県民投票に反対の市町村が続々と明らかになってきた。雪崩現象である。
沖縄2紙や謝花副知事は「県民投票の実施は義務である」「実施しない市町村には是正要求をする」などと、あたかも実施しない市町村は罰されるような印象操作をしている。
しかし、議会の「反対」意見書や関連予算の否決を「尊重する」とする市町村長がほとんどだ。
それに、関連予算を可決した市町村でも、「無駄な予算」として市町村長が専決処分で否決するのも有効である。
なによりも、民意を米大統領に伝えるという大義名分が崩れ、県民投票の結果は「国内問題」として米大統領には伝えないという。(在日米国公使)
大義名分を欠いた虫食いだらけの県民投票に6億余の予算を使うのは公費の無駄使い。
県民投票に不参加の市町村の雪崩れ現象を食い止めるため必死の沖縄タイムス。
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きょうの1面と社会面トップは例によって「市民の声」の大盤振る舞い。 断末魔の記者の顔が目に浮かぶ!
だが、雪崩は止められない。
■1面トップ
宮古島の投票参加要求
住民が集会 市長を批判
投票まで2ヶ月
■社会面トップ
私の一票「奪わないで」
宮古島市民集会
市長と市議に翻意訴え
■二面トップ
首長判断 カギ握る
予算 8市長認めず
全県実施は不透明
沖タイの思惑とは裏腹に、「実施反対派」の大きな動きも報道せざるを得ない辛さ。(涙)
■三面トップ
県民投票鋭く対立
市町村議会で論議
予算の無駄 反対
普天間が固定化■2択は不十分
意思を示す 賛成
県内移設は理不尽■当然の責務
■社会面中段
基地は必要?議論白熱
県外の高校生 辺野古訪問
沖縄タイムス+プラス ニュース 「県民投票に参加を」宮古島市民が要求 投票まで2カ月、市長に翻意訴え 2018年12月24日 09:11
下地敏彦宮古島市長が辺野古新基地建設の賛否を問う沖縄県民投票を実施しない方針を表明したのを受け、市民有志でつくる「県民投票実現!みゃーくの会」(奥平一夫、亀濱玲子共同代表)は23日、市平良西里のJAおきなわホールで県民投票の実施を求める市民集会を開いた。市民約200人が集まり、速やかに事務経費を支出して県民投票に参加するよう求める大会決議を採択した。25日に市に文書を提出し、翻意を訴える。
拡大する県民投票の実現を求め、ガンバロー三唱で拳を突き上げる市民集会の参加者=23日、宮古島市平良西里のJAおきなわ宮古地区本部大ホール
県民投票は来年2月24日に行われる。
決議文では、下地市長が市議会の反対を理由に投票への不参加を決めたことを問題視。「市民の意見は議員の意見に集約されている」との市長見解に対し、「直接民主制を否定する暴言」と指弾。「市民は下地市長や市議に自らの意思表示まで負託した覚えはなく、私たちの権利を奪う権限はない」と指摘し、県民投票への参加を「強く要求する」と訴えている。
奥平代表は「県民投票を求めて署名した市民の思いをつぶしていいのか。これは民主主義を踏みにじる勢力との戦いだ」と市議会や市長の対応を批判した。
亀濱代表は「県民としての権利を行使したいのに市長が勝手に奪うことがあってはならない」と語った。
県は、市町村には事務遂行の義務があるとして、地方自治法に基づき県民投票の経費を支出するよう下地市長に勧告。12月26日までに県民投票事務の予算の取り扱いについて回答するよう市に求めている。みゃーくの会は下地市長が県民投票不参加への態度を改めない場合は住民訴訟を検討する方針だ。
県民投票の実現を求め、ガンバロー三唱で拳を突き上げる市民集会の参加者=23日、宮古島市平良西里のJAおきなわ宮古地区本部大ホール
☆
一部の県民投票「推進派」の声を、あたかも全宮古市民の意見であるかのように報じる沖タイの誇大報道には呆れる。
>亀濱代表は「県民としての権利を行使したいのに市長が勝手に奪うことがあってはならない」と語った。
下地市長は市議会の意見を尊重したのであり、県民としての権利を「勝手に奪った」わけではない。
>下地市長が県民投票不参加への態度を改めない場合は住民訴訟を検討する方針だ。
住民訴訟は大歓迎。
下地市長は、欠陥だらけの県民投票を実施しない理由を法廷で堂々と主張してほしい。
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