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意識混濁が美談?死の直前まで知事の椅子にしがみつく

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 当日記管理人は、翁長知事を相手取って二件の裁判を係争中です。 代理人弁護士には手弁当でご協力いただいていますが、訴訟費用の資金難で交通費、宿泊代などの実費支払いや、説明会場を借りるのも厳しい状態です。

皆様の支援金ご協力をお願いいたします。(事務整理上一口1000円以上をお願いしますが、勿論金額の多寡は問いません)

支援金お振込先

金融機関:ゆうちょ銀行 名義:沖縄県政の刷新を求める会 記号:17010 番号:1924612 沖縄県政の刷新を求める会  

 

意識混濁で職務執行が困難になるまで知事の椅子にしがみついた知事は、決して殉教者ではない。

県幹部が、知事の重篤な症状を死亡ギリギリまで県民に隠蔽した事実は、県民への大きな裏切りである。

これを報道しなかった沖縄2紙の報道姿勢も県民への裏切りである。

 

「正す会」発行;

「メルマガ第176号」2018年8月16日

■「撤回」は実施されるか?

翁長知事の「急死」を、徹底的に政治利用しようという動きが有ります。
 
しかし、知事の死は急死ではありません。

病院関係者の間では、4月にすい臓がんの手術をした時点で、余命は「11月の知事選まで」と噂されていました。

沖縄2紙は、11日の「県民大会」を知事の追悼集会と捉え、「告別式」を、「志半ばで戦死した殉教者とのお別れ会」のように報道しました。

新聞が報じる翁長知事の形容詞を紹介すると、思いつくだけでも次のようにな美辞麗句が並びます。
「不屈の人」
「信念の人」「ぶれない人」
「国の強権と命を削って戦った人」
「知事の遺志を受け継ごう」

しかし、翁長知事の死は戦死でもなければ、突然の事故死でもありません。

死因は病死です。

それも、心臓麻痺や脳溢血のような突然の病死ではなく、ある程度の余命は予期されていたすい臓がんの肝臓、腎臓への転移による病死でした。

翁長知事は、4月にすい臓がんの手術後の記者会見で、すい臓がんの腫瘍をすべて摘出したと報じられましたが、朝日新聞はリンパ腺への転移もあったと報じています。

沖縄タイムスは意識的に「転移」という言葉は使いませんでした。

知事が手術後の出張を二度もドクターストップで、見合わせていた事実を考えれば、もっと早く療養に専念し、知事の職務を引退すべきでした。

8月8日午後5時、謝花副知事は記者会見をして、翁長知事が意識混濁に陥り、業務継続が不可能になったとして、副知事への業務委任を公表しました。

そして業務委任の約1時間半後に死去しました。

ということは、副知事が意識混濁を理由に業務委任を発表したとき、知事は既に危篤であったことになります。

翁長知事が、意識混濁に陥るまで知事の椅子にしがみついていた理由は、知事本人の意思なのかそれとも「オール沖縄」ら支援団体の強制なのか不明です。

しかし、沖縄2紙をはじめ「オール沖縄」の面々は知事の死を「命を削って最後まで政府と戦って戦死した不屈の殉教者という伝説つくりに懸命です。

では、翁長知事のように、すい臓がんの転移に耐えて最後まで知事の椅子にしがみついた政治姿勢は、沖縄2紙の報じるような英雄的行為であったのでしょうか。

英雄的とは言わないまでも、美談なのでしょうか。

知事や民間会社の社長などが、急病でなく癌のように徐々に進行するような病気の場合、病死するまでトップの座にいることははたして美談なのでしょうか。

違うと思います。

病気の人はどうしても判断力がにぶります。 それに体力気力も衰えているから間違った判断をしがちです。

そのような人物が「自分の責任で行う」と言った「撤回」を、知事権限を委任された謝花副知事が受け継ぐことには問題が有るでしょう。

知事権限は根拠法令の解釈適用につき行政庁に許された判断の余地の権限です。

「撤回」の根拠法の公有水面埋め立て法の担当部署である土木建築課は、「撤回」に難色を示しています。

となると「撤回」は、知事権限の範囲を逸脱した「政治判断」と考えざるを得ません。

国は17日日の予定土砂投入工事の延期を発表しました。

「撤回」を巡る沖縄県と政府の駆け引きに目が放せません。

同時に、沖縄2紙による翁長知事の「偶像化」にも目を光らすべきです。

県知事選を殉教者の「弔い合戦」にしてはいけません。


                                               ☆

 

 

八重山日報2018年8月17日金

危機管理は政治家の重要な職務だが、翁長県政…  

 危機管理は政治家の重要な職務だが、翁長県政に関しても検証が必要だ。膵がんで入院した翁長知事は、辺野古沿岸の「埋め立て承認撤回」を自らの手で行うことに執念を燃やしており、最期まで辞職することはなかった。自らが意思決定できない状況になれば職務代理者を置くよう指示しただけだったという◆その結果、県が副知事を職務代理者に指名したのは知事死去の当日だった。知事の意識混濁は前日から始まっていたというから、この間、県の最高意思決定者は事実上の不在だったのではないか◆翁長氏がどの程度病状を自覚していたのかは分からないが、5月のがん公表後も知事職にとどまった結果、県政史上初となる任期中の知事の死という事態になった。このために起こる混乱や不安を考えれば、早期に進退を見極めるべきではなかったか◆知事選で、県政与党は早々に翁長氏の擁立を決めていたが、翁長氏は最期まで再出馬を辞退することもなかった。突如として候補者を失った県政与党は、後継者選びに苦慮。既に候補者が決まった野党側に遅れを取っている。翁長氏がもう少し早く身を退いていれば避けられた問題だった◆しかし、翁長氏には「最期まで知事職を全うした」と、その責任感を高く評価する声もあることを言い添えておく

 

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