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読者のアン・ハさんのコメントです。
友人のブログと夕方のニュースで知りましたが、沖縄の海ではこんなことが・・・。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00201040.html
中国海軍の駆逐艦などあわせて8隻が、8日未明から8日昼にかけて、沖縄本島と宮古島の間の排他的経済水域を通過し、また潜水艦1隻も、近海を航行していたことがFNNの取材で明らかになった。
政府関係者によると、8日午前0時ごろ、補給艦など3隻が、宮古島の北東およそ100kmの排他的経済水域を、東シナ海から太平洋に向けて、南東の方向に移動し、8日朝までに通過したという。
これに続いて、情報収集艦1隻、駆逐艦3隻、そしてフリゲート艦1隻が、8日午後0時ごろまでに相次いで通過した。
さらに潜水艦1隻も近海を航行したあと、ほかの8隻と合流したもようで、今後、太平洋上で訓練を行うものとみられている。
驚く事にこれを取り上げたのはフジテレビしかありません。
☆
実は、このニュースは共同通信が伝えていた。
防衛省は8日、中国海軍のミサイル駆逐艦など計8隻の艦艇が沖縄本島と宮古島の間の公海上を太平洋側に向け通過したと発表した。海上自衛隊の護衛艦が確認、警戒監視活動を続けている。
防衛省によると、8日午前0時ごろ、沖縄県宮古島の北東約100キロの海域で、時速約30キロで南東に進む潜水艦救難艦など3隻を発見。同日正午ごろ、同じ海域で太平洋側に向かうミサイル駆逐艦など5隻を確認した。
中国海軍は近年、日本近海での海洋活動を活発化。昨年4月には艦艇10隻が同じ海域を航行し、艦載ヘリコプターが海自護衛艦に接近した。同7月にも2隻が通過している。
2011/06/08 17:58 【共同通信】
不思議なことに、沖縄タイムスは、これをそっくりそのままウェブ記事では配信していながら、肝心の本日(9日)の紙面には一行の記載もない。
⇒中国軍艦8隻、沖縄近海を通過 沖縄タイムス
中国が南シナ海での狼藉行為に続いて東シナ海でも無法行為を行うことが予測されていただけに、普通の感覚なら中国船団が、去年に続いて沖縄本島と宮古島の間を傍若無人にも横断したことを大きく報道し、社説等でも中国に抗議するのが国境の県の地方紙の使命ではないのか。
しかるに本日の沖縄タイムスは一面トップは同盟国アメリカが沖縄に配備しようとしているオスプレイに対する猛反対の記事である。
沖縄近海における中国の狼藉行為がネット読者に知れるのはやむを得ないが、ネットに疎い新聞購読者には知らさなくとも良いと考えているのだろうか。
米軍車両が些細な交通事故を起こし多だけで大きな見出しで報道する一方で、県民がさらに大きな交通事故を起こしても報じることのない沖縄2紙の歪な報道姿勢については、県内ブロガーのヒジャイさんが見事に指しているのでリンクしておく。
http://plaza.rakuten.co.jp/hijai/diary/201106060001/
一時は沖縄発進のブログと言えば、殆どが沖縄2紙におべっかをいうような偏向ブログが多かったが、最近ではヒジャイさんのように堂々と沖縄2紙の偏向報道を批判するブログが登場し心強い限りである。 ちなみにヒジャイとは沖縄語で左を意味するので、ヒジャイさんも最初はお決まりの左翼ブログと思ったのだが・・・。
沖縄の大学教授等「有識者」と言われる方々が、例えば「メア発言」のように沖縄2紙の吹く笛に踊らされ、一斉に同じ発言をするのに比べ、最近では一地方しに過ぎない『うらそえ文藝が』が沖縄の言論界に大きな存在感を示しつつある。
今年度の『うらそえ文藝 第16号』は、風雲急を告げる東シナ海の「尖閣諸島問題」を特集し、5人の論客がそれぞれ論文を発表している。
目次
【グラビア】 浦添御殿と市指定史跡『浦添御殿の墓』・・・・仁王浩司
【巻頭エッセイ】 砂浜の宝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・又吉栄喜
【対談】 作家の証言と意見一問一答 大城立裕・星雅彦
【緊急特集 尖閣諸島問題】
・尖閣諸島問題とどう向き合うか・・・・・・・宮城鷹夫
・八重山から見た尖閣問題・・・・・・・・・・・三木健
・尖閣諸島問題の背景 ・・・・・・・・・・・・・江崎孝
・問われる沖縄のアイデンティティ
