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当日記管理人は、翁長知事を相手取って二件の裁判を係争中です。 代理人弁護士には手弁当でご協力いただいていますが、訴訟費用の資金難で交通費、宿泊代などの実費支払いや、説明会場を借りるのも厳しい状態です。
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金融機関:ゆうちょ銀行 名義:沖縄県政の刷新を求める会 記号:17010 番号:1924612 沖縄県政の刷新を求める会 ■本日の催物 8月21日八重山日報を応援する会としてありがとう沖縄~感謝に集い~
が開催されます。...
講演会の講師は八木秀次先生
そして応援に
山田宏先生、そしてなんと杉田先生も駆けつけて下さるそうです!
参加ご希望の方は私我那覇までメッセージ連絡下さい!
発起人は全国市長会の会長を務められた松浦正人元山口県防府市長です。
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沖縄県名護市辺野古の新基地建設を巡り、8日に死去した沖縄県の翁長雄志知事が生前、埋め立て承認の撤回について謝花喜一郎副知事に対し「自分でやりたいが、もしものことがあったら君に頼む」と発言していたことが20日分かった。謝花副知事が同日午前、県庁で記者団に語った。
拡大する謝花喜一郎副知事
翁長知事の死去を受けて知事の権限は職務代理者の富川氏が引き継いだが、埋め立て承認の撤回の権限は17日付で、従来から辺野古問題を担当する謝花副知事に委任された。
謝花氏は撤回について「土砂投入の動きがあれば富川盛武副知事や与党と相談して毅然と判断する」との考えを示したが、撤回時期は明言しなかった。
撤回に踏みきった場合に政府が工事停止などの損害賠償を請求する構えを見せていることについて「そういうことも含めて私は覚悟している」と述べた。
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謝花副知事が委任されたのは、あくまで準拠法に基づく知事権限の範囲内のはず。
>埋め立て承認の撤回の権限は17日付で、従来から辺野古問題を担当する謝花副知事に委任された
では、撤回の権限は準拠法に基づく知事権限なのか。
埋め立て承認の準拠法・公有水面埋め立て法を担当する土木建築課は、埋め立て撤回を困難と判断していた。
したがって、「撤回」を実行するのは知事の権限外として、知事の政治判断に属する案件。
謝花副知事が撤回を実行することは選挙の洗礼を受けていない副知事としては知事権限の逸脱ではないのか。
>撤回に踏みきった場合に政府が工事停止などの損害賠償を請求する構えを見せていることについて「そういうことも含めて私は覚悟している」と述べた
謝花副知事は「覚悟をしている」などと大見得を切っているが、翁長知事の音声データで、後継者から外れている謝花副知事が、敢て「撤回」という不発弾の処理を実行するとは考えにくい。
何よりも知事の死去直後の記者会見で、謝花副知事は翁長知事の遺言で「撤回は自分で」と述べている。
沖縄県、きょう聴聞実施 承認撤回 翁長知事「しっかり頼む」
琉球新報 2018年8月9日 09:54
翁長雄志知事の死去を受け、謝花喜一郎副知事と池田竹州知事公室長は8日夜、入院先の病院で、知事の遺体を乗せた車の前で記者会見した。生前の翁長知事に最後に会ったのは8月4日だったと説明した謝花氏は、その際に知事から辺野古新基地建設問題への対応について「しっかり頼む」「埋め立て承認撤回はしっかり自分でやりたい」などの声を掛けられたと明らかにした。
筆者は21日現在、今でも謝花副知事が撤回を実行するとは信じていない。
知事の音声データにより、謝花副知事が「後継者」から外れた現在、政府による損害賠償請求というリスクを犯してまで、謝花知事が、「撤回」という不発弾を敢て処理するとは考えにくいからだ。
では、謝花副知事が「撤回しない」と宣言する時期はいつか。
玉城氏が出馬か否かを明確にする23日前後に記者会見をし、「撤回」は政治判断が伴うので、次期県知事の政治的判断(公約)に譲る、として副知事による撤回を見送るだろう。
では、玉城氏の出馬判断への影響は?
