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カンニング学生が逮捕されるとは前代未聞だが、それにしても今朝の沖縄タイムス一面トップには驚いた。
総合面の解説記事、社会面の大見出も含めて、たかがカンニング記事で大騒ぎである。
だが、カンニングは果たして新聞の一面トップを飾るほどの重大事件なのか。
一面トップ
入試登校19歳逮捕
仙台予備校生「一人でやった」
社会面左トップ
「真面目な子が」「許せぬ」
入試投稿容疑予備校生逮捕 驚き・怒り交錯
■たかがカンニングされどカンニング・・・。
石川五右衛門が「浜(はま)の真砂(まさご)は尽きるとも世に盗人の種(たね)は尽きまじ」とうそぶいたが、受験がある限り、カンニングの種は尽きない。
カンニングは昔からよくある話で、さほど驚く話ではない。
今回の大騒動はカンニングの手法が新しく、大学側が受験生に追いつけなかっただけの話である。
隠し持った紙のメモからハイテクに変わったことが、情報工学の専門家のいる大学側にとって「想定外」だったということだから、実は受験生の「知恵」に追いつけなかった大学側の面子が丸つぶれという話ではないのか。
カンニングが悪いということは当たり前田のクラッカーで、いまさら新聞が大見出しで大騒ぎすることではない。
問題の核心を履き違えたこんな見出しの報道もある。
⇒「受験生冒涜する行為」 県内受験生、大学関係者反応(3月4日 05:00)
「逮捕されても仕方ない」「受験生を冒涜する行為」−。大学入試問題のインターネット掲示板への投稿問題で、男子予備校生(19)が逮捕された3日、県内の受験生からは憤りの声が上がった。県内大学関係者も「厳正に対処してほしい」などと受け止める一方「対策といっても、どこまでしたらいいのか」と頭を抱えた。
芳賀郡の県立高校に通う男子生徒(18)は、都内の国立大を受験している。男子予備校生の逮捕について「(投稿は)卑劣な不正行為で逮捕されても仕方ない」と話す。逮捕までの経緯を踏まえ、「インターネット上などに履歴が残ることに思いが及ばないのか」とあきれた様子だ。
宇都宮市内の私立高校に通うさくら市、男子生徒(18)は「頑張っている受験生を冒涜するような行為」と憤る。同時に「社会が許さないと知るべきだが、どこか『怖い』気分にもなる」と同世代の逮捕に驚きを隠さなかった。
逮捕の報を受けても、大学関係者の懸念は消えない。
5日に入試のある白鴎大。同大入試広報部は「入試は公正、公平が原則。行為については厳正に対処してほしい」とし、今後の対応について「大学側の問題として、カンニングを未然に防ぐような環境作りをしないといけない」とする。
宇都宮大の入試担当者は、投稿問題について「大学入試の根幹にかかわる問題で、社会に与える影響は大きい」とする一方、対策については「どこまでやったらいいのか…」と困惑。「携帯電話には既にさまざまな機能があり、今後も増える。完全に防ぎきれないケースも出てくるのではないか」と懸念する。
県教委は、7日に県立高の入試を控えるが、どの教室にも手荷物が持ち込めないようになっているといい、「不正のチェックは各校の試験官に徹底してもらう」方針だ。
☆
沖縄タイムスの特集記事『表層真相』の解説では、「幼稚な手口『死角」突く」と見出しを付けているが、その一方で盗聴・盗撮機発見をする専門会社「JPS](札幌市)の話として「ボールペンや眼鏡、腕時計など一見しただけではわからない超小型カメラは、通信販売で1万円程度購入可能。ただ、短時間で画像データを携帯電話に取り込み、投稿するのは難しいという。」としている。
「幼稚な手口」とはいいながら、実際はどのようにやったか。
「死角」をついた専門も予測できない手法は「幼稚」の一言で切り捨てるべきではない。
仮にこの受験生が「知恵袋」に投稿せずに、「優秀な」共犯者に解答を依頼していたら、今回の場合現行犯ではないので完全犯罪になった可能性もある。
さらには、この受験生の前にも「優秀な共犯者」と組んでカンニングで入学した学生がいないとは言い切れない。
その意味では今回の事件はネット社会についていけなかった大学側に対する警鐘といえなくも無い。
■偽計業務妨害罪?
今回の容疑は「偽計業務妨害罪」である。簡単に言えば、仕事を邪魔された罪ということだが、今回の大学側の仕事とは入試行うことでありその点では入試を終了しているの妨害にはなっていない。
入試そのものが、放火や爆破予告等で事実上の実行されなかった場合なら、業務妨害も当てはまるが、その場合は別の重罪の適用が考えられる。
今回のハイテクカンニングは偽計はともかく業務妨害の適用には疑問が生じる。
それよりも、そもそも大学側の試験監督は十分であったのか。
問題の京都大学では監督はバイト任せで殆どなされていないという話を聞くが、大学側が入試監督の本来の業務を果たさずに、その結果ネットカンニングが起きたのは自業自得と言われても仕方が無い。
さて、問題の受験生がカンニングで逮捕されるという前代未聞の事態に陥ったの一体何故か。
想定外の盲点を受験生に突かれ面目丸つぶれの京都大学が京都府警に刑事告訴したからである。
今回のケースで京都大学の告訴が無ければ逮捕花買った。
同じ手口でも「Yahoo知恵袋」に投稿などせず、共犯者に解答させていたら完全犯罪ではなかったか。
カンニングで告訴され、偽計業務妨害罪という言いがかりのような罪状で有罪となれば、この受験生はカンニングで前科持ちになってしまう。
当然のことながら筆者は、カンニングはあってはならないし、否定する。
だが、法の公正をいうなら、机の下で辞書を引く原始的カンニングも逮捕されねばならないはずだ。
■京都大学は「釈放嘆願書」を
問題の受験生はカンニングが発覚した以上その大学は不合格になるべきであるが、果たして警察やメディアが大騒ぎして彼の将来まで世間から抹殺すべきものなのか。
偽計業務妨害といえば以前に同じ罪状で堀江貴文氏が逮捕されたと記憶する。 だがそのときは世間への見せしめ的な逮捕だったと思われた。 堀江逮捕による見せしめの当否はさておいても、受験生のカンニングに対す見せしめでの逮捕は不当であろう。
京都大学は、犯人が逮捕され「反省じている」とのことなので、本人の将来を考えて「釈放嘆願書」でも提出すべきではないのか。
自分らの監督府行き届きは棚に上げ、「業務が妨害された」と警察に訴え出るとはお門違いではないのか。
大学側が面子を潰したからといって、見せしめのために受験生を逮捕させるのは行き過ぎである。
これ以上この受験生をマスコミのなぶりものにしてはいけない。
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