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■八重山日報 10月2日
教科書問題
国判断で最終決着か
県教委、違法状態是正せず
教科書問題は9月30日、中川正春文科相が記者会見で「最終段階
になったら、文科省として法律に基づいた結論を得たい。ルールに
従ってもらう」と述べてことで、最終的には国判断で決着する可能
性が出てきた。
◇法解釈詰める
3市町の採択教科書が異なるという違法状態の是正に向け、文科
省は9月15日、育鵬社版を選定した八重山採択地区協議会の答申に
従って教科書を一本化するよう県教委に指導。
しかし県教委は、違法状態の是正に向けた行動を起こしていな
い。このため文科省は、国として何ができるのか、省内で法解釈を
詰めている段階だ。
文科省幹部は同13日の自民党文科部会で、地方教育行政法に基づ
き、国は違法状態に対して是正措置を行えると説明。ただ、国や県
が市町に代わって教科書を採択することはできないという解釈も示
している。
◇「答申は有効」
教科書をめぐっては、中川文科相が国会答弁で、育鵬社版と東京
書籍版の採択について「どちらもコンセンサスができていない」と
発言した。会見では答弁の真意について「協議会の答申は、規則に
従ってなされたと理解している。その後、個別の教育委員が納得し
ていないので、そこのところのコンセンサスを作らないといけな
い」と説明。
協議会の答申を無効と解釈する答弁だったとする一部観測を打ち
消し、答申が有効であることを確認した。協議会の答申は教科書無
償措置法を根拠にしており、政府は、同法に基づいて教科書を採択
するべきだとする答弁書を閣議決定。
答弁書では、育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択した8日の
全教育委員による協議について、無効とする見解も示した。
「答申には拘束力はない」とする県教委、竹富町教委の主張ではな
く、育鵬社版を採択した市教委、与那国町教委の主張を支持する立
場であることが明確になっている。
◇動かぬ県教委
しかし県教委は開会中の県議会での答弁で
(1)協議会の規約が直前に変更された
(2)調査員(教員)が育鵬社版を推薦していない
などを理由に、協議会の答申を問題視。9月8日の協議が有効だと
する見解を改めて示し、現在まで文科省の指導に従う様子はない。
協議会会長の玉津博克石垣市教育長は「私たちの不作為で教科書
が決まらないような印象を与える言い方をしており、迷惑だ」と指
摘。「(9月30日に全教育委員による協議の無効を確認したので)
県教委の姿勢が変わることに期待している」と話した。
☆
八重山日報の的確な報道を読めば、これまで「発狂3紙」によってミスリードされていた読者も、教科書騒動は既に決着がついたことに気がつくだろう。
県教組はこれまで竹富町を扇動した手前、徒に文科省見解を否定している。
が、これも時間の問題。
大城教育長と狩俣課長は関連法令の勝手な解釈で騒動を引き起こして責任は重大だ。
引責更迭は免れ得ないだろう。
それとも国を相手に、行政訴訟に打って出るつもりか。
恥の上塗りは勘弁して欲しい。
タイムス、新報の紙面が静かになった。
さすがに敗北を悟ったせいなのだろう。
だが八重山毎日は悟りきれないのか、本筋とは外れた問題を誇大記事で悔しさをにじませている。
自民党本部と県連八重山支部は、孤軍奮闘する玉津教育長を関連法令の解釈等で力強く援護射撃をした。
だらしがないのは自民党沖縄県連である。(怒)
■八重山毎日 9月2日
自民県連
「言っていない」と猛抗議
市議会での玉津答弁に
県議会紛糾、訂正求める
八重山地区の公民教科書採択問題で、9月13日の自民党文部科学
部会・日本の前途と歴史教育を考える議員の会の合同会議に出席し
た玉津博克教育長が、市議会一般質問で「自民党石垣支部や自民党
県連から声がかかり、出席すると答えた」と発言した内容をめぐり、
県議会が紛糾していたことが1日までに分かった。
9月30日の県議会一般質問で、教科書採択の中立性をただした比
嘉京子(社大・結)が本紙に掲載された玉津氏の答弁を引用したと
ころ、自民党県連の議員が「そんなことは言っていない。誤報だ。
訂正、削除すべきだ」と猛抗議、議長に答弁内容の事実確認を求め
る事態に発展した。
ボイスレコーダーによると、玉津教育長は同月26日、大浜哲夫氏
が「義家(弘介参議)から声がかかったのではないか」と質問した
