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サイパン陥落:乳幼児8人強制死 新証言 日本兵が銃殺、親も毒薬や素手で

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よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。 最近の沖縄紙は連日「普天間移設」関連記事が紙面のトップを飾り、「集団自決訴訟」関連の記事が絶えて久しい。   特に昨年今年と二年連続で「集団自決特集」を組んだ『うらそえ文藝』が、沖縄二紙を真っ向から批判して以来、批判、断罪に対して全く頬被りのままで、一言の反論も無い。   ⇒集団自決論争、沈黙を守る沖縄タイムス集団自決を巡る沖縄紙の沈黙   さらに追い討ちを掛けるように、先月、上告中の最高裁判断にも大きな影響を与えると思われる大城澄江さんの決定的証言が出現した。   大城証言により沖縄の識者といわれる人々が歴史を偽造していく過程が暴露され、益々自信喪失で発言の意欲さえ失ってしまったのだろうか。   それとも6月23日の慰霊の日を目前にして、「集団自決」はともかく「残虐非道の日本軍」を印象つける記事でお茶を濁し、辛うじて反論しているつもりなのだろうか。
  大城澄江さんの決定的証言については「暴かれた「座間味村史」のウソ」で触れてあるが、近々稿を改めて決定的論考をして見たいとおもう。   で、本日は以前に縁側さんも取り上げた琉球新報の噴飯物の記事に、当日記もお付き合いをしてみたい。   サイパン陥落:乳幼児8人強制死 新証言 日本兵が銃殺、親も毒薬や素手で  1944年7月のサイパン陥落前後、激しい地上戦で島の北部に追いつめられた県出身で親類同士の0〜4歳までの乳幼児8人が日本兵や親の手で次々に死に追い込まれたことが、複数の親族の証言で分かった。そのうち1人は避難していた壕内で日本兵が銃殺。それがきっかけとなり、親類の親らが毒薬や素手で2人の子を手に掛けたという。この壕では親類以外の子も「大勢死んだ」と証言者は話しており、混乱状態に陥った壕内で乳幼児を巻き込んだ「集団自決」(強制集団死)が起きたことも明らかになった。琉球新報の取材で証言者は一様に「体験を話すのは初めて」と語っている。  証言したのは当時、サイパン島の北部に住み、親族らで戦場を逃げ回った久高樽さん=故人、うるま市出身、当時60歳=の娘の渡久地トシ子さん(83)や孫の石川静子さん(73)ら。犠牲となったのは樽さんの孫や親類の子どもら8人。  渡久地さんらによると、樽さんの孫・将一ちゃん=当時6カ月=は同年7月8日、サイパン島北部の海沿いにある壕内で日本兵に「泣かすな。敵に気づかれる」と銃殺された。  これを見た親類も「自分で死ぬことができないから」と子どもを手に掛け、2人が犠牲となった。残る5人の子も別の場所で、親らによって命を絶たれたという。  沖縄戦に詳しい石原昌家沖国大名誉教授は「軍民雑居の状況では、日本軍は住民は機密を知ったとして投降を許さず、死に追い込むという皇軍の本質が出た」と指摘した。  吉浜忍同大教授は「米軍は南洋の戦いを戦訓に、約1年後の沖縄戦で日本兵と住民を混在させない作戦をとったが、日本軍は戦訓に住民の視点はまったくなく、沖縄戦で同じ悲劇を招いた。住民避難地域を設けず、むしろ住民を盾にした」と説明した。(新垣毅) (琉球新報)                         ◇ 「うらそえ文藝」(15号)で、星雅彦氏は、沖縄戦の証言を元琉球新報記者が「日本軍」と「米軍」を故意に入れ替えて「残虐非道な日本軍」という歪曲記事を「那覇市史」に書いている、と暴露している。⇒集団自決:極左が監修する公的刊行物!   上記引用の記事も、これまでの沖縄紙の歪曲報道を考えれば、どれだけ真実を伝えているのか疑念を持たざるを得ないが、それはさておくとしても、吉浜沖国大教授の解説に関して言えば、さておくことは出来ない。   沖縄を取り囲んだ米軍艦船が「鉄の暴風」といわれる無差別艦砲射撃で、多くの住民が犠牲になり、逃げ場を失った挙句「集団自決」に至ったことは多くの証言者によって明らかにされている。  日本軍が早い時期に住民の本土疎開や北部避難を指示していた事実を無視し、住民を無差別攻撃で「鉄の暴風」の犠牲にした米軍を「日本軍と住民を混在させない作戦」を実施した人道的軍隊とし、その一方で日本軍は「住民を盾にする」残虐な軍隊と解説する吉浜教授に、学者としての良心の一欠けらも見出すことは困難だ。   吉浜教授は過去にも『母の遺したもの』(宮城晴美著)や「集団自決訴訟」により、自説を二転三転させたことでも知られており、自身の検証より琉球新報のイデオロギー塗れの「定説」を優先させている。   これは沖縄の学者の悲しい性なのだろうか。   ■二転三転の集団自決の「定説」■ 座間味島の集団自決は「隊長命令による」という「定説」は、集団自決の生き残り宮城初江氏によってもたらされた。 初江氏は、その後それが「援護金」のために強制されたウソの証言であったことを娘晴美氏に書残した。 娘晴美氏が母の遺言である『母の遺したもの』(2000年12月)を出版することにより「定説」は逆転し、「隊長命令はなかった」が新たな「定説」となった。 「集団自決訴訟」提訴の5年前のことである。 沖縄戦研究者の吉浜忍沖国大助教授(当時)は、琉球新報に『母の遺した』の書評書いて「〔書評〕『母の遺したもの 沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言』宮城晴美著」 「定説」とは違う真相語る (隊長命令はなかった)吉浜忍」(2000年12月24日・琉球新報)として、研究者の立場から新しい「定説」を補強した。  「書評」で吉浜教授が、争点の「隊長命令」では「命令は無かった」と、従来の「定説」とは違う真相を解説している。 琉球新報 2000年12月24日 『読書』 『母の遺したもの』 宮城晴美著
 
