知事選へ与野党活発化
自民、佐喜真氏軸に人選
与党、知事に期待感
知事出馬明言せず
県議会代表質問
翁長知事が知事選を約5ヶ月に控え、いまだに出馬の意志を曖昧にしているのにはわけがある。
「オール沖縄」ら支援団体は出馬を期待するそぶり。
だが、内心では「すい臓がん手術」の知事が立候補できるとは思っていない。
いや、知事本人が「出馬不可能」は一番承知しているはずだ。
すでに知事は事実上のレイムダック(死に体)になっている。
知事が出馬断念を明言したら、どうなるか。
その瞬間レイムダックが確定してしまう。
これまで「辺野古移設阻止」のシンボルとなってきた翁長知事がレイムダックになっては、11月に知事選で勝利はおろか惨敗の危機に陥る。
つまり、翁長知事の後継者の準備がない「オール沖縄」としては、翁長知事の「曖昧作戦」でできるだけ時間稼ぎをしてピンチヒッターの人選をする魂胆だ。
重病で療養中の知事に言うのは気が引けるが、翁長知事が「知事選不出馬」でレイムダックになることは、政治的に「生ける屍」になることだ。
沖縄タイムス+プラス ニュース 翁長知事、2期目の出馬への明言避ける 沖縄県議会、代表質問始まる 2018年6月19日 12:22 翁長雄志沖縄県知事選2018沖縄県議会沖縄県議会(新里米吉議長)6月定例会の代表質問が19日始まった。膵臓(すいぞう)がんの治療を受けている翁長雄志知事は、11月予定の知事選での2期目の出馬について「今はしっかりと病気の治療を行いながら一日一日公務を着実にこなしていき、県民からの私に対する負託に応えたいと考えている」と明言を避けた。
拡大する県議会代表質問で答弁する翁長雄志知事=19日午前10時半
また、名護市辺野古の新基地建設には「辺野古に新基地を造らせないという私の決意は、みじんも揺らぐことはない」と強調。一方で、埋め立て承認撤回の時期を問われると「日々の国の動きとあらゆる状況を想定して検討し、環境保全措置などについて看過できない事態になれば躊躇(ちゅうちょ)することなく撤回を必ず行う」と従来通りの答弁を繰り返した。
池田竹州(たけくに)知事公室長は、史上初の米朝首脳会談が在沖米軍基地に与える影響について「現段階では明らかではない。両国の具体的な協議が進み、米軍基地の整理縮小など沖縄の過重な基地負担の軽減につながることを期待している」との見解を示した。
いずれも島袋大氏(沖縄・自民)への答弁。