3/19(月) 19:25配信
参院予算委員会で自民・和田政宗氏の質問に声を強めて答弁する財務省の太田充理財局長=国会内で2018年3月19日、川田雅浩撮影
◇参院予算委 自民・和田氏が太田理財局長を攻撃
19日の参院予算委員会で、自民党の和田政宗氏が財務省の太田充理財局長を攻撃し、太田氏が気色ばんで反論する場面があった。
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太田氏は文書改ざん問題の担当局長。16日の同委では、改ざんの背景に首相答弁の影響があったかを問われて「政府全体の答弁は気にしていた」と答弁。これは「財務省だけの問題」に議論を封じ込めようとする首相官邸や与党の筋書きからは外れたものだった。
和田氏は19日の同委で「まさかとは思いますけど、太田理財局長は民主党政権時代に野田総理(佳彦前首相)の秘書官も務めていて『増税派』だから、アベノミクスをつぶすために、安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と「質問」した。
和田氏が話す間、太田氏は頭を激しく振り続け、答弁の際には顔が紅潮して怒りを隠せない様子。「私は公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えすることが仕事なので、それを言われるとさすがにいくらなんでも、そんなつもりは全くありません。それはいくらなんでも、それはいくらなんでも…ご容赦ください」と声を震わせた。
◇共産党の小池氏「言語道断だ どう喝的質問だ」
民進党の増子輝彦幹事長は記者会見で「こんな質問自体、政治家として恥ずかしくないのか」と和田氏を批判。立憲民主党の福山哲郎幹事長も記者団に「非常識極まりない、情けない」と語った。共産党の小池晃書記局長は会見で自身の質疑を振り返って「官僚が真実を語っているか、私も煮え湯を飲まされることは多い」と語りつつ、「言語道断だ。どう喝的質問だ。ひどすぎる」と和田氏を批判。「霞が関の皆さんがやってらんないという気持ちになり、敵に回しかねない。法治国家の根幹を否定するとんでもない発言だ。自民党、安倍政権の危険な体質が露骨に表れた」と強調した。【真野敏幸】
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人間誰でも痛い所を付かれると度を失い狼狽するもの。
>和田氏が話す間、太田氏は頭を激しく振り続け、答弁の際には顔が紅潮して怒りを隠せない様子。「私は公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えすることが仕事なので、それを言われるとさすがにいくらなんでも、そんなつもりは全くありません。それはいくらなんでも、それはいくらなんでも…ご容