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語るに落ちた沖縄タイムス

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【追記】 17:05

PCの操作ミスで予定していないコメントがアップされていましたが、削除いたしました。

意味不明でご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び致します。

                 ★

昨日の沖縄タイムスの年末特集「ニュースその後 2011(4)」が八重山教科書問題を取り上げている。

またぞろイってしまった記者の登場で「発狂記事」で読者を楽しませてくれるのかと思いきや、署名は儀間多美子となっており、内容は案の定「女子会レベル」の面白くもなんともない内容。

要点を抜粋引用するとこうなる。

≪事の発端は、八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)による調査員(現場教師)の順位付け廃止などを盛り込んだ規約改正だ≫

ここで儀間記者が必死に印象操作を試みているのは、次の構図だろう。

「独裁者・玉津氏が民主主義を踏みにじって、従来行われていた教育の専門家である現場教師による選定を強引に廃止させたことが教科書騒動の原因である」

簡単に言えば、混乱の原因は玉津氏が行った規約改正と言いたいのだろう。

事情を良く知らない読者なら儀間記者の印象操作に乗せられるだろうが、それも今となってはごく一部だろう。

大方の読者はそれほどバカではない。

玉津教育長はこれまでの現場教師による違法な採択を廃止するため規約改正を合法的に行ったに過ぎないことは賢明な読者は先刻承知のこと。

しかも反玉津派の県教委さえも規約改正については一度も瑕疵があるとは指導(指摘)していない。

儀間記者は最後には憲法に助けを求め次のように文を締めくくっている。

≪協議会の有り方や教科書関係2法の矛盾に加え、憲法が定める「義務教育は無償とする」とした規定の解釈なども加わり、同問題は着地点が見えぬまま年を越そうとしている≫

この部分も「義務教育は無償とする」とする憲法を持だされると、前に述べた「女子会」レベルの読者は誤誘導されるかもしれない。

だが、この問題が年を越すことは間違いないにしても着地点は明らかであり、県教委・竹富町連合軍の選択肢は次の二つ以外にはない。

(1)「8・23協議会」の選定通り、育鵬社版を無償給付を受け入れる。

(2)東京書籍版を有償給付で採択する。

反玉津派が繰り返し「説明責任」、「情報公開」を主張しているが、彼らが合法だと主張する「9.8全教委協」の協議に関しては「情報公開」されているにも関わらず、その内容について詳しく報道しているのは八重山日報ただ一紙のみというのは不可解である。

「発狂3紙」が揃って合法だと主張するのなら、その会議の詳細を紙面で「情報公開」し、合法であるという根拠の「説明責任」を果たすべきではないのか。

少なくとも儀間記者の年末特集では、「9.6全教委協」の正当性について触れるべきなのに、ひと言も触れていないのは、触れたくないのが本音なのではないのか。

これまで反玉津派が文科省に真っ向から反旗を翻す根拠が「9・8全教委協」の正当性だったことを考えれば、八重山教科書問題を総括した年末特集で、儀間記者が肝心の「9・8全教委協」の合法性については一言も触れていない事実こそ、語るに落ちたということだろう。(語らぬに落ちた?)

