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沖縄県政に無知なデニー氏、感情や弔いで政治は出来ない!

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沖縄県政の刷新を求める会

 

30日の知事選まで遺すところ2日と迫った。

 今日の沖縄タイムスから、知事選関連の見出しを一部抜粋して紹介しよう。

 ■一面トップ

 台風 知事選かき回す

 

竹富町・津堅島 繰上げ投票

 

選管 分割開票も検討

 

知事選候補者舌戦続く

 

期日前投票が大幅増

 

■二面

 

期日前投票 前回の1.5倍

 

11市で21万5千人超

 

正しいものは勝つという性善説?がある。 

意見が対立したとき、普通の人は、正しい論理を積み重ねたら相手を説得できると考える。 要約すれば論理は感情論に打ち勝つという意味だ。

たが、現実はそんな甘いものではない。

どんな理屈の積み重ねも、感情的なひと言でもろくも崩れ去る。

不特定多数の有権者に政策を訴える選挙の場合、感情論で相手を一蹴する場合が多々ある。

政治の世界では「弔い合戦」を訴える感情論が、政策を訴える論理は打ち負かす例は多い。

 

今回の沖縄県知事選で、前宜野湾市長・佐喜真淳氏と前衆院議員の玉城デニー氏の事実上の一騎打ちといわれる。

県議や宜野湾市長としての豊富な行政経験を持つ佐喜真氏がより上を目指して県知事に立候補するのはよく理解できる。 

だが一方のデニー氏は県知事候補者としての選ばれ方は、北朝鮮の前近代的「権力の継承」を思わせる不透明なものがある。

翁長知事の生前から、デニー氏は県知事として推す声は一度もなかった。

翁長知事の死後、慌てて「オール沖縄」は、知事候補者を決める調整会議を設立した。

数多くの候補者の名前が出ては消えたが、不思議なことにデニー氏の名前は一度も議論さえされなかった。

デニー氏が翁長知事の「後継者」として知事候補となった唯一の根拠は、「ある人」から新里米吉県議会議長に持ち込まれた音源に録音された「遺言」だけだ。

しかも「遺言内容」開示の要請を拒否した新里氏しか音源を聞いたものはいない。(後に謝花副知事が録音現場にいたと、口裏を合わせたが「遺言」と言えるものでなく、雑談の中で、デニー氏の名前が出た程度という)

つまり豊富な行政経験をベースに知事候補として準備万端の佐喜真氏に対し、一方のデニー氏は衆院議員時代に沖縄県政を真剣に考えたこともなく、他人事のようにして過ごした。 

デニー氏が佐喜真氏にまともに論理で対抗したら支離滅裂になるのは目に見えている。 佐喜真氏との公開討論会では、デニー支援の目取真氏でさえ佐喜真氏に勝利の軍配を挙げたくらいだ。(公開討論会に付いては【おまけ】を参照)

そこで、デニー陣営が考えた戦略が論理に打ち勝つ「感情作戦」だ。

そのためには、翁長知事を徹底的に神格化し、ひたすら「翁長知事の遺志を継承する」を全面に掲げ「弔い合戦」と位置づけることだ。

 

 

■今日の沖タイには両候補の選挙姿勢を象徴的に表す全面広告(佐喜真→一頁、玉城→二頁)が目を引いた。

 

佐喜真氏は自身の漫画イラストを添えて、県民所得、子どもの貧困問題、交通渋滞解消の鉄軌道等を詳しく説明している。

 

 

 

ところが玉城氏は一面×2頁の大きなスペースのいずれのページにも、デニー氏の写真は掲載されておらず、代わりに翁長知事や翁長知事夫人、そしてご長男の写真で飾っている。

 

 

 

事情を知らぬ人が見たら知事選候補者は翁長知事と錯覚するほどの「翁長頼み」の奇妙な広告。 一枚目は、翁長知事の写真とコメントの他に翁長夫人の写真の下に、こんな文言。

 

 

 

翁長は心の底から沖縄を愛し、140万県民を命がけで守ろうとした

 

 

 

「命(ぬち)かじり頑張りましょう」  翁長樹子 故・翁長雄志夫人

 

 

 

もう一枚のデニーの全面広告は、トップに翁長知事の写真を掲載。

 

 

 

こんな文言

 

 

 

わたしたちの知事

 

 

 

翁長雄志さん ありがとう

 

 

 

後継者はこの思いを託せる『ぶれない信念の人』へ!

