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散々世間を騒がせておいて、コンプライアンスでは分が悪いと感じた、沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日新聞の左翼宣伝ビラ三紙は、最後の頼みの神として八重山教育委員協会(全教委協)を担ぎ出した。
ところが、特ダネを連発している八重山日報が、全教委協の虚像を暴き出している。
宣伝ビラ3紙にとっては、次々と自分らの思惑を叩き潰していく八重山日報は、憎んでも憎みきれぬアン畜生という存在なのだろう。(笑)
沖縄2紙の記事と八重山日報の記事を読みくらると、大学の「メディアリ・テラシィ」講座の絶好の教材になると書いたが、「新聞に騙されないために」という副題を付けて、むしろ高校の教材にしたほうが良いのではないかという気さえする。
で、今朝のおめざは・・・。
あれほど狂いまくった沖縄タイムスのコケオドシの大見出しが、沖縄タイムスの全紙面から消えた。
玉津・崎原連合軍に雨霰と浴びせかけた「デマの暴風」も、お2人の改革に対する確固たる信念の前に砕け散ってしまい最早打つ手がないというのが現状だろう。
いやいや、最後の頼みの全教委の多数決で一発逆転もあり得るって?
それが本日の「メディアリテラシィー・新聞に騙されないために)」のポイントである。
■沖縄タイムス
八重山教科書:全教委で一本化協議
2011年9月3日
【八重山】八重山地区の中学校教科書の採択をめぐる問題で、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員(計13人)で構成する地区教育委員協会の仲本英立会長(石垣市教育委員長)は2日までに、臨時総会の8日開催に向けて各委員を招集するよう、事務局の市教委に要望した。3市町の公民教科書の一本化に向けた合意形成に乗り出すとみられる。一方、県教委の中野吉三郎委員長も2日、打開策を検討するよう3市町教育委員長に要望する通知を出した。
石垣、与那国2市町がともに教員が推薦しなかった「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択したことに関し、教育委員13人のうち過半数が否定的とみられる。臨時総会が開かれた場合、育鵬社版を採択しなかった竹富町の決定を尊重するような見解や判断が出される可能性もある。
教育委員協会は「八重山教育行政の共通の諸問題を検討して、これらの解決実現を図ることを目的」としており、仲本委員長はこれまでも県の指導などを理由に総会招集に意欲を示していた。協会事務局の市教委によると、臨時会が開かれるのは初めてという。
県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」とみている。教科書の無償配布に関する措置法に記された「協議」のあり方については、「必ずしも教科書採択地区協議会の形式に限らず、何らかの形で協議の場をもつこと」としている。(略)
☆
>石垣、与那国2市町がともに教員が推薦しなかった「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社版を採択したことに関し、
「現場を知る専門家」という触れ込みの教員が教科書採択の権限を持つ」というのは沖縄タイムスが撒き散らしたデマであり、組合の言いなりななった教員が「順位付け」などで、組合の気に入らない教科書は教員の調査の段階で足切する、という弊害を無くすため文科省は、各都道府県に通知を出しており、沖縄県教育委も八重山協議会にその旨の通知を出している。(産経新聞)
「教員が推薦しなかった教科書」というのが育鵬社版を拒否する根拠にしているが、この教員の推薦しないという行為そのものが教師の越権行為であり教育改革の是正すべき対象なのである。
>県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」とみている。教科書の無償配布に関する措置法に記された「協議」のあり方については、「必ずしも教科書採択地区協議会の形式に限らず、何らかの形で協議の場をもつこと」としている。
このくだりを読むとあたかも、指導に乗り出した県が「教育委協会」による多数決で一本化が出来るような錯覚を与えるが、そもそも県が指導できるのは、違法な手続きで教科書採択が行われた場合であり、適法に選定された今回の八重山地区の場合は口出しすべき相手を間違えている。