「定説」とは違う真相語る
 
座間味島は、沖縄戦の前哨戦であり、悲劇の始まりでもあった。 悲劇の象徴が「集団自決」であり、今日まで「悲劇の物語」として語られてきた。 そして、物語の核心部分の「隊長命令による集団自決」には著者の母親の証言が有力な根拠となった。
当事者によるものであっただけにこの証言は大きな影響を与え、様々な出版物に引用されたり、粉飾されたりして。やがて「定説」化していった。 「隊長命令による集団自決」を一つの争点にした家永教科書沖縄出張裁判も記憶に新しい。
「定説」は時には善意によってつくられることもある。 座間味島「集団自決」の「定説」には、沖縄戦で戦死や負傷した一般住民に対する「援護法」適用問題が絡んでいた。 「集団自決」においては「軍との雇用関係」、すなわち隊長命令があったとすれば「援護法」が適用され、遺族は救済される。
この根拠として母親の言質がとられた。 母親の戦後苦悩はここから始まる。 さらに関係者との板ばさみで苦悩は助長する。
そして母親は死を前に、娘への遺言として、「定説」とは違う真相を語った。 隊長命令はなかったと。
本書は、戦後世代の娘が母親と真剣に向かい合い。 苦悩を共有しつつある、かつ執念をもって真相を究明し、「定説」を覆した。 戦後世代の沖縄戦継承が問われている今日、戦後世代が沖縄戦を二次体験として、体験証言を検証し次世代へ継承するという著書の姿勢は今後の指針になるであろう。(略)(吉浜忍・沖縄県文化振興会史料編集室主幹)

更に新しい「定説」に、沖縄タイムスがお墨付きを与えることになる。 『母の遺したもの』が沖縄タイムス出版文化賞を受賞するという栄誉と共に学術的にも社会的にも「隊長命令はなかった」が確固たる新「定説」となった。  〔沖縄タイムス 12月12日〕
第22回沖縄タイムス出版文化賞受賞作品が決まる

2001年12月12日・沖縄タイムス・朝刊
 正賞:『アンヤタサー』山里将人著、『母の遺したもの 沖縄・座間味島「集団自決」の新しい証言』宮城晴美著 ■提訴後の変節■ 座間味島の集団自決の「定説」がタイムス、新報によって認知されたわけだが、この「定説」は2005年の「集団自決訴訟」によって、再び揺らぎ「隊長命令はあった」と元の「定説」に逆戻りする。 それに従って研究者達の「定説」も次々と姿を変えてくる。 例えば沖縄タイムスの「書評」で『母の遺したもの』は「『定説』とは違う真相を語るー隊長命令はなかった」と書いた吉浜氏の変節ぶりはこの通り。
沖縄タイムス2008年年11月18日  [魚眼レンズ]吉浜忍さん
沖縄戦の事実しっかりと
 「集団自決」訴訟の控訴審で原告の訴えを退ける判決が出たことについて「一審判決を踏襲したもの。おそらく原告勝訴にはならないと考えていた」と話す沖縄国際大学教授の吉浜忍さん。「当然の判決」と強調する。  「カリキュラム上の問題で突っ込んで話はできなかった」と断りながら、自ら講義でも学生に対して同判決について触れ、説明したという。  「沖縄戦の歴史的な事実関係をしっかり丹念に教えることが大事。学生は逆にスローガン的、感情的なものではなく、事実を踏まえた沖縄戦を学びたいという気持ちが強い」と指摘。  「今後もこれまでの沖縄戦の証言を継続的に教えていきたい」と気を引き締めている。 沖縄では、新聞が作る「定説」には、たとえ研究者といえども逆らえないということが、吉浜氏の変節ぶりから垣間見える。 吉浜氏は以前書いた「書評」のことはすっかりお忘れになったようで、沖縄タイムス紙上で再度豹変した「定説」を激しく主張している。 2007年3月31日『沖縄タイムス』朝刊27面を転載。 沖縄戦 ゆがむ実相  高校教科書に掲載された沖縄戦の「集団自決」の実態が国によって隠された。文部科学省は、今回の教科書検定で「軍命の有無は断定的ではない」との見解を示し、過去の検定で認めてきた「集団自決」に対する日本軍の関与を否定。関与を記述した部分の修正を教科書会社に求めた。同省が変更理由に挙げたのは「集団自決」をめぐる訴訟での日本軍の元戦隊長の軍命否定証言と近年の「学説状況の変化」。文科省の姿勢に、県内の関係者からは「沖縄戦の実相の歪曲」「殉国美談に仕立て上げている」と批判が出ている。
 沖縄戦研究者の吉浜忍沖国大助教授は「検定意見で日本軍の『集団自決』への関与がぼかされたが、軍隊が誘導したのが実態だ」と沖縄戦の実相を指摘する。その上で「国によって沖縄戦が書き換えられた。これまでの研究や調査を逆転させようという政治的意図を感じる」。(略)                     ◇ 現在沖縄タイムスと琉球新報が捏造した「定説」に真っ向から異論を唱えている星雅彦氏と上原正稔氏が、事実上沖縄論壇から干された状態にある。 これを考えれば、沖縄の識者たちが、次々と沖縄二紙に追随し、変節していくのもむべなるかなで、同情の念を禁じえない。 沖縄の学者さんたちは変節しなきゃ生きていけない。お気の毒。(涙) よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします   ブログセンターランキングへクリックで応援願います。

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