この裁判は3年前に実施された県教員採用試験をめぐり、口利きがあったと告発され、名誉を傷つけられたとして、安慶田光男元副知事が諸見里明前教育長に損害賠償を求めていたものです。
前教育長側も名誉を傷つけられたとして反訴していて、裁判では告発文書の真偽が主な争点となっていました。
11日の判決で那覇地裁の平山馨裁判長は、口利きがあるとした前教育長の供述について「相当具体的に述べていて不審な点はうかがわれない」とした上で「内容は関係者の供述と合致している」などとして口利きの事実を認め、安慶田元副知事に慰謝料などおよそ520万円の損害賠償を命じました。
判決には安慶田元副知事は出廷せず、弁護側は控訴するかなど今後について、「本人と相談したい」としています
安慶田氏の「口利き」疑惑について検索したら、当時の拙ブログを引用した「うるまタイムス」の記事に遭遇した。
分かりやすいので「うるまタイムス 沖縄のweb雑誌」を再引用させていただいた。 以下引用。驚きました。新年早々、“狼魔人”の予言が的中しました。
沖縄保守言論界の大物、“ブログ狼魔人日記”の江崎孝さんは、 昨年から「オール沖縄」の分裂を予測していました。しかし、これほど早く現実になるとは思っていませんでした。
分裂劇のきっかけは、宮古島市長選で翁長知事が共産党系の候補を支援したことのようです。
今年に入って、宮古島市長選を巡る「オール沖縄」の分裂騒動で翁長知事が共産党系の奥平候補を支援したことがこじれ、「オール沖縄」の社民党系リーダーの圧力で県庁内部の不満分子が安慶田「口利き」疑惑を沖縄タイムスにリークした。
沖縄タイムスのスクープ報道が爆発した。これに呼応した琉球新報が沖縄タイムスと並んで安慶田疑惑の糾弾を始めた。
沖縄2紙が翁長知事批判の封印を解いた瞬間である。 これまで翁長知事を支えてきた「オール沖縄」に亀裂が入り、沖縄2紙が翁長支援を見限ったのだ。
※狼魔人日記(2017年1月26日)から引用
翁長知事の「汚れ仕事」の代行人といわれた安慶田前副知事が、諸見里前件教育庁を告訴したことで、県内に激震が走った。
安慶田氏の告訴劇は、直前まで県庁のナンバー2だった人物が、昨年まで県の教育行政のトップだった人物を告訴するという前代未聞の事態だ。 県庁内に疑心暗鬼の空気が流れるのも止むを得ない。
~途中省略~
告訴された諸見里前教育長は「うそ偽りなく全て話してきた。逃げるわけにはいかないので正面から受けて立つ」と鼻息が荒い。
安慶田前副知事が嘘つきか、諸見里前教育長が嘘つきか、法廷で決着がつくだろう。 だが、いずれが嘘つきにせ県幹部の法廷闘争で一番困惑しているのは、翁長知事だろう。 闇に葬り去るはずの「汚れ仕事」の詳細が法廷で県民の目に晒されることになるのだ。
※狼魔人日記(2017年1月27日)から引用
翁長知事にとって計算違いだったのは、“汚れ役”として、このまま消えていくはずだった安慶田前副知事が諸見里前件教育庁を告訴したこと。
翁長さんが那覇市長時代から、翁長さんの腰ぎんちゃくと言われてきた安慶田前副知事。今回も翁長さんの指示通りにことが運ぶかと思われたのですが、これで終われば安慶田前副知事の政治生命は完全に終わり。
そこで、「潔白を主張しなければ俺は終わってしまう。誰の指示でやったんだ!」ということではないでしょうか。
これは、東京出張中の翁長知事にとっては、まさに寝耳に水。
「由々しきこと」というのは本音でしょう。
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