そういえば儀間多美子記者は確か又吉嘉例記者の八重山教科書問題チームのメンバーではなかったのか。

専従チームに加わって問題を検証していくうちに玉津氏の正当性が見えてきたのではないのか。

少なくとも普通の判断力のある記者が集中して問題に取り組んだら、事実が見えてきて、誰かさんのようにイってしまった記事は書けなくなるのだろう。

沖縄タイムス名物の「イッた記事」が見れないのに一抹の寂しさを覚える今日この頃である。

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【おまけ】

12/24
■八重山日報

教科書問題、成果なく
野党と教育長応酬
 19日から4日間の石垣市議会一般質問では、与野党8人が教科書
問題を取り上げ、9月議会に続いて「教科書議会」の様相を呈し
た。育鵬社の公民教科書採択を批判する野党に対し、改革の正当性
を主張する。玉津博克教育長という構図は9月議会と同じ。双方と
も歩み寄らず「成果」を出せないまま終わった。
 池城孝氏「教科書問題で3市町、保護者、学校現場、教師OB、教
育委員との絆が崩壊した」
 玉津教育長「ルールをしっかり守っているのは私たちだ。ルール
を踏まえ、チームプレーを引き続きやっていきたい」
 革新系の野党議員は「保守系」とされる育鵬社の公民教科書に激
しく反発。玉津教育長は、法にのっとった教科書であることを強調
して譲らない。9月議会と似たような内容の押し問答に、ある市民
は「いつまで続くのか」とため息をつく。
 野党にとって今議会は「玉津教育長の月刊誌の発言」「高校生の
保護者の公開質問状」などという新たな攻撃材料もあったが、ほと
んどが地元紙の報道を根拠ににした質問。報道以上の答弁を引き出
せず「不発」の感が強い。
 玉津氏の答弁に対し野党が「答弁になっていない」と反発、これ
に対して玉津氏がまた同じ内容の答弁をするなど、堂々めぐりの議
論も目立った。
 教科書無償措置法と地方教育行政法の優先関係、全教育委員によ
る協議の有効性など、複雑な法解釈をめぐる応酬は、多くの一般市
民にとっても分かりにくかったはずだ。
 玉津氏の答弁に業を煮やした野党議員が罵声や怒号を浴びせると
いうパターンも9月議会と同じ。こうした質問態度に「冷静さを欠
く」という指摘もある。
 玉津氏の「失言癖」もぶり返した。教科書選定の方法について
「文科省の指導もあって」答弁したあと、翌日になって根拠を問わ
れ「ぴったり一致する資料はない」とトーンダウン。
 答弁が準備不足だったことを認め「小底嗣洋議員の事前の通告の
ない質問から始まっている」と説明したため、激怒した小底氏が
「質問者に対して失礼だ」と玉津氏に詰め寄る場面もあった。
与党からは唯一、砥板芳行氏が教科書問題を取り上げ、県教委の矛
盾した言動を暴露するなど、玉津氏を援護射撃。仲間均氏は一般質
問冒頭の「所見」で「なぜ育鵬社の教科書だけが問題になるのか。
まさに改革とは抵抗だ」と強調した。
                  (仲新城誠)


