「極悪複合体(反日左翼複合体)」である。
彼ら「反日左翼複合体」が育鵬社版教科書に反対する理由は、この教科書で学んだ子どもが健全な領土意識や防衛意識を持ち、自衛隊の存在意義を理解して、与那国への自衛隊配備に理解を示すように育つのを恐れるからだ。
慶田盛竹富町教育長が「子どもたちに触れさせない」というのもこの理由からだ。
その一方で、彼らが賛成する東京書籍版には尖閣の領有権に関し中国の主張をそのまま無批判に掲載し、自衛隊は憲法違反であるという趣旨で書かれている。
こうしてみると、彼らは「反日」どころか「売国複合体」と命名した方が的を射ているかも知れぬ。
【おまけ】
本日(12日)午後10時より、読者の「わんぬうむい」さんがキャスター(パーソナリティ)を務めるFMラジオの「宜野湾市長選挙」にからむ米軍基地問題、教科書問題など保守革新大歓迎の生放送をするとの事です。
参加者は締め切ったとの事ですが、是非ご聴取ください。
ご承知の通り、沖縄のメディアは新聞からテレビラジオに至るまで左翼に乗っとられた感がありますが、今回の八重山教科書問題でわかったように中立報道を守る小さな新聞・八重山日報などのに県民は注目し始めました。
FM21も小さいながら中立報道を守って孤軍奮闘しています。
電波の入らない地域もパソコンで聴取できますので、必ず聞いてください。
メルアドなどは文末に記して有ります。
以下はキャスター(パーソナリティ)のわんぬうむいさんのコメントです。
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先日、この場をお貸りしまして番組への参加者を募集させて頂いたところ、多数の方々のご参加を頂きました。
残念なことに、沖教祖のM女史や、いつも汚泥のようなコメントを寄せて頂ける基地外さんからのエントリーはありませんでした。
今月は、来る宜野湾市長選挙に向けて、様々な論点から情報を発信してまいります。
その中では、伊波洋一氏を押す方々の正体など、普段マスコミが報道しない事実なども公表していく所存です。
狼魔人様の日記には、沖縄マスコミが県民に伝えたくない事実が数多くあり、私も大変参考にさせて頂いております。
これからは、左系の連中から「ネトウヨ」とレッテル貼りをされていた沖縄の良識が、放送という手段を使い、堂々と表に出て行くことになるでしょう。
話は変わりますが、那覇に護衛艦「いせ」以下数隻の艦が入港し、それにハンタイするプロ市民団体200名が駆けつけたそうです。
県庁を封鎖し恥ずかしい姿を晒した連中も200名でしたが、同じ連中でしょうか?
それに糸数慶子氏も参加したとのことですが、中国の船が尖閣で大暴れしたときにはチン黙し、自国の自衛隊が来たら反対する???
更に沖縄のことは放り出し、韓国へ逝って日本大使館前の嘘っぱち人形に詣でたあと、韓国人を引きつれ、読谷の「恨之碑」に参拝したとか・・
いったいどこの国の人間なんでしょうね?
こんな連中が推す候補者ってどうなんでしょう?
良識溢れる皆さんと、とことん語り明かします。
周波数は76.8Mhz
ネット視聴は、http://www.stickam.jp/profile/fm21 もしくは http://fm21.net/
メッセージは radio@fm21.net わんぬうむい宛
毎週木曜日午後10時から生放送です。
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