大谷戦列 12奪三振SHO
直球・フォークさえる
7回無失点で2連勝
フォークとスプリットは似て非なるものらしい。 スピードの速いフォークをスプリットというらしいよ、沖タイさん。
アメリカメディアは大谷のフォークを「悪魔のスプリット」と表現しているし、「本当に人間か」と悪魔の化身と疑う向きも。
天は不公平!
天は時々超人を生む!
【豆知識】(フォークといえば野茂を想いだすが、筆者の世代は中日の杉下茂。当時フォークは魔球といわれた。)
フォークとスプリットの違い
フォークと似た握りでフォークよりも速い球速で小さく落ちる球種をスプリットフィンガード・ファストボール(英: Split-finger Fastball)と呼ぶ。 日本では単にスプリット、または頭文字をとってSFFと省略される事が多く高速フォークとも呼ばれます 全米メディアも大谷の「完全試合未遂」に大興奮「本当に人間か?」4/9(月) 11:40配信
圧巻のピッチングで2勝目を飾った大谷の投球(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
エンゼルスの“二刀流”大谷翔平(23)が、今度は投手で全米に衝撃を与えた。8日(日本時間9日)のアスレチックス戦で、7回一死まで完全試合を続ける1安打12奪三振の圧巻ピッチングで2勝目を飾ったのだ。全米メディアもすぐさま興奮気味に反応した。
地元のオレンジカウンティ・レジスター紙は「エンゼルスのルーキー、大谷が地元デビューの登板でパーフェクトに迫る」との見出しで「エンゼルスタジアムに衝撃を起こした」と報じた。同紙は、7回一死からマーカス・シミエンに左前安打を許して、完全試合が消滅した瞬間について、こうレポートした。
「打球が、三塁手ライアン・シンフと遊撃手アンドレルトン・シモンズの間を抜けると、満員となった4万4742人の多くからは低いうめき声が上がった。それからファンは立ち上がり、日本から来た23歳のルーキーに大きな感謝の拍手を送った。ただ、これは彼が受けた最初のスタンディングオベーションでも最後のものでもなかった。もう一度、7回の最後にアスレチックスのマット・オルソンを三振に仕留めた後に起きた」
スタジアムの興奮は地元メディアから見ても異例だったようだ。
CBSスポーツも「大谷が素晴らしい1週間を完全試合未遂で締める」との見出しで、ベーブ・ルース以来となる、投手として登板後、10日以内に3試合連続本塁打を果たした、この1週間を振り返りながら“二刀流”大谷を絶賛した。
「大谷は2度目の先発でもアスレチックスを抑えた。セオリーでは、最初の対戦では投手、2度目の対戦では打者が有利とされる。しかし、大谷は投手でもあり、打者でもあることから、このような慣習は当てはまらないのかもしれない。その証拠に大谷が6回までどうやって完全試合を進めてきたか考えてみてほしい」と、アスレチックスの対策を振り切って圧倒したピッチング内容を評価した。
そして、「残念ながら大谷は7回一死でシミエンに安打を許し完全試合は未遂で終わった」と、大記録を逃したことを残念がった。
同メディアによると、この日の大谷は、91球の投球数のうち、24球で空振りを奪っているという。その内訳は、34球投じたスプリットで16個、42球のストレートで8個の空振りがあった。ストレートの最速は、99.6マイル(約160キロ)に達し、最遅は、68.5マイル(約110キロ)のカーブ。「速度の差は31マイル(約50キロ)あった。ありえないことだ」と、その緩急を使った投球技術を讃えた。
完全試合とはならなかったが、「シーズンが終わるまでに(大谷が完全試合を)達成しないということではない」と、今後、どこかで大記録をやりそうだと予測した。
スポーツイラストレイテッド誌は「大谷が完全試合に手を出す。2度目の先発で12奪三振」との見出しで、あわや、完全試合となった部分をクローズアップした。
同誌は、「大谷は、その二刀流の姿から『日本のベーブ・ルース』として、少しばかり過大評価されたニックネームをつけられていた。だが、大リーグでの2回の先発で2勝0敗、防御率2.08、18奪三振。打撃では、この多才なスターは、打率.389、わずか4試合出場で3本塁打、7打点を挙げている」と、そのニックネームが決して過大評価でなかったことを示唆した。
スポーツ情報サイトの「Sporting News」は「大谷は(二刀流として)本物だ。もう、そう宣言するべきだ」と訴えかけた。
「我々は、まだ彼の一握りの試合しか見ていない。大谷が“二刀流として成功できる”と宣言するまで、どれくらい待たねばならないのか?という疑問だけが残っていたが、彼は、マウンド上での支配的な投球と、3試合連続本塁打の打席を見せた。これからもますます(それを見る機会が)増えていくと感じさせるものだった」と絶賛した。
同メディアも奪った空振りの数のデータに注目。大谷が7回までに奪った24回の空振りは、ここまでのシーズンで最多のものだったという。
「彼の投球は、厄介なものであり続けた。まぐれではこれほどの投球にはならない。アスレチックスは、2度目の対戦なのに混乱していた。1週間の準備と修正も助けとならなかった」
そう分析した上で、「ルーキーにとって大リーグ2度目の先発は、通常、普段通りには投げられないものだ。大谷は確かに普通ではなかった(もはや議論は彼が本当に人間かどうかという点になっている)」とまで表現した。
そして、「もう一度問いたい。これで、もう十分だろうか。大谷は、ベーブ・ルース以来初めてとなる正当な二刀流スーパースターと我々は確かに言えるだろうか。それには、この先、どれほどのサンプルが必要だろうか。5度の先発や、いや10度か。50打席か、100打席か。確かに大リーグ(の他の選手たち)は、彼を研究して対応をしてくるだろうが、彼のここまでのマウンド上、打席での成功が、“幸運な、はかない夢だった”と言えるようなものは何もない。もはや(大谷はまだ本物かどうかわからないと)主張するのは難しくなった」とまで書き、その実力が疑いのないものであることを伝えた。
“二刀流”大谷のあまりに衝撃的な実力に全米メディアがついていけないような様相となっている。
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