■八重山毎日 12月24日

社説
どこまでなら譲歩できるのか
ー混とんから抜け出す術は県教育長にー
▲県教育長よ水先案内人になれ
 28日仕事納めまで平日3日しかない。このまま「八重山教科書問
題」は収束することなく年を越すことになるのだろうか。あまりに
も無責任ではないのか。市町民、保護者、生徒に対してどう申し開
きするつもりか。互いに譲らない。自己の意見のみに固執し、周辺
を省みない。あまつさえ他を罵倒(ばとう)し続ける。利己主義を
通り越してナルシシズムに陥っているのではないか。
 これでは舟を寄せ停泊させる岸壁はどこにもないだろう。水先案
内人がほしい。それは、県教育長において他にいない。
 先に行われた4教育長会談は失敗に帰した。もくろみは外れ、後
にも先にも行けない手詰まり状態だ。ここまで来たらそれぞれ自己
主張を曲げるとは到底思えない。そのことは県教育長自身がよく
知っているはずだ。そこで、論点を整理し、接岸場所はどこにする
のかをまず決めなければならない。
 そのためには、どこまでなら譲歩できるのか、その妥協点を探り
提案することが必要だ。ときに民主主義は「妥協の産物」である。
このことを私たちは、長い歴史と政治や生活の中で経験則として
知っている。それは智恵となって今に息づいている。その智恵を活
用すべきだ。それは「ぶれ」とは言わない。
▲やむなく文科省見解に立ったとして
 竹富町教委に対して東京書籍教科書を採択する場合、有償とす
る。今月末までの冊数報告を求めるーの文科省見解及び通知にやむ
なく立った場合、その妥協点を探ってみた。
 ○石垣市教委の場合ー育鵬社教科書を望んでいるから、それを果
たすことで満たされる。竹富町教委に育鵬社版の採択を求めない。
 ○与那国町教委の場合ー石垣市教委に同じ。
 ○竹富町教委の場合ー町教育委員会の方針どおり東京書籍教科書
を採択する。石垣、与那国両教委に同調を求めない。24年度購入
分有償の財政措置を県教委に求める。それがかなわない場合は町議
会が責任を持つ。
 ○県教委の場合ー竹富町教委と合議をし、「通知」することで県
教委としての責任を明確にする。文科省と25年度以降の無償措置
および法の不備や省令・政令制定について直ちに協議に入る。
 こんなことが考えられるが、その程度のものはとうに考えている
ことだろう。問題はそれを実行するための決断ができるかどうかで
ある。全国を揺るがすような大きな問題に発展した。激しい主義主
張の衝突が続いている。訴訟にも発展した。
 途中、はしごを外されたという憤怒もあるだろう。県教育行政の
自負もあるだろう。そんな中での決断だ。もはやこの混とんから抜
け出す術(すべ)は県教育長しか持っていない。
 状況は「衝突」から「指導」という第二ステージに変わった。指
導は「指示」と「導く」からなる合成語だ。これまで指示はあった
が、導く花かった。今がその時ではないか。
▲3市町長はダンマリでいいのか
 教育行政に首長は関与しないーの、いわば教育不可侵権とも言う
べきものを行使してダンマリを決め込んでいる。その姿勢は評価さ
れるが隠れみのになっていやしないか。
 3市町長は意中の者を推薦し、教育委員選出議案として議会に上
程。同意を得て選出された。その委員が教育長になったのである。
そして今、それぞれの立場で苦境の中にある。
 意思決定に関与せよとは言わない。教育や学の独立を尊厳する中
で、少なくても情報交換、展望等の話し合いを持っていいのではな
いか。展開次第によっては対応策も生まれよう。ことに今回の場
合、教科書有償という財政的な問題にまで発展している。手をこま
ねいているわけにはいかない。意思疎通があっていい。なにより
も、3市町民が安心する。そのことを知りたい。
 わが国の政治は転換期に来ていると言っていいだろう。大阪や名
古屋市長選に見られるように既成政党に全く信を置いていない。地
域主権改革が進んでいる。「下克上」状態だ。一方で、地方分権は
叫べど遅々として進まない。今回の八重山教科書問題は、全国に向
け地域主権改革や地方分権の必要性を強いインパクトで発信した。
3市町長はここにも目を向けるべきだ。
 市民運動がいよいよ先鋭化する中で市町民は収めきれない状況に
いら立っている。それは怒りに近い。3市町長には何か出番がある
はずだ。

 12/23
■八重山日報

教科書問題質問要旨

宮良操氏
ー市民に採択事務のすべての情報が開示されていない中で、軽率に
も月刊誌のインタビューで全国的に情報を開示している。なぜ一方
では市民や議会に情報開示せず、中立性を守らないといけない人が
一方的な背景を持った人たちの取材に応じて、このような汚点を残
すのか。これが中立を守る教育長の職責なのか。
玉津教育長・教科書問題について、いろんな形で理解をしてもら
いたいという思いから対談に応じた。
ーとんでもない答弁だ。誰の理解を求めるのか。
玉津教育長・雑誌を読んでいただく方ということになる。
ーこの雑誌は会員制雑誌だ。市の教育関係者が、市民、行政よりも
会員制雑誌の理解を得るためにこんなことをするのか。県紙や地元
紙は偏っているといいながら、この雑誌は偏っていないのか。
 玉津教育長・私は思想的な考えで教育行政をやっているとは認識
していない。
ー教科書問題で、高校生の保護者から公開質問状が出ている。当時
校長の教育長しか知り得ない高校生の情報がなぜ流出したのか。
 玉津教育長・月刊誌で話した内容は新聞の取材でも話した内容
で、新たな情報を開示しているとは理解していない。
ー(地元紙に投稿した高校生は)留学して民主主義に理解を深め
た。子どもの成長をこういう立場で見るべきだ。なぜ「偏った情報
をうのみにした」と。教育者としていけないことを言うのか。
 玉津教育長・民主主義を実践する場合には、保守的とか革新的と
かさまざまな意見を踏まえた上で判断する。投稿を見ると、意見収
集の部分が十分ではないと思っている。まだ若いので、民主主義を
しっかりと考えてくれると心から期待し、応援している。
ー県紙が、採択地区協議会の議事録が改ざんされたと報道している
ことに説明を求める。
 玉津教育長・議事録は会議の要点を記録するもので、一言一句記
載しなくてはならないものではない。しかし市教委の担当者は一生
懸命聞き取りをし、そのまま記載した。私が把握しているのはこれ
だけだ。新聞は事実無根だ。
ーボイスレコーダーの開示を求める。教育長は支離滅裂で不適格者
だ。こういう軽率な行為を慎みなさい。

