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レイムダックと言われようが死に体といわれようが、ついには生ける屍と罵倒されても辞めようとしない菅首相は、まるで
殺しても死なない最強の生物・クマムシを連想させてくれる。
放射能にも強く、仮死状態になっても生き延びるというクマムシ首相が連日国益を損なっている時期に、プライベートな話で恐縮ではあるが、一昨日の土曜日の美人ヴァイオリニストの話の続きです。
*
毎月第一土曜日に那覇市の某居酒屋で行われる高校時代の同級生の飲み会についてはこれまでも何回か触れた。
が、男ばかりの飲み会に女性のゲストが参加したのはふた昔ほど前、女子の同級生が参加したことが一度だけある。
女性ゲストとはいっても所詮は同級生に過ぎず、特に華やいだ雰囲気があったわけではなかった(女子が読んでいたら失礼)。
ところが今回の美人のゲストは自分の娘といってもおかしくない妙齢のご美女である。 他の客が見たら薄汚いジジーの中に1人だけ妙齢の美人が同席している光景はまさに掃き溜めに鶴の状態で、不審におもったであろう。
山本レイさんというのがこのご婦人の名前であるが、元々は中国は北京の出身で方で中国名は國麗さんという。 東京で沖縄出身の山本さんと結婚し、山本レイとなり約半年ほど前から那覇市在住しているプロのヴァイオリニストである。
ウチナームーク(沖縄婿)とは良く聞く言葉だが、彼女の場合は沖縄嫁とでも言うところだろう。 レイさんは多少おぼつか無い日本語ながら社交的性格のせいか、同席のオジサマ達ともすぐ打ち解けて、いつもはむさくるしい酒席も華やいだ雰囲気になり、オジサマ達の顔の筋肉も終始緩みっぱなしの状態であった。
ここまで読んで読者はいくつかの疑問に突き当たるだろう。
先ず第一に「掃き溜めに鶴」の美人ヴァイオリニストが、何ゆえ冴えないジジーの酒席に同席したのか。
これを説明する前にこの飲み会の説明が少し必要である。 高校時代の同級生約10名が毎月集まるメンバーであるが、その全員が本土の学校で学んだ経験があり、その殆どが東京にいた頃はクラシックコンサートを何度も聴きにいった経験の持ち主である。
クラシックコンサートに何度も、といっても筆者が大学時代オーケストラに在籍しヴァイオリンを弾いていたせいで、毎年の定期演奏会には無理やり切符販売に協力してもらったと言うのが、「何度も」の真相ではある。
ただ某ホテルの社長を務め空手10段のA君などは「君(筆者)のお陰で普段は行くこともないオーケストラの演奏会を何度も聞く経験ができ、今となっては感謝している」とクラシック音楽の話が出るたびに当時を回顧するが、まんざらお世辞でもない模様である。
さらに説明すると、飲み会のメンバーにはチェロを弾くN君とビオラを弾くK君がいるのでヴァイオリンの筆者と歯科医師をしている一期後輩のY君のヴァイオリンを加え、若い頃は弦楽四重奏団を組んで、一時は何かのお祝い事があると押しかけて音楽の押し売りをしたものである。
ところが、8年前、筆者が脳出血で倒れ、その後遺症でヴァイオリン弾くどころか杖を頼りのヨボヨボ歩きになってしまって以来、合奏団も自然消滅してしまった。
そして今ではは、音楽とは聴くだけのもの、になった今日この頃である。
ここで美人ヴァイオリニストの話に戻るが、山本レイさんは来月の7月7日に那覇市のパレット市民劇場で、沖縄で初めてのヴァイオリンコンサートを予定しているため、音楽愛好家が多い我々の酒席に参加し切符の販売の協力を願い出たと言うしだいであった。
山本レイさんは、お父さんが北京ではオーケストラの指揮者をしており、弟さんも現在東京でチェリストとして活躍している音楽一家に生まれ、北京音楽大学を首席で卒業し、東京をベースに活躍しているとき、偶々東京でコックをしていた沖縄出身のご主人と知り合い、お父上の反対を押し切って結婚し、沖縄に移住したわけである。
レイさんは勿論だがご主人も沖縄のクラシック音楽の事情に全く疎いのでヴァイオリニストとしての実力を発揮する場が見つからず、一時は自分だけ東京に戻って活躍の場を見つけようと考えた時期もあるという。
ところが不思議な巡り会わせで筆者は彼女の演奏を聞く機会を得て、彼女のヴァイオリニストとしての実力を目の当たりに見せられ、せっかく沖縄人の嫁になって沖縄に住む決意をしたヴァイオリニストが東京に戻ってしまうのは残念だと考えた。
というのは沖縄が芸能・音楽の島といわれて久しいが同じ音楽でもクラシック音楽の分野ではまことにお寒い限りで、管楽器やピアノの分野に比べて弦楽器の人材が少ないと言われてきた。
那覇高校では筆者の後輩にあたる指揮者の儀部寛君も、米軍占領下の当時としては珍しくヴァイオリン専攻で武蔵野音楽大学に進んだがヴァイオリン身を立てるのは困難と判断し、早い時期に指揮者に転身している。 その儀部、指揮者としては音楽の国ベルギーで成功を収めていたが昨年、66歳の若さでなくなっている。
那覇高校で儀部君とは同期で、儀部君と新報音楽コンクールでは常に優勝を争い合ったった仲の山川はるみさんもヴァイオリン専攻で武蔵野音大に進み現在でも後進の指導に当たっている。
そんなとき、卓越した能力を持つ「沖縄嫁」の山本レイさんが能力を発揮できずに東京に戻ろうとするのを惜しむ仲間や沖縄在住のピアニスト等の協力もあって今回のコンサートが実現の運びになった。
彼女の音楽に惚れ込んで目下追っかけ状態でコンサート実現に協力している某氏などは「才能のある沖縄嫁をこのまま東京に戻してしまったら沖縄人の恥だ」とまで断言する熱の入れようであるである。
土曜日の飲み会に山本レイさんをゲストとして招待したのは筆者の発案であるが、では次に起きてくる疑問は妙齢の美人ヴァイオリニストと杖を頼りにヨボヨボ歩きの筆者の接点は何処にあったのか。
この疑問については次回に説明しよう。
■■コンサートのご案内■■
山本レイ ヴァイオリン コンサート
神が地上に贈ってくれた 最高のヴァイオリニスト
山本レイさんへ
天使のように清らかに
天女のように美しく
あなたの奏でるヴァイオリンの音色は
カオスの中に閉じ込められた
心を解放す
飛べ、奏でよ、不死鳥のように
★ヴァイオリン独奏 山本レイ
★ピアノ伴奏 武田光史
★日時 7月7日 開場 午後6:30 開演:午後7:00
★場所 パレット市民劇場 http://www.city.naha.okinawa.jp/gekijo/40pdf/1107.pdf
★料金 3000円(当日3500円) 全自由席
■ プログラム
どなたでも一度は耳にした事のあるヴァイロリンの名曲ばかりを選曲してありますので、お誘いあわせの是非生演奏による世界の名曲をお楽しみ下さい。
サラサーテ
チゴイネルワイゼン
メンデルスゾーン
ヴァイオリン協奏曲ホ短調?楽章
その他世界のヴァイオリン名曲
■ 主催 山本レイ音楽事務所
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⇒ezaki0222@ybb.ne.jp
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