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翁長前知事の後継者を自認するデニー氏が知事になって以来、沖縄県政の流れが「オール沖縄」に追い風をもたらした印象だった。
ところが、知事選の勝利がデニー氏の絶頂期だった。
束の間の絶頂だ。
12月に入って、三つの流れが逆流となってデニー知事に襲い掛かった。流れが変わったのだ。
三つの逆流とはこれだ。
①防衛局による土砂埋め立ての工事。
②県民投票に反対する市町村
③ホワイトハウスへの請願署名
三つの逆流で満身創痍の本日の沖タイから発狂見出しを抜粋しよう。
■一面トップ
県議会、土砂投入中止要求
賛成多数で意見書可決
辺野古工事「法律を悪用」
国、埋め立て加速
辺野古土砂投入1週間
■二面トップ
県民投票実施県が勧告
宮古島市に回答もとめる
市長「義務でない」
「是正の要求」に法的義務
宜野湾市議会が予算否決
松川市長、25日にも態度表明
「否決は重い」松川氏
うるま市でも否決 市長再議検討
沖縄市も否決 再議へ
県民投票反対の流れに逆らうように、沖タイの見出しは、県民投票は「義務」だとし、実施に向けてはあたかも法的強制力が有るかのような印象報道だ。
だが実際は、県民投票の実施について法的義務は無い。
現在県は態度を保留している市町村に「指導」という比較的ソフトな対応をしているが、拒否した市町村には「是正勧告」、それでも拒否したらさらに強い「是正要求」をするという。
では、県の是正勧告を無視したらどうなるか。
その時は県が「不作為」により各市長村を提訴する以外になす術は無い。
最終的に県が提訴して勝訴したらどうなるか。
各市町村の違法が確定する。 だが、それでも県には「強制執行」の権限はない。
もっとも欠陥だらけの県民投票の実施を強制する訴訟で各市町村が敗訴するはずは無い。 ただ20以上の市町村を「不作為」で提訴するなど前代未聞。 デニー県政の恥は全国規模、いや世界規模で拡散されるだろう。
いくらデニー知事が軽薄でも提訴による恥晒しだけはしないようだ。
沖タイは、県民投票を実施しない市町村は「是正要求」などで違反したら罰されるような印象報道だが、捏造報道として当日記などのネットに叩かれるのを恐れてか、不都合な真実を次のように報じている。
<今回の県民投票は、是正の指示や代執行など県の強い関与が認められている法廷受託義務ではなく自治義務となる。県も「自治義務のため、地方自治法に基づく関与は是正の要求までだ」との認識だ。市町村が投票事務を実施しない場合、県が不作為の違法確認訴訟を提起することも可能だが、県は「仮に勝訴しても、違法が確認されるだけで、直接執行されることは出来ない」としている。(沖縄タイムス2面)>
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