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沖縄タイムスが教師の違法行為を暴露!教科書騒動

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朝のエントリの続編です。

沖縄タイムスが、八重山地区の教科書採択に関し、従来方式が違法行為だったことを社説で暴露している。

語るに落ちるも、ここに至れば大爆笑ものです。

問題の文言は次の部分。

 ≪ 一連の変更は、選定の権限が、これまでの教師らの調査員から、協議会へ移行することを意味する。県教委は協議会に学校長、教育現場を経験した市町教委の指導主事を加えるよう要請したが、3市町教育長で意見が分かれ、要請は入れられなかった。≫(沖縄タイムス社説  2011年8月17日 )

 

社説は、教科書の権限がこれまで教師にあったのが玉津会長の改革で、協議会へ権限移行したと憤慨している。

だが採択権限は元々協議会にあったものであり、玉津会長は従来馴れ合いで行われていた教師による違法な採択を正常化して協議会に取り戻すという改革をしているのだ。

これまで当日記は教師による違法な採択権行使を「協議会が教師に採択権の丸投げをしている」と、再三指摘してきた。

玉津会長も8月13日付沖縄タイムスインタビュー記事で、次のように発言している。

≪教科書の採択権は本来、教育委員会にあるが、昨年の小学校の選考時には、「採択調査員」が「採択教科書」「採択理由」を報告していた。 「採択」という冠が付けられ、協議会や教育委員会に対する拘束性を持っていた。教科書は協議会の権限と責任で選ばなくてはならない。 教員の専門性は順位のない複数推薦制度で吸い上げたい。≫(8月13日沖縄タイムス 【2教育長インタビュー】・・・この記事はウェブには載っていない)

玉津会長は、従来の教科書採択方式では、「採択調査員」「採択教科書」「採択理由」といった文言がまかり通っており、採択権限のない調査員(教師)が違法な採択権を行使していた事実を述べている。

だが、沖縄タイムスは玉津津会長の改革の意図には頬被りをして「改革の意図は何か」などと間抜けなタイトルの社説を書き、挙句の果てには無知なのか間抜けなのかは知らぬが、従来の採択が違法行為であったことを社説で暴露している。 重ね重ねの大爆笑である。

沖縄メディアは総がかりで、あたかも八重山地区協議会が法を踏みにじって違法行為をしているような印象操作をしているが、違法行為をしてきたのは、他ならぬ「丸投げ」を継続してきたこれまでの協議会側ではないか。

では、これまでなぜ違法行為が問題にならなかったか。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」の法則が働き、沖縄メディアの希望する教科書と沖教組が推薦する教科書が一致したからである。

今回の八重山地区の教科書採択で、沖縄メディアが大騒ぎした結果、これまで沖教組主導で密かに行われていた教科書選定方法が明るみになっただけでも良かったという人も多い。

文科省は教員だけで教科書選定に走る弊害を無くすため保護者向けの「教科書展示会」を法令で規定しているが、教科書の展示会が公開されていることなど今回の騒動で始めて知ったという保護者も多い。

それを裏付ける記事を過去に沖縄タイムスが掲載しているので大笑いしながら再度引用しておく。

この記事もウェブサイトには載っていないので、

<同日、石垣市の県八重山合同庁舎で開かれた中学校の教科書展示会。 40代の男性教員は会場の「過去にないにぎわい」に驚いた。 市民十数名が教科書を手に取り、アンケートに書き込んでいた。 教員は「展示会は地元新聞にも載っていない。よっぽど関心がない限り、一般の人は知らないと思う。>(沖縄タイムス 2011年8月1日【八重山教科書採択問題】「揺れる「国境」の学び」より)

ネットが普及する以前は、情報はメディアが独占し、例えば新聞で「○○年○月○日の文科省通知」などと報道され、識者の意見として高嶋伸欣琉球大学名誉教授などの解説文を掲載されたとしても、一般の読者はこれを信じ込む以外になすすべを知らなかった。

南の島の死闘!沖縄タイムスvs石垣市教育長

これまで一般市民には知られていなかった中学校の教科書展示会。 今回の騒動で初めて知って参加した40代の男性教員のコメントが興味深い。

教員「展示会は地元新聞にも載っていない。よっぽど関心がない限り、一般の人は知らないと思う」

ここでも沖縄タイムスは、愚かにもブーメラン記事を書いている。

これまで教科書採択は組合員である左翼教員の「順位付け」に従って採択されるのが「お決まり」だったので、一般の人には、教科書採択の実態など「知らしめるべからず。よらしむべし」であった。 つまり教科書展示会は一般の人はおろか一般の教員にさ縁遠い存在であった。

これまで「極左ペンギン王国」だった石垣市民にとって、教科書の採択など左翼教師任せておけばよい、というのが常識だった。

従って地元紙さえ展示会の実施を報道せず、組合員の左翼教員だけの内輪の展示会だったことが40代男性教員のコメントから窺い知ることができる。

これまでの読者は、「文科省通知」などの内容を調べるすべを持たないので、結局は新聞の意見を鵜呑みにしたり、「識者」の解説文で納得するのが常だったのだ。

ところがネットが普及した昨今では、これまでメディアが独占してきた情報も、一般の読者がクリック一つで容易に引き出せる時代になった。

もはや新聞の誤誘導の記事で扇動しても、活動家の「識者」が資料を都合の良いように捻じ曲げて解説しても、騙される読者は一部のネットに疎い高齢者に限られるようになった。 いや、その高齢者でも最近では、自分でPC操作をしなくとも、家族や知人に依頼し、必要な情報を入手するような時代になっている。

それに気がつかないのか、相も変らぬ印象操作や誤誘導記事のオンパレードで読者を愚弄している沖縄2紙のみである。

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