 

 

 

樹子夫人へのインタビュー

 

 

 

(略)

 

 

■沖縄2紙は辺野古移設について佐喜真氏は「逃げている」などと批判するが、辺野古移設が不可欠な理由に尖閣問題を記者が両候補に質問した。

尖閣について質問されたデニー氏は「外交で解決」などと能天気な発言した。 だが、いやしくも国会議員の経験が有るデニー氏なら、「外交で話し合う」などと発言するはずは無い。 

わが国の尖閣に対する方針は「尖閣はわが国古来の領土なので、領土問題は存在しない」である。

デニー氏のように尖閣侵略を目論む中国と外交交渉をしようものなら、その瞬間「領土問題の存在を認めた」ことのなり、中国の思う壺である。

 【追記】

■安仁屋正明さんのコメント

佐喜眞氏の印象は、政策
             子供・教育・離島対策・年収アップ
デニー氏の印象は、翁長氏の無念をはらす

↓たまには良いことも言います


稲嶺恵一元知事:
知事選挙は、感情で選ぶものでは無い
これからの沖縄をどうするかで判断しなければならない

 

 【おまけ】

 【動画】2018沖縄県知事選立候補予定候補者討論会 2018/09/11 に公開

9月30日投開票の沖縄県知事選に立候補を予定する前宜野湾市長の佐喜真淳氏と衆院議員で県政与党が推す玉城デニー氏を招いた県政記者クラブ主催の討論会が11日、那覇市の自治会館で開かれた。

 

地元TVのRBCが昨夜のゴールデンタイムに知事選の2回目の公開討論を放映した。 前の記事で、佐喜真氏が優勢の印象を受けたと書いた。 玉城氏は終始発言に自信が無い印象だった。 玉城氏は知事選出馬を決意するまで再三記者会見日を先送りした。

翁長知事の遺志や知事選の候補者を選ぶ「調整会議」で「適任者」として指名され、「重く受け止める」というのなら、迷うことなく出馬決意をしてもよさそうだ。

だが、結局自分では決められず「親分」の小沢一郎氏に後押しされての決意だった模様。 

自信が無いままの出馬決意に見えた。

玉城氏は、準備不足というより勉強不足のまま出馬したた。

勉強不足の玉城氏は、追い詰められると翁長知事の「あらゆる手段で」を連発した。

翁長知事の発言を繰り返す以外成す術を知らなかった。

玉城氏が劣勢に見えたのも当然だ。

筆者は宜野湾市民で佐喜真氏に投票した手前、贔屓目で見て客観性に欠ける可能性がある。 そこで念のため、芥川賞作家で極左活動家・目取真俊氏のブログを覗いてみた。 海鳴りの島から  玉城デニー氏と佐喜真淳氏の討論会を見ての感想。

2018-09-12 14:41:47 | 米軍・自衛隊・基地問題
 
 11日に行われた玉城デニー氏と佐喜真淳氏の討論会(主催・県政記者クラブ)をテレビで見た。2人のうちどちらが沖縄の有権者の気持ちをつかんだか、という視点から見たとき、私の印象では佐喜真氏の方が優位に立っていると見えた。

 佐喜真氏は、北部の病院統合問題や浦添軍港の問題を取り上げて玉城氏を追及していた。翁長前県政とオール沖縄陣営の弱点、矛盾を突くものであり、佐喜真氏の方がしっかりと準備をしていた、という印象だ。

 対して玉城氏は、辺野古新基地問題への見解を回避する佐喜真氏を追及しきれていない。普天間基地返還による宜野湾市民の安全確保を強調する佐喜真氏に対し、知事は全県的立場に立つべきであり、名護市民の安全はどうするのか、と玉城氏に切り返してほしかった。