前津究氏
ー調査員が推薦しない育鵬社がなぜ選ばれたか疑問が残る。
前花教育部長・協議会の審議が形骸化していた。委員に権限がある
ことを明確にし、責任を持って選定する自覚を促したものだ。
ー過去の議会、今議会でうそやでたらめな答弁をしたことがある
か。
 玉津教委長・私の答弁がうそ、でたらめであるという認識は持っ
ていない。
ーきのうの小底氏の質問で、文科省の通知があったというが、資料
の提出を要求する。
 玉津教育長・小底氏の質問は突然だったので、私の答弁にあいま
いな表現があったことはお詫びしたい。協議のあり方はこうしなさ
いということ(指導)はない。文科省の文書は平成2年3月20日付
け初等中等教育局の文書。自分なりに理解して協議を進めているも
のだ。「(採択の)理由を公表する場合には、教科書の特色などに
留意し、単に教科書に優劣をつけるものにならないよう配慮する必
要がある」とある。
ー文科省が名前を伏せなさいと通知でしたと言った。あなたの解釈
を求めているのではない
 玉津教育長・きのうの発言にぴったり一致する資料はない。私が
教科書の名前を言わないで協議を進めようと考えたのは、私たちは
法律を解釈して事業をしているからだ。
ーうそがばれて困ったら小底議員が悪いのか。なぜ素直にないもの
はないと言わないのか。
 任命された委員は教科書を読んでいない。今回の改革はずさんだ
育鵬社選定のための協議会だったという答えにしかない。苦労して
取りまとめた調査員の報告書がほごにされて、推薦以外の教科書が
選ばれた。どう思うか。
 石垣委員長・調査書は大切にしたいと思う。参考にするが、それ
のみというわけにはいかない。自分の判断をするために大切だ。
 玉津教育長・読めないという方がいたことも事実。読んでくださ
いとお願いしながら、ここまで来た。4年後に向け、協議会の委員
の皆さんにしっかり意識を持っていただきたい。
ー委員が第三者と会ったという事実はあるか。
 玉津教育長・そのようなことは承知していない。
ー(育鵬社版を執筆した日本教育再生機構理事長の)八木秀次氏がニ
コニコ動画で「8月1日に育鵬社に決定したそうだとある筋から情
報が入った」と発言した。誰がそんな情報を流したのか。
 玉津教育長・私もあの動画は一週間後に見た。八木さんは八重山
地区にはノータッチとはっきり言っている。協議会の委員からは情
報は流れていない。
ー年明け早々調査が入り、司法の場で玉津氏に意図的な動きがあっ
たことが明らかになると期待する。


歴史教科書の提出要求へ
朝鮮学校補助金で東京都

へき地医療に頑張っている大浜長照医師を訪ねた話
屋比久正勝


八重山毎日

見出し

教科書問題
文科省は指導を否定
玉津教育長発言で市教委にも文書不存在

「改ざん」報道 改めて否定
宮良氏、音声記録求める

記者席
 石垣市議会12月定例会一般質問で最後に登壇した仲間均氏。初日
の長浜信夫氏が告発不受理を批判したことに「議会の告発事件に罵
詈(ばり)雑言、誹謗(ひぼう)中傷するのは議員としての品位を
疑う」と反論。野党7人が玉津教育長を放火を浴びせた教科書問題
にも触れ、「まさに改革とは抵抗である」と玉津教育長を擁護して
所感を締めくくった。