リトマス試験紙としての尖閣問題・・・・・・伊波健一郎
・尖閣諸島海域を日本・中国・台湾の共存、共生の生活圏へ・・上里賢一
5人の執筆者といっても沖縄2紙のOBと琉球大学名誉教授が多数を占め、沖縄2紙が扇動する世論に従って、「平和的解決を」といった論調が多いが、その典型的な例として上里琉球大学名誉教授論考の結語部分を抜粋し引用しておく。
沖縄2紙の論調に逆らえない沖縄の有識者の特徴が垣間見れて興味深い。
尖閣諸島回帰を日本・中国・台湾の共存、共栄の生活圏へ
上里賢一 琉球大学名誉教授
< 日本もアメリカ一辺倒の外交・防衛政策を見直し、アジアの中の一員として生きていく方向に転換すべきである。 そこにこそ、日本の未来があり、アジアの平和創出に貢献する道がある。 その未来に向けて、尖閣諸島についても日・中・台三者で漁業資源の活用、海底資源の共同開発・共同利用の方策を練るべきである。 自衛隊を駐留させて軍事的ににらみ合う関係ではなく、漁業、観光、貿易、資源利用等のはば広い分野での友好的な交流の促進を図る場にしたいものである。 それは、沖縄がアジアにおける」「軍事の拠点」から、「平和の拠点」・「共存共栄の拠点」としての地位を獲得する、誇りにみちた夢のある選択である。>(「うらそえ文藝」16号)
前の稿で中国に順法を求めるは八百屋に魚を求める類だと書いたが、上里教授は中国が日ごろ唱える「友好平和」を文字通り受け取り、中国は日本やアメリカが「平和的解決」を望めば喜んでこれに応じる平和的国家だと信じておられるようである。
同盟国は信用できないが仮想敵国には親しみを感じ信用できる、という沖縄2紙の認識と全く同じというのが代表的沖縄の有識者の防衛感覚である。
中国艦隊は昨年も下図のように沖縄本島と宮古島の間を分断し太平洋への出口として利用していた。
まさに洋上の獣道(けものみち)の構築を世界にアピールしているのである。
昨年4月の中国艦船の動き
一世紀以上も前の日露戦争では、インド洋経由で日本海海戦に向かうロシアのバルチック艦隊は、まさに昨日中国横断した同じ獣道を 通って、日本海へ殺到した。
これについては『うらそえ文藝』16号で詳述してあるので興味のある方はどうぞ、お買い上げののほどを。
そのとき宮古島の猟師がバルチック艦隊の船影を発見し、当時石垣市にしかない無線で報告するためクリ舟で決死のf船出をした。 この話しは今でも久松5勇士として宮古では語り継がれているが、沖縄2紙がこれを報じることはほとんどない。
さて、沖縄2紙や上里教授のような有識者が「平和勢力」と信じて疑わない中国は、南シナ梅での狼藉に対し、フィリッピンが国際法を順守するように国連に訴え出たことに対し、どのような態度を取ったか。
それがこれである。
中国が南シナ海領有でフィリピンに反発、「無責任発言控えるべき」
2011年 06月 8日 16:55 JST
[北京 8日 ロイター] 中国外務省の洪磊報道官は7日夜、フィリピン政府に対し、南シナ海での領有権をめぐる問題について、中国に対する主権侵害を中止するよう求め、あらめて領有権を主張した。
フィリピン政府は南シナ海における中国の侵入を批判しており、3月には中国の監視船2隻がフィリピンの調査船に衝突しようとしたことなどを明らかにしていた。
洪報道官は外務省のウェブサイトで「中国の主権と国益を損ない、南シナ海をめぐる論争の拡大と複雑化につながりかねない一方的行為の中止を求める」との声明を発表。フィリピンが「事実と一致しない無責任な発言を控えることを要求する」と述べた。
また南シナ海における中国の立場は数世紀にわたり変わっておらず、中国の領域内における監視活動は「完全に正当である」とした。
石油やガスが埋蔵されていると考えられている南シナ海をめぐっては、中国、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、台湾が互いに領有権を主張している。
ベトナムも先月、南シナ海で中国の監視船に資源調査活動が妨害されたとして同国を非難していた。
☆
米軍基地反対運動が昂じて、ついには米軍基地を追い出してしまったフィリピンは、現在の沖縄の基地撤去運動に大きな教訓を残してくれた。
だが、「日米同盟は戦争勢力であり、中国は平和勢力である」といった上里教授のような刷り込みから解放されない限り、フィリピンの現状は何の教訓にもならない。
■■お知らせ■■
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