 この日は9・11であり、基地が沖縄の観光、経済に与えた打撃、辺野古新基地の高さ制限の問題と関連して名護の子どもたちの安全はどうなるのかなど、玉城氏にはもっと具体的にイメージできる批判が欲しかった。

 玉城氏の発言で私が一番ダメだと思ったのは、三つのDとして、ダイバーシティ、デモクラシー、ディプロマシーをあげた点だ。デニーのDと引っ掛けたつもりなのだろう。どこのインテリが考え出したのか知らないが、およそ庶民感覚とはかけ離れている。

 

                     ☆

 
さすがの目取真氏も、この場合嘘は付き難かったのだろう。

正直に感想を述べている。

極左活動家の目取真俊氏が「佐喜真氏が優位」と太鼓判を押してくれたのだから、筆者の感想が正しかったということだ。

佐喜真氏優位を「横綱が幕下あしらう」と表現したのもあながちオーバーではないことになる。

「横綱vsふんどしかつぎ」の画像検索結果

さて、「オール沖縄」のコマーシャルペーパーに成り果てた琉球新報と沖縄タイムスの記事はどのように報じたか。

「矛盾」「逃げだ」舌戦 知事選討論会 2氏、互いに熱く

琉球新報 2018年9月12日 13:59   多くの報道陣が詰め掛けた県知事選立候補予定者の佐喜真淳さんと玉城デニーさんの討論会=11日、那覇市旭町の県市町村自治会館

 「矛盾がある」「表現できないのは逃げだ」。30日投開票の沖縄県知事選に向け、県市町村自治会館で開催された県政記者クラブ主催の討論会。立候補予定者である前宜野湾市長の佐喜真淳さん(54)と衆院議員の玉城デニーさん(58)は、米軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設を巡り火花を散らした。報道陣に囲まれ、緊張した面持ちで会場入りした両氏は、笑顔で握手した後は終始厳しい表情に。相手の発言に時折うなずいたり、首をかしげたりしながら、熱のこもったやりとりを繰り広げた。

 両氏が互いに質問するクロス討論では、質問をぶつけ合った。

 玉城さんが佐喜真さんに対して「新基地建設に反対なのか。賛成なのか」と追及すると、佐喜真さんは「SACO合意の原点である普天間飛行場を一刻も早く返還することが何よりも重要だ」と強調した。

 これに対して玉城さんが「SACOは辺野古移設も含む」と反論。「再編交付金を受ける整合性が選挙で問われるべきだ。矛盾する」と眉をひそめ、辺野古移設への是非を明確にするよう求めた。

 佐喜真さんは玉城さんに那覇軍港の浦添移設について「推進の立場でいいか」と質問。玉城さんは「移設ありきでなく、クルーズバースなど全体の計画で捉える」と移設協議会の推移を見守る姿勢を繰り返した。

 これに対して佐喜真さんは「そうじゃない。推進するかによって協議会の中身が変わる」「クルーズ船とは違う」と何度も追及。「今、表現できないのは逃げだといっても過言ではない」と首をかしげた。

 主催した県政記者クラブからの質問は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題に集中した。

 佐喜真さんは「(普天間飛行場を)返還できるという自信がある」と訴えた。討論会中に計8回「私ならできる」などと述べ、返還への自負を見せた。

 一方、玉城さんは「あらゆる手段を行使して、新基地建設阻止に向け、断固たる対応をする」と、翁長雄志知事の遺志を継承していくことを強調した。

                        ☆

■東子さんのコメント

 


「「矛盾」「逃げだ」舌戦 知事選討論会 2氏、互いに熱く 2018年9月12日 13:59」
知事選 沖縄県知事選 討論会 佐喜真淳 玉城デニー
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-801630.html

 

>主催した県政記者クラブからの質問は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設問題に集中した。
>佐喜真さんは「(普天間飛行場を)返還できるという自信がある」と訴えた。
>討論会中に計8回「私ならできる」などと述べ、返還への自負を見せた。
>一方、玉城さんは「あらゆる手段を行使して、新基地建設阻止に向け、断固たる対応をする」と、翁長雄志知事の遺志を継承していくことを強調した。