 

12/22
八重山日報

教科書問題質問要旨
池城孝氏
ー新学期を前に、公民教科書が定まらない現状をどう考え、八重山
採択地区協議会会長としてどのように責任を果たしていくのか。
 前花教育部長・選定教科書の変更はなかった。そこで会長の役割
を果たしたと考えている。文科省は閣議決定で、市教委に教科書を
無償給与することになっている。
ー住民訴訟の対応に追われることになるが、それで教育長の職責が
果たされるのか。
 玉津教育長・まだ訴状が届いていないので、今のところコメント
を差し控えたい。
ー新学期に向けて県教委、PTAから積極的な協力が得られるか。
ー教科書問題で3市町、保護者、学校現場、教師OB、教育委員との
絆が崩壊した1年だった。現状をどう感じているのか。
 玉津教育長・冠鷲プロジェクト、教科書問題を含めいろいろご意
見はあるが、この1年間、多くの方々が教育はどうあるべきか真剣
に考えてもらった。
ー絆の修復は難しい。冠鷲プロジェクトはお先真っ暗だ。市長の政
治判断が求められる。
 中山市長・教育長は法を犯したわけでもない。今後とも教育長と
して学力向上に取り組み、しっかりした教育行政を運営してほし
い。
ー絆が崩れ去り、チームプレーもできない。教育長として辞任が相
当だ。
 玉津教育長・ルールをしっかり守っているのは私たちだ。ルール
を踏まえ、チームプレーを引き続きやっていきたい。辞任の意思は
ない。

小底嗣洋氏
ー教科書選定で、子どもたちのために真剣な審議がされたと言える
のか。「協議会の責任と権限」とは、教育長自らのシナリオに基づ
いた育鵬社採択のための手段であり、巧妙かつ卑劣だ。
 前花教育部長・これまでは協議会の協議が形骸化していた。多数
ある教科書の中から調査員の報告書を参考に、委員が責任を持って
選定する自覚を明確にした。
ー採択された中身が公正・適正なものではなくてはならない。教科
書は果たして適切な判断で採択されたのか。
 玉津教育長・委員の皆さんはそれぞれの教科書に対してコメント
を寄せているので、それをもって協議をしたと理解している。協議
が十分でないという指摘もあるが、次の採択の時期には、もっと協
議ができるような改善を加えたい。
ー非常に苦しまぎれの答弁だ。議論も深めないで、どの教科書いい
か、悪いか判断しないで、ただ委員のスタンスで教科書が決められ
ている。
 玉津教育長・協議会は決して討論会ではない。私は協議会の進め
方について全国の会議の情報を集めた。教科書の名前を出さないの
はどうしてかというと、文科省の指導もあって、教科書はすべて検
定を通ったものなので、特定できるような名前はあまり使わないで
ほしい、ということだった。それは通知ではなくて、教科書採択に
ついての文書の中にある。
ー育鵬社版は改正教育基本法の趣旨にのっとっているというが、育
鵬社のみがのっとっているわけではない。必ずしも育鵬社でないと
いけないという理由にはならない。育鵬社が最も子どもたちにふさ
わしいという信念があるなら、もっと教科書の中身を熟読する中
で、具体的にどの部分が素晴らしいかを堂々と述べなくてはならな
い。それが説明責任だ。
 玉津教育長・今回の改革は教員による順位付け、1種絞り込みを
やめたいということ、そのためには委員の皆さんにしっかりと勉強
していただいて、自分なりの教科書を選んでいただきたい、という
ことで進めた。7月に入り、教科書をいろいろ調べ、それぞれの教
科書を選び、協議会に臨んだ。その結果が出てきている。


■八重山毎日 12月22日

見出し

「文科省の指導もあった」
採択地区協議会選定会議
玉津教育長 教科書名出さない意見交換で


「会議録改ざん」を否定
本紙取材に玉津教育長


県教育庁
従来方針を貫く姿勢
県教委定例会
教科書採択問題で報告

 

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