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トンデモナイ男を首相にしてしまった報いで、いまわが国は内憂外患の亡国の危機に瀕している。
内憂については今さら言うまでもなく菅首相の存在そのものが内憂であるが、外患とは何か。
火事場泥棒を家業とするヤクザ国家の中国が、影に日向に日本侵略を窺っていることに気がついている国民は少ない。
沖縄での中国人数字ビザ発行も、中国の硬軟取り混ぜた日本侵略の一環に違いないが、これについては別の機会に述べる。
南シナ海における中国の狼藉行為はわが国とって目前に迫った脅威と捕らえるべきである。
今ベトナムとフィリピンが米国を味方につけ必死で中国の恫喝に耐えていることが、東シナ海へ中国へ侵略してくることの防波堤になっていることは明白である。
中国が、南シナ海を制したら次は東シナ海を自分の庭にして、太平洋の出口として我が物顔に振舞うのは明らかだからだ。
中国が紛争を仕掛けるたびに口にする「当事国同士の2者間で平和的話し合いで解決を」などの常套句を信じる者はいない。
ベトナムやフィリピンは、二国間の交渉は、結局衣の下の鎧をちらつかす中国の恫喝に負けてしまうことを、経験則により学んでいるからだ。
今日から中国の狼藉行為に対するASEAN外相会議が開かれる、が最終日には日、米、中も参加するという。
ASEAN:南シナ海問題が焦点…19日から外相会議
【マニラ矢野純一、ヌサドゥア(インドネシア・バリ島)佐藤賢二郎】インドネシアのバリ島で19日から、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一連の外相会議が始まる。加盟国の一部と中国の間で緊張が高まり、米国も関与を強める南シナ海問題への対応が最大の焦点となる。
最終日の23日には安全保障問題を協議するASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議が開かれ、松本剛明外相やクリントン米国務長官、中国の楊潔※外相らが出席する。南シナ海問題を巡って米中の対立が先鋭化する可能性もある。昨年7月のベトナムでのARFでは領有権問題の当事国ベトナム、フィリピンに日米が同調して「中国包囲網」を形成、対立拡大の契機となった。(※は竹かんむりに褫のつくり)
そのため今回、「包囲網」を切り崩したい中国は対ASEANで積極外交を展開し、「米国外し」の動きを強めている。ASEANと前向きに協議を続ける姿勢を示すことで、米国など他国の関与を封じる狙いがあるとみられる。
中国はこれまで、南シナ海問題をASEANの枠組みで協議することに難色を示し、当事国同士での解決を主張。議論は平行線のままだ。
ところが今回の会議直前、中国は予定になかった南シナ海問題に特化した高級事務レベル協議をASEANに提案。20日の開催が決まった。議長国インドネシアの外務省幹部は「米国の介入を最小限に抑えたい意図がある」と指摘する。そのため各国外交団には、「中国が一定の歩み寄りを示すのではないか」との観測も流れている。
一方、米国は今回の一連の会議で、ASEANの枠組みを使って南シナ海への関与をさらに明確にする方針だ。「持続的平和と繁栄のための行動計画」と題する文書にASEANと合意する見通しで、「自由航行権を含む海洋問題について協力関係を促進する」と明記する。安全保障問題も含め、ASEANと海洋問題に関する情報を共有するメカニズムを作り、中国包囲網強化を目指している。
ARFには北朝鮮の朴宜春外相も出席を予定。昨年の韓国哨戒艦沈没事件や北朝鮮による延坪島砲撃事件以降、韓国と北朝鮮の関係改善は進んでおらず、会期中に両国の接触が実現するかどうかにも関心が集まる。
☆
中国が今回ASEAN外相会議に参加する意図はこうだ。
係争中の対ベトナム、フィリピン、インドネシアなど南シナ海周辺諸国との交渉に出来るだけ米国の関与を排除し、二国間交渉の持っていくつもりである。
一方、米国の意図は南シナ海への関与を一層明確にすること、つまり相手の嫌がることをごり押ししすることである。
「相手の嫌がることはやらない」と言ったどこかの国の能天気な首相とは大違いである。
南シナ海の中国問題は東シナ海では同じく中国との尖閣問題を抱えるわが国としては、対中防波堤として米国と連携し「中国包囲網」に積極的に関与すべきである。
今後の南シナ紛争の動きは、中国の「米国封じ込め」「包囲網切り崩」し作戦に対し、米国はASEAN諸国に日本、壕、韓を加えた「中国包囲網」の形成である。
巨大な軍事大国中国の恫喝に対抗し、ベトナムがかつての敵である米国と手を結ぶことは、中国が今、周辺諸国に与えている脅威がいかに大きいかを物語っている。
太平洋を我が庭とし、中国の太平洋進出を封じ込めたい米国としては、ベトナムと当面の利害が一致した結果である。
そもそも中国は大東亜戦争では米国の盟友であり、日本とは仇敵の間柄であったはず。
かくも国際環境はダイナミックに変化するものである。
米国は6月末以降、フィリピンやオーストラリア、ベトナムと順次、南シナ海で合同軍事演習や軍の交流を行い、中国をけん制している。
先週、北京で米国のマレン統合参謀本部議長と会談した中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長は「一部の国は米国の力を借りて南シナ海問題を解決しようとしている」と述べ、米国の介入に強い不快感を示した。
継続中のベトナムと中国のチキンレースは、今米国にバトンタッチされようとしている。
チキンレースは引いた方が負けである。
一歩も引かないベトナムのチキンレースも硬軟取り混ぜ強(したた)かである。
ベトナム:ハノイで反中デモ 警官隊が強制解散
< 市民による反中国デモは6月上旬から日曜日ごとに行われ、17日で7週連続。当局は当初デモを容認していたが、10日に初めて警官隊により強制解散させるなどした。
南シナ海問題が最大の焦点となる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の外相会議が19日、インドネシアで始まるのを前に、ベトナムには中国への刺激を避けたい思惑があるとみられる。
ベトナム中部ダナン周辺の南シナ海では、15日から1週間の日程で米越両国海軍による合同訓練が行われている。
両国は「非軍事分野の定期的な交流事業」と強調し、「この時期の合同軍事演習は不適切」と批判する中国に一定の配慮を示している。>
毎日新聞 2011年7月18日 東京朝刊
ベトナム:米海軍艦艇3隻が入港 交流事業始まる
南シナ海に面したベトナム中部の港湾都市ダナンに15日、米第7艦隊所属のミサイル駆逐艦「チャン・フーン」など米海軍艦艇3隻が入港し、米越海軍の交流事業が始まった。米海軍は1週間の予定で、ベトナム海軍との間で医療や船舶の維持管理などの技術交流を行う。実弾射撃などの軍事演習は実施されない模様。インドネシアで23日、米中両国も参加して開かれる東南アジア諸国連合地域フォーラム(ARF)を前に、中国をけん制する狙いもあるとみられる
【動画】南シナ海で米・ベトナムの合同軍事演習が開始(07/16 07:30)
領海権をめぐる中国の恫喝に対し、米軍の関与を必死に求めているベトナムやフィリピンなどを尻目に、
自国の自衛隊が休養のため自国の港である石垣港に寄港しただけで
「自衛隊出て行け!」「ゴク潰し!」
などの罵声を上げる市民団体が跋扈する我が国の現状は、
平和呆けの極地、いや、亡国の危機にある、
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⇒自衛隊配備 反対相次ぐ 岡田氏、必要性を強調 与那国2011年7月19日
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