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翁長知事、勇退の勧め、「オール沖縄」は終わった

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 きょうの沖縄タイムス一面トップはこれ。

知事退院 膵ガン公表

ステージ2 再発防ぐ治療継続

早期の公務復帰に意欲

■二面トップ

知事選見据え思惑交錯

県政野党、安堵とけん制

承認撤回に政府関心

■社会面中段

こけた頬 気丈に「ハイサイ」

知事退院会見にメディア100人

 

沖タイ2面の記事の引用。

 不安の声 ・・・がん再発への懸念や抗がん剤治療と平行した公務継続への不安、そして2期目立候補の断念を予想する声もね強い。「抗がん剤治療が必要なら知事は6月議会に出られないのではないか」。県政野党の重鎮はこう指摘する。 与党内でも6月議会に出られなければ「公務をこなせないのに出馬の話は出来ない。先が見通せなくなる」と不安の声もある。また、別の野党関係者は国立がん研究センターの統計で知事が診断された「ステージ2」の5年生存率が低いことに触れ「2期目出馬は絶望的だ。県政がレームダック(死に体)になったとしても早期に後継者に引き継ぐのが政治家としての責任だ」とけん制する。さらに、批判の矛先は翁長氏擁立に動く与党にも向けられる。「出馬の可否を知事自身に判断させるのはあまりにも酷だ。健康を最優先に与党から休んで欲しいというべきだろう」と指摘する。 沖縄タイムス+プラス ニュース 沖縄県知事選:与党会派おきなわ、翁長氏再選へ新グループ 経済界など再結集狙う 2018年5月14日 07:42 沖縄県知事選2018選挙沖縄県議会金秀グループかりゆしオール沖縄

 沖縄県議会与党会派の「おきなわ」が、今秋実施予定の知事選で翁長雄志氏の再選を目指し、保守中道の市町村議員や企業などで構成する新たなグループを月内に立ち上げることが13日までに分かった。翁長氏支援を表明している金秀、かりゆしの両グループも賛同しており、革新系や労働組合との連携により、翁長氏再選に向けた体制の再構築を図るのが狙いだ。

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 グループの名称は「翁長知事を支える政治・経済懇話会」で、翁長氏を支持する企業や保守中道を中心とした県議や市町村議員、市町村長らで構成する。

 金秀、かりゆしは、県民投票の考え方の違いや特定の政党色が強くなったことを理由に、政党や労組、企業、市民団体などでつくる「オール沖縄会議」から離脱している。懇話会は、こうした企業などの「受け皿」となり、翁長氏再選へ向けた勢力の再結集を図る狙いがある。関係者によると、入院中の翁長氏も歓迎の意思を示しているという。

 13日には沖縄市内で初会合を開き、金秀、かりゆしや沖縄ハム総合食品など約15社のほか、一部の市町村長や市町村議員ら計50人超が参加。関係者によると、4年前の知事選で翁長氏を支援しなかった企業も加わっているという。富川盛武、謝花喜一郎両副知事も出席した。27日に結成総会を開き、正式に会を発足させる予定だ。

 懇話会では、知事選に向けた翁長氏の経済政策なども検討する方針で、引き続き中小企業などに参加を呼び掛けるという。

 一方、膵臓の腫瘍摘出手術を受けた翁長氏は20日の週に退院し、検査結果を発表する予定で現在まで知事選への態度は明らかにしていない。検査結果により2期目出馬が白紙になれば、人選は不透明になる。県政与党や労働組合などでつくる「調整会議」は翁長氏の擁立を前提に知事選への準備を進めている。(政経部・大野亨恭)

                 ☆

「オール沖縄」の印象が悪いので「オール沖縄会議」と名称を変えた。

いくら名前を変えても実態は「オール沖縄」に変わりは無い。

もはや「腹6分腹8分」の詭弁で県民を騙すことは不可能だ。

そこで、今度は「翁長知事を支える政治・経済懇話会」だそうだ。

だめだこりゃ!

筆者は翁長知事の入院前から、知事は11月の知事選は辞退すべきと主張してきた。

その理由は、翁長知事が当選した根拠を検証すれば自ずと分かる。

翁長知事は、仲井真前知事と事実上の一騎打ちで圧勝し知事の座を得た。

翁長知事は、仲井真前知事が防衛局の辺野古埋め立て申請を「法的瑕疵がある」として否定し、3000億円余の」一括交付金を7年連続で確約したことを「金で沖縄を売った最悪の県知事」などと罵倒する沖縄2紙の後押しで知事の座を獲得した。

つまり、翁長知事は仲井真前知事の政策を全否定して知事になったのだが、仲井真前知事の「埋め立て承認」を取り消したが、最高裁は翁長知事の「取り消し」を違法と認定。 沖縄長知事は自ら「取り消し」を取り消しするという無様な姿を晒した。

今度は仲井真前知事の「承認」を撤回すると主張しているが、政府側は翁長知事個人への「損害賠償」という歯止めを準備している。

さらに翁長知事は「米軍基地が経済発展の阻害容認」と主張していたが、きのうの沖縄タイムスは米軍基地が経済の阻害要因でなかった事実を大きく報じている。

二面トップ

経済好調 基地は加重

本土復帰46年

翁長知事の主張が経済でも裏目に出た。

その矢先の「すい臓がん摘出」だ。

沖タイ記事が指摘するとおり、「2期目出馬は絶望的だ。県政がレームダック(死に体)になったとしても早期に後継者に引き継ぐのが政治家としての責任だ」。

「出馬の可否を知事自身に判断させるのはあまりにも酷だ。健康を最優先に与党から休んで欲しいというべきだろう」 

その通りである。

筆者は翁長知事とはイデオロギーが違うだけで、個人的には何の恨みも無い。 

 「命どぅ宝」である。

県知事の激務は命を縮める。

一刻も早く後任に道を譲り、養生して長生きしてほしい。

 

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