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南の島の教科書騒動、問題教師の登場

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<沖縄タイムス「論壇」 2011年8月5日

<宮城淳 (県教職員組合書記長、 那覇市 58歳)

問題ある教科書採用危惧

八重山住民許すはずない

まさかと思った。 八重山で「集団自決で軍の関与はなかった」と主張する人たちが作った教科書が採用されようとしているというのだ。 
2007年9月29日、教科書から集団自決の要因である「軍の命令」が削除されたことに抗議して、宜野湾海浜公園に11万人余りが集まった。 もくもくと会場へ向かう人、人の列。 あの光景は、今でも忘れない。 およそ戦争というものは愚劣なものだと思うが、その最たるものが親にわが子を、子に親を殺させるという理不尽を押し付けることである。 
軍の信奉者もさすがにこれは恥だと思ったらしく、必死になって裁判まで起こして関与を否定したが、真実をねじ曲げられるはずもなく負け続け、ついに最高裁までも敗訴になったのは最近のことである。 これで一定片がついたかに見えた。 しかしあろう事か、問題の教科書を当の沖縄に押し付けようとしているというのだ。 しかもやり方がおかしい。 八重山の住民がそのような教科書を許すはずがないので、気づかれないようにさっさと変えてしまおうとしているのではないか。(略)
現石垣市長は、以前に戦争賛美との批判もある田母神元自衛隊幹部を八重山で開催した講演会の講師に呼んだそうである。 その市長が現職の校長であった人物を途中でやめさせて引っ張ってきたのが玉津教育長だと聞いている。 それを考え合わせると、問題のある教科書を採択するために策を巡らせているのではと思ってもおかしくない。
その教科書は、問題があると批判されながら他府県でも何ヶ所かで採用されその都度話題になっている。 しかし、その教科書が沖縄で採用されるとなると重みが全く違うと思う。 八重山は、11万人が集まった沖縄のあの思いを本当に裏切ってしまうのだろうか。>

 

■問題教師が「“問題”教科書」を語る可笑しさ

この「論壇」の執筆者の名前をみて問題の教師だと察知した読者も多いだろうが、宮城淳氏は当日記でも再三取り上げた「その道」では有名な左翼教師である。

死者を冒涜する「プロパガンダ劇」 児童をを使った卑劣な行為小学生を洗脳! 左翼教師が「集団自決」創作

数年前、宜野湾市の志真志小学校で、「集団自決」をテーマにした創作劇が上演されると報道され、抗議や中止を求めるメールや電話が十数件殺到した。

メールの多くは県外からで「児童に演じさせるのは洗脳だ」「学校はプロパガンダの場ではない」などの抗議である。

この創作劇の脚本を書いた左翼教師こそが上記『論壇』の執筆者の宮城淳教諭である。 宮城教諭は、勤務する学校で毎年、自作の脚本で子どもたちの劇上演を指導しては「反基地運動」をしているという典型的な左翼教師である。

その学校劇を見た保護者の話によると、現代の子どもたちが「集団自決」で死んだ子どもの霊が宿った石を持ち帰ったことから戦時中にタイムスリップし、島の人々が追い詰められ、手榴弾を渡されて家族が命を絶った悲惨な「集団自決」の実相を知る、という生々しい内容になっていたという。

歴史の真実を創作劇で歪曲し、子供たちを「残虐非道な日本軍」というイデオロギーで洗脳してきた問題の左翼教師が、八重山地区の教科書採択に介入してきたのである。

問題の教師の紹介で前振りが長くなったが上記引用の『論壇』も突っ込みどころ満載でとても学校の先生が書いたとは思えないシロモノである。

最高裁で負けたのに「問題の教科書を当の沖縄押し付ける」と憤慨しているようだが、この先生、裁判の判決文を一度も読まず、地元紙の歪曲報道のみで「集団自決」訴訟を判断しているとしか考えられない。

繰り返すのも面倒だが、裁判で原告側が敗訴したのは名誉毀損とそれに伴う出版物の差し止めであり、沖縄タイムスなどが喧伝する「軍の強制による集団自決」という核心部分は裁判では立証されていない。

また中山市長が、以前に、田母神俊夫氏を講演会の講師に呼んだことを、鬼の首を取ったように批判の材料にしているが、それを承知で石垣市民は中山氏を市長に選んだわけであり、これを批判する宮城氏は石垣市民の民意を一体何と心得ているのだろう。

玉津協議会長に抗議する反対派グループの包囲網は、プロ市民団体や歴代教育長からなる「住民の会」だけではない。

16年の長期にわたて極左独裁政権を築いた大浜長照前石垣市長の残滓は、極左思想を受け継ぐ市会議員の中にも残存する。 

8月1日、大浜哲夫石垣市議ら10名が、那覇の県教育長を訪ね、協議会が「戦争賛美の教科書」を採択する可能性があると抗議し、協議会への指導を要請した。

石垣市議ら、県教委に指導求める 八重山教科書問題

2011年8月1日      

県教育庁義務教育課の狩俣智課長(左から3人目)に、教科用図書八重山採択地区協議会への指導・助言を要請する石垣市議ら=県教育庁
 石垣市議会の大浜哲夫市議、宮良操市議ら7人の議員は1日、県教育庁を訪れ、教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)に対し、指導・助言するよう求める要請文を義務教育課の狩俣智課長に手渡した。
 要請文は7市議のほか竹富町議、与那国町議も含めた10人の連名で、大城浩県教育長にあてた。同協議会が規約を軽視して運営しているとし、県教育委員会が適切に指導・助言するよう求めている。
 要請に対し狩俣課長は「県教育委員会は地区の採択した結果を取りまとめ、国に報告する立場。採択のプロセスで問題点があるという疑義がある場合、不問にしたまま報告することは適切ではない」と答えた。【琉球新報電子版】

■前極左市政の残党が蠕動

ただ注目すべきは、石垣市議の一行とはいっても、彼らは石垣市議の代表団でもなければ、市民代表でもないということだ。 事あるごとに議会決議をすることで知られる沖縄の市町村議会であるが、今回の教科書採択騒動で石垣市議会が、「教科書採択の改革」について抗議決議をしたわけではない。

昨年、大浜極左市長が市政を追われ、保守系の中山市長が就任し、市議会選挙で与党が過半数を占めた。 そのため、今までのような左翼議員の専横による議会決議が出来なくなっているからだ。

那覇まで出張し県教育委員会に抗議した大浜哲夫議員は、昨年の市長選挙の際、大浜前市長の選挙参謀の1人であり、社民党の照屋寛徳議員や伊波洋一宜野湾前市長などの極左政治家が応援のため石垣市入りをした際ずっと彼らに付き添った極左議員である。

したがって大浜哲夫市議も大浜極左政権の残党ということが出来る。

大浜前市長の独裁政権時代は、教科書は左翼教師の順位付けで採択されていたため、教科書採択が問題になることさえなかったのだ。

その点を沖縄タイムスの特集記事は、問題が起きた原因は、あたかも保守系知事が就任したことによるとでも言いたげに、次のように表現している。

■保守系団体活発

石垣市では昨年、中山義隆市長が誕生。市政始まって以来初めて、自衛官相談員を自衛隊沖縄地方協力本部と連盟委託。さらに自衛隊の艦船の石垣入港も認めた。 地元の変化に呼応するように、島外からの動きが活発だ。 昨年の尖閣諸島沖での中国漁船追突事件をめぐり、「日本会議国会議員の会」の所属議員が市主催の「尖閣諸島開拓の日」条例制定記念式典で登壇。政治団体が国家主権や国防に関するアピールや集会を行っている。教育関係者は「尖閣問題を『隠れみの』に、八重山の教育問題に触手を伸ばしている」と危惧する。(沖縄タイムス 8月1日)

この文章を書いた又吉嘉例記者は、一体何処の国の記者かと疑いたくなる記事である。 中山新市長により、自国の港に自衛隊が寄港するのを初めて認めたということこそ、これまでの極左市長の独裁政権が異常だったことの証ではないか。これを非難する記者の国籍を問いたい。

又吉記者は、尖閣問題で中国船の蛮行により主権に目覚めた国民が、不気味な触手を持つ怪物にでも見えるのだろうか。

また市主催の「尖閣の日」記念式典に国会議員が登壇するのが一体なぜいけないのか。 又一体誰に遠慮をしているのかも併せて是非記者さんに尋ねてみたいものである。

それよりも、石垣市主催の「尖閣の日」記念式典へ招待されていながら、出席をキャンセルし北京詣でをした仲井真県知事に対しひと言の批判もないのはどうしたことなのか。 仲井真県知事は中国に対する気遣いから、出席はおろか副知事による代理出席や祝電さえもなかったと聞く。

■県の介入は越権行為!

石垣市の住民代表でもなければ市会議員の代表でもない前極左政権の亡霊のような人物の要請を受けて、県側が八重山地区の教育改革に介入してくるというのは地方自治の立場から言っても、許すべからざる越権行為ではないのか。

だが、県がいくら介入しようとも、教科書採択の決定権はその地域の採択権者にある。 つまり今回は八重山教科図書協議会にある。 ■手続き上の問題は総会で承認済み!

したがって、県は教科書の内容には及んでまで介入することは出来ず、せいぜい手続き上の問題のみに限定せざるを得ない。

重要なことは実際に決定権者が責任をもって公平かつ厳正に調査・採択するかどうかである。 従来方式の「順位付け」を丸飲みする採択は、採択権者が職務を放棄したした無責任な採択と糾弾せざるを得ない。

これは現場教師の意見を反映するといいながら、結果的には生徒や保護者を愚弄していることになる。

「知らしむべからず、よらしむべす」である。

 

手続きの問題について、玉津会長は「総会に訴求して認められた」と発表している。

ということ採択教科書の内容も手続き上も問題いは内ということである。

数多の妨害工作にめげず、粛々と最良の教科書を採択して欲しいものである。

規約を踏まずに行った一連の手続きについて「総会に遡及して認められた」と発表する玉津会長(中)=26日午後6時半ごろ、市教育委員会2階会議室

 規約を踏まずに行った一連の手続きについて「総会に遡及して認められた」と発表する玉津会長(中)=26日午後6時半ごろ、市教育委員会2階会議室

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