先ず、玉城氏が出馬の条件にしていた「オール沖縄」枠組みはどうか。
>公明県本、県政奪還優先
>佐喜真氏と協定 >かりゆし、自主投票方針 公明党が佐喜真氏を支援することは、「オール沖縄」の崩壊を意味し、翁長知事の生存中に、経済界のかねひで、かりゆし両グループは「オール沖縄」を脱退しており、かりゆしなどは「今回は自主投票」と宣言している。 これでは4年前の「オール沖縄」は空中分解の有様で、その上に「撤回」という不発弾処理まで任されたのでは、玉城氏が出馬の可能性は限りなくゼロに近い。 さて、この後どのような「神の声」が降ってくるか興味は尽きない。 「辺野古撤回サギ物語」の展開である。
【おまけ】
「撤回」というババ抜きゲーム2018-08-18謝花副知事が、翁長知事が意識混濁になる直前の8月4日に、聞いた知事の「最後の言葉」が興味深い・
沖縄県、きょう聴聞実施 承認撤回 翁長知事「しっかり頼む」 琉球新報 2018年8月9日 09:54 翁長雄志知事の死去を受け、謝花喜一郎副知事と池田竹州知事公室長は8日夜、入院先の病院で、知事の遺体を乗せた車の前で記者会見した。生前の翁長知事に最後に会ったのは8月4日だったと説明した謝花氏は、その際に知事から辺野古新基地建設問題への対応について「しっかり頼む」「埋め立て承認撤回はしっかり自分でやりたい」などの声を掛けられたと明らかにした。翁長知事が7月に表明した名護市辺野古の埋め立て承認の撤回に向け、9日に実施する沖縄防衛局への「聴聞」は予定通り実施すると説明した。謝花氏によると、翁長知事の直接の死因は膵(すい)臓がんだが、他に多発肝転移の病理があったことを明らかにした。謝花氏は「県民の皆さまのご理解とご支援をお願い申し上げ、回復を望んでいたが、このような結果になり残念で仕方ない」と目を赤くしてうつむいた。
翁長知事の遺体は8日夜に那覇市の自宅に戻った。謝花副知事は県民葬を開催するかとの問いには「富川盛武副知事、新里米吉議長、県議会と相談したい」と答えた。
死去した翁長知事の表情について謝花氏は「安らかだった」と短く答えた。
知事の職務代理者を務める謝花副知事は、知事選の実施に向けて5日以内に県選挙管理委員会に知事の死去を届ける必要がある。その日程について謝花氏は「状況も見ながら検討したい」と説明した
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>生前の翁長知事に最後に会ったのは8月4日だったと説明した謝花氏は、
>その際に知事から辺野古新基地建設問題への対応について「しっかり頼む」「埋め立て承認撤回はしっかり自分でやりたい」などの声を掛けられたと明らかにした。
確かに翁長知事は野古新基地建設問題への対応について「しっかり頼む」と言った。
だが、「埋め立て承認撤回はしっかり自分でやりたい」とも発言している。
翁長知事は「撤回」が政治案件であることを承知していたのだ。
行政マンの謝花副知事が「撤回」というババ(ジョーカー)を引くとは考えにくい。
果たせるかな昨日の聴聞には「法治判断」の県土木建築部ではなく、知事公室長が出席している。 公有埋め立て法の専門家である土木建築課ではなく、知事のイデオロギーを代弁する知事公室長だ。
沖縄県、承認撤回へ聴聞=政府は辺野古移設堅持
沖縄県は9日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、埋め立て承認撤回に向けた手続きとして、防衛省沖縄防衛局から弁明を聞く「聴聞」を終えた。8日に死去した翁長雄志知事の意向に沿って、職務代理の副知事が実際に撤回を決定するかが当面の焦点だ。
聴聞は県庁で午後2時から約2時間半行われた。防衛局側は撤回に反対し、聴聞の継続を求めたが、県側はこの日で打ち切る考えを伝えた。
県が撤回を決めると承認が無効となり、政府が17日に予定する埋め立て海域への土砂投入は延期せざるを得なくなる。県は撤回決定について、職務代理の副知事でも可能との立場で、近く判断する。
県内移設への反対を訴え続けた翁長氏は先月27日の記者会見で、仲井真弘多前知事による埋め立て承認を撤回する手続きに入ると表明。謝花喜一郎副知事と最後に面会した4日に「撤回は自分でしっかりやりたい」との決意を伝えていたという。(2018/08/09-17:30)
2018.8.9 14:58更新
【普天間移設】辺野古埋め立て撤回へ聴取 県側、審理を即日打ち切り 米軍普天間飛行場の移設工事が続く沖縄県名護市辺野古の沿岸部(小型無人機から)
沖縄県は9日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設にからむ埋め立て承認の撤回に向け、防衛省の意見を聞き取る「聴聞」を県庁で行った。防衛省側は十分な反論の機会が得られていないとして2回目の聴聞を求めたが、聴聞を主宰する県行政管理課長が「審理は尽くされた」として打ち切った。政府は17日に土砂投入を行う計画で、県は近く撤回に踏み切る見通しだ。
聴聞には中嶋浩一郎・沖縄防衛局長ら、県側からは池田竹州(たけくに)知事公室長らが出席。当初の予定を30分超えて約2時間半行われた。
この中で、中嶋氏は聴聞までの準備期間が短く、「到底納得できるものではない」と主張。撤回の理由として県側が示した内容に具体性、明確性が欠けているものが多く、質問に対して県側から満足いく回答がなかったことから改めて聴聞の機会を設けるよう県側に求めた。
県側は7月31日に沖縄防衛局に対して行った通知で、撤回の根拠について、不十分な環境保全対策や、護岸設置場所の地盤も軟弱なことなどを挙げた。
菅義偉官房長官も記者会見で、辺野古移設に関し「安全保障環境が厳しさを増す中、日米同盟の抑止力や普天間飛行場の危険除去を考えたときに、唯一の解決策であることに変わりない」と述べた。
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>謝花喜一郎副知事と最後に面会した4日に「撤回は自分でしっかりやりたい」との決意を伝えていたという
翁長知事は「撤回」について「自分の責任で実行する」と繰り返している。
ここで翁長知事が残した「自分の責任で撤回する」という文言が問題になる。
謝花副知事は知事の代理権限を有しているが、これはあくまでも県知事が法治裁量で実行した案件に限られる。 翁長知事が法治裁量を逸脱して実行した「恣意的裁量」まで行う権限が有るとは思えない。
となると、謝花副知事が、土木建築部が困難視した「撤回」を、翁長知事の恣意的判断にしたがって、「撤回」に踏み切るとは考えにくい。
国は「撤回により生じた工事の遅れで生じた損害賠償金を知事個人にも請求する」と何度も公言している
だが、ここで謝花副知事が「撤回はしない」と発言したら、その瞬間「志半ばで国に望みを絶たれた悲劇の知事」というゴールドカードが木っ端微塵に粉砕する。
きょうの沖タイは、聴聞終了により撤回の道筋は決まったとして「社説」などで、撤回を迫っている。
謝花副知事は、進退窮まって思案投げ首という現状である。
謝花副知事がまともな行政マンなら、土木建築課が難色を示した「撤回」に踏み切ることは無い。
事前の策として「撤回」の実施時期はなるべく曖昧にして、(可能なら)自分は知事候補を辞退し、新たな知事候補の「公約」に委ねるのではないか。
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