ところ、「石垣市の自民党の支部、そして県連からの声があって出
席するとお答えした」と答弁している。
翁長政俊県連副会長は1日、事実関係について「こんなことは
まったくない」とあらためて否定、「この問題で軽々に一緒になる
ことはない」と明言した。翁長副会長によると、石垣支部が9月13
日、県教育委員会に「指導・助言・提案の枠を超えた違法な介入
だ」として8日の協議の無効性を要請した際も、求められた役員の
同席を断ったという。
玉津教育長の文科部会出席について砂川利勝支部長は「役員会で
図ったものではないが、文科省も出席するので見聞を広めるために
もいいのではないかと私がアドバイスした」と説明した。
今回の問題に対して比嘉氏は「いかに中立性を保つ仕組みを作っ
ていくかが問われている。今回のケースはある意味、全国的なモデ
ルケースとなる。
教科書問題
PTAに議事録の公開を求める動き
過去の調査求める声も
混迷している八重山地区の公民教科書問題で、PTAから教科書を
選定した教科用図書八重山採択地区協議会(8月23日)の議事録
公開を求める動きが出ていることが1日までに分かった。
平真小学校PTA(東蔵盛充会長)は26日の秋祭りについて話し合
う評議員会で、評議委員の一人から「新聞報道では中身がよく見え
ない」と議事録公開を求める声が挙がり、石垣市PTA連合会に提案
することにした。
石P連の理事会はおおむね毎月開催されている。東蔵盛会長は「次
の理事会に、平真小PTAとして議事録公開の要請について提案した
い」と話している.
一方、今回だけではなく前回までの選定に関する問題点も明らか
にする必要があるとの声もある。
市教委によると、教科書選定に関する公文書の保管期間は3種5
年となっているが、市議会で前花雄二教育部長は、2010年度の
小学校教科書と05年度の中学校教科書を選定した協議会の資料の
うち議事録は存在しないと説明。質問した平良秀之氏は「過去の議
事録が存在しないことも大きな問題」と指摘した。
玉津博克教育長は石垣三雄氏への答弁で「議事録がないのは、議
事がなかったからと思われる。ほとんど協議もしていないことだ」
との見方を示し、自身が主張する「協議会の形骸(けいがい)化の
根拠の一つに挙げている。
市議会は3日の本会議で選挙事務に関する調査特別委員会の設置
案が上程されることになっているが、玉津教育長らが指摘する「過
去の協議会の形骸化」についても与党側から意見が出てくるとみら
れる。
☆
■自民県連には玉津氏の爪の垢を・・・
発狂新聞に睨まれるのを極端に恐れる自民党県連は、これまでも左よりの言動で発狂新聞に恭順の意を表してきた。
今回も玉津教育長の奮戦に対し、終始冷たい態度で接してきた。
八重山支部が県教委に抗議したときも同席を断ったというから、何をかいわんやだ。
保守政党としての存在意義を自ら放棄したようなものである。
政治介入を避けるとの弁解だが、国政レベルでは権力を持たない野党であり肝心の県教委が沖教組寄りの不当介入をしているのは誰の目にも明らかだ。
本来中立であるべきの県教委が教科書採択に不当介入し、国会でも問題になった案件ではないか。
これを見てみぬ振りした自民党県連の罪は極めて大きい。
石垣市議会では過去の協議会が協議も議事録もないまま調査員(教員)のなすがままの教科書採択が行われていたことが明るみに出ている。
自民党県連も罪滅ぼしに、八重山地区以外でも行われていたと思われる沖教組による違法な教科書採択の解明に乗り出してはどうだ。
今回の教科書騒動で自民党県連八重山支部は市議会で玉津教育長に強力な支援体制をひいた。
一方、県議会における自民党県連の態度は何だ。
まるで他人事ではないか。
そんなに沖縄2紙が怖いのなら赤鉢巻で「反戦平和」でも叫んで、免罪符でももらったらどうだ。
このままでは沖縄本島における自民党の票が減るのは明らかである。
発狂新聞の顔色を窺うようなへっぴり腰の自民党県議には、
玉津教育長の爪の垢でも煎じて飲ましたいものである。
【おまけ】
自民党県連は今回の教科書問題に関わって「政治介入と言われる」ことに極端に神経質になっているが、教科書問題の本質は政治問題である、特に今回の八重山地区の教科書騒動は「自衛隊問題」に集約することが出来る。
その点を八重山日報の仲新城記者が8月4日の同紙コラム「教科書問題を読み解く」で見事に喝破している。
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