指導すべき相手はルール破りの竹富教育委員会である。
県教育庁義務教育課は「教育委協会の開催は非常に有効な方法」という発言は沖縄タイムスの希望的観測に過ぎず、このはかない願いは八重山日報の記事で見事に打ち砕かれている。
■琉球新報
2011年9月3日
【八重山】八重山地区の教科書採択をめぐる問題で、教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)から答申通り育鵬社版教科書を採択するよう要請を受けた竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は2日、臨時教育委員会を開き、育鵬社版を不採択とした8月27日の委員会決定を再確認し、県に報告した。
これを受けて県教育委員会(中野吉三郎委員長)は、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員長に対して通知文を送付し、3教育委員長で話し合い、早急な解決を図るよう求めた。3教育委員長は、8日に八重山教育委員協会(会長・仲本英立石垣市教育委員長)の臨時総会を開催することを決定した。
異なった教科書を採択し、一本化できない状態が続いている3教委の合意形成の場は、3教委の教育委員全員(13人)が参加する同臨時総会に移された。同協会の竹盛副会長(竹富町教育委員長)は個人的な意見と前置きした上で「一人一人の委員の意見を聞き、多数決ではない形で決定したい」と話した。
「義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律」の規定では、同じ採択地区内の市町村の教委は協議して、種目ごとに同一の教科書を採択しなければならないと定めている。
☆
八重山教育委員協会のことを必要以上に権威付けし、そこが一本化の解決をする、と県もお墨付きを与えたような涙ぐましい印象操作では沖縄タイムスと大同小異なので、詳述を避ける。
■八重山日報 9月3日
「3教育委員長で打開を」
期限内に一本化できず
竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)は2日の臨時会で、育鵬社の公民教科書を
不採択とする方針を再確認し、教育委員会が定めた報告期限である同日までに、
3市町教育委員会は公民教科書を一本化できなかった。県教委(中野吉三郎委員長)
ほ同日、3市町教育委員会の委員に対し、話し合って打開策を検討し、早急な解
決を図ってほしいと求める通知を出した。3市町の教育委員全員で組織する八重山
教育委員協会(仲本英立石垣市教育委員長)の臨時総会を8日に開催する動
きがあることから、同協会での合意形成に期待感を示したものと見られる。
3市町教育委員長による話し合いや、同協会の開催に向けた動きは、週明け後に
本格化しそうだ。竹富町教委は臨時会で同協会の開催と教科書を選定した八重山
採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)での再協議を求めることを決め、
同日、要請書を事務局の市教委に届けた。
市教委の仲本委員長は8日に同協会の臨時総会を開催する方針を固めているが、
同協会に教科書を選定、採択する法的権限はなく、すでに育鵬社版の採択を
決めている市教委や与那国町教委の関係者からは反発の声が上がっている。
市教委幹部も2日、同協会の開催について「勉強会にしかならないのではな
いか」と疑問視した。協議会も同日、採択業務の終了を県に報告しており、
再協議には難色を示すと見られる。
同協会副会長でもある竹富町教委の竹盛委員長、同協会の開催について「教
育委員一人ひとりが、どういう思いをを持っているかを聞くだけでもいい」
と強調。「どこかで意見をまとめられるか、決を取るかどうかは会長に
一任したい」と述べるにとどめた。
県教委義務教育課は取材に対し、3市町で教科書が一本化できない現状
について「(教科書無償措置法に違反する)違法な状態」と明言。
同協会を開催する動きについては「そちらで話し合いをして、早く
一本化できる方向になればいい。(同協会の臨時総会)もっと早け
ればいいと思っている」と早期の招集に期待感を示した。
「要請に効力無し」
県教委が見解
県教育委員会義務教育課の担当者は2日、取材に対し、教科用図書八重山
採択地区協議会が竹富町教育委員会に答申通りの教科書採択を求めたこと
について「協議会は審議会であり、諮問に対して答申する機関。採択
権限は市町村教育委員会にある」と述べ、要請文には効力がないという
見解を示した。
ただ教科書の一本化に対し、県があいまいな態度を取り続けている
ことに対し、市教委からは「県の指導力不足が問題だ」と批判する声が
上がっている。今後の県の対応しだいでは、両者の溝が深まる可能性もある。
☆
>市教委の仲本委員長は8日に同協会の臨時総会を開催する方針を固めているが、
同協会に教科書を選定、採択する法的権限はなく、すでに育鵬社版の採択を
決めている市教委や与那国町教委の関係者からは反発の声が上がっている。
採択権限のない全教委協を開催しても混乱に火を注ぐだけで何の意味もない。
これまでの経過を見れば子どもでもわかること。
今回の教科書騒動で県教育委は「指導する」を連発しておきながら、とんでもないことに介入してみたり、指導すべき相手を間違えたりで、指導どころか益々混乱に油を注ぐような愚行を繰り返している。
そもそも8月4日に剪定予定だったのを県が介入し、大幅に選定日を延期させたことも混乱の要因である。
上記記事でも教科書採択の基礎知識さえないと思われる醜態を、八重山日報の取材により晒している。
それは、次のくだり。
「県教育委員会義務教育課の担当者は2日、取材に対し、教科用図書八重山
採択地区協議会が竹富町教育委員会に答申通りの教科書採択を求めたこと
について「協議会は審議会であり、諮問に対して答申する機関。採択
権限は市町村教育委員会にある」と述べ、要請文には効力がないという
見解を示した。」
八重山日報の取材が正しいとしたら、この県の担当者はとんでもない言質を、八重山日報に取られたことになる。
「要請文に効力がない」ということは、県は竹富教育委の主張を認め、協議会側には教科書採択の権限はないということになる。
そうなれば竹富町の意見が通るまで何度でも選定をやり直しができるということになる。
これでは前に例えた「勝つまで続けるヤクザのジャンケン」そのものではないか。
大方の法律は常識の上に成り立っている。
仮に県の担当者が主張する解釈がまかり通るとしたrどうなるか。
そうなれば先ず協議会自体の存在意義がなくなる。
さらに全国に数多ある各市町村の教育委が協議会で選定された教科書が気に入らないと、夫々の主張をごり押しすることが出来るということになる。
その結果が大混乱に至ることは容易に想像できること。
現行の教科書採択制度が崩壊することは自明である。
今回の教科書騒動は、沖縄メディアがデタラメな情報を垂れ流しそれに乗った慶田盛竹富町教育長が暴走したもとにも責任があるが、教科書採択の法的知識のないままに「指導」として採択業務に不当介入をし混乱に油を注いだ県担当者の指導力の無さにも大きな責任がある。
■八重山日報のその他 見出し
「民主主義守る戦い」
育鵬社版、”断固拒否”
「教育委員全員で採択を」
育鵬社反対で集会
■八重山毎日新聞
見出し
全教育委員で協議へ
県教委も後押し
8日に八重山教育委協会
意思統一図れるか
協議会の要請を拒否
竹富町教委
要請自体に不満も
「調査委員の意見尊重を」
育鵬社版公民を非難
不採択求め決議文
★
【付記】13:20
一部事実誤認がありましたので訂正しました。
■■講演会のご案内■■
青山繁晴氏、ケビン・メア氏 in 宜野湾市
【祖国と沖縄に光あれ 戦後日本と日米同盟 ―これからの沖縄の行方―】
日時:9 月19 日(月) 15:00開場 15:30開演〜18:00終了
開場: 宜野湾市民会館
入場料: 無料
第一部/ 基調講演 青山 繁晴氏
第二部/ パネルディスカッション
ケビン・メア氏(前米国東アジア・太平洋局日本部長)
屋良 朝博氏 (沖縄タイムス社 社会部部長)
花城 大輔(JC 沖縄地区協議会会長)
お問合せ先TEL.098-858-1110
公益社団法人 日本青年会議所沖縄地区協議会フォーラム
※会場定員の1200 名に達し次第受付終了となります。また、駐車場に限りがございます。公共交通機関をご利用ください。
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