 

8回「私ならできる」と述べた佐喜眞氏に対して、玉城氏から「私ならできる」は、無かったのね。

 

笑えるのは、玉城氏上げ、佐喜眞氏下げの絶好のチャンスなのに、「私ならできる」を非難しないこと。
自信過剰だと非難しないこと。
嘘だと非難しないこと。 
 
>>普天間飛行場の早期返還を求めることでは一致

 

玉城氏
 「辺野古阻止」を言い続ける。
 返還の見通しはたっていない。
佐喜眞氏
 辺野古移設に協力すれば、反対派の妨害による遅れの分(2年?)だけの遅れで、返還あり

 

一致しているのは、「普天間飛行場の返還」ではない。
一致しているのは、「普天間飛行場の早期返還」だ。

 

玉城氏の方法のどこに「早期返還」がある?
あるのは、「普天間の返還を目指す」だけ。

 

佐喜眞氏のアキレス腱は、「辺野古推進」を明らかにしないことだとすれば、玉城氏のアキレス腱は「普天間の“早期の”返還」への道筋が見えないことだ。 
 

「玉城氏「新基地造らせない」 沖縄県知事選へ公約発表 普天間返還を強く要求 2018年9月11日 05:00」
知事選 玉城デニー 沖縄県知事選 公約 教育福祉会館
https://ryukyushimpo.jp/movie/entry-800817.html

 

>辺野古に新たな基地は造らせない

 

那覇新軍港は、造るわけ?
と思ったら、佐喜眞氏が、質問した。

 


「「矛盾」「逃げだ」舌戦 知事選討論会 2氏、互いに熱く 2018年9月12日 13:59」
知事選 沖縄県知事選 討論会 佐喜真淳 玉城デニー
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-801630.html

 

>佐喜真さんは玉城さんに那覇軍港の浦添移設について「推進の立場でいいか」と質問。
>玉城さんは「移設ありきでなく、クルーズバースなど全体の計画で捉える」と移設協議会の推移を見守る姿勢を繰り返した。
>これに対して佐喜真さんは「そうじゃない。推進するかによって協議会の中身が変わる」「クルーズ船とは違う」と何度も追及。
>「今、表現できないのは逃げだといっても過言ではない」と首をかしげた。

 

玉城氏は、「移設協議会の推移を見守る」と言っているが、移設協議会のメンバーを知っているのかしら?

 


「那覇軍港の移設、1案に絞り込み 浦添市の要望盛り込む「折衷案」 4月の協議会で大筋合意へ道筋 2017年3月25日 05:05」
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/90092

 

>防衛省と那覇港管理組合、沖縄県、浦添市、那覇市でつくる移設協議会

 

5者協議のように見えるが、那覇港管理組合の管理者は知事がなる。
那覇港管理組合、沖縄県は、知事が代表者になる。

 

移設協議会の推移を見守る姿勢?
知事は、那覇港管理組合、沖縄県の代表者として当事者であり、見守る立場に為り得ない。

 

辺野古移設は、仲井真前知事が承認したので、国の事業となった。
仲井真前知事は、承認後、「『辺野古の事業は国に移った(=辺野古は片付いた)』」から、次はキンザーと那覇軍港の解決だ」だと4年前の知事選で言った。
「辺野古移設」は国の事業になったから、「移設の推移を見守る」立場にいられる(というより、いるべき立場)。

 

辺野古は移設、もう決まりで、県の意向を取り入れる段階は過ぎた。
が、那覇軍港の移設は、まだ国に移っておらず、沖縄県の意向を入れて方向を決めようと段階。
それなのに、玉城氏は、「移設協議会の推移を見守る姿勢を繰り返し」。

 

口をはさむ段階を過ぎた辺野古には口をはさもうとし、口をはさむべき那覇軍港は見守ると言う。
こんな認識で、国会議員をしていたのね。
そして、知事になろうとしているのね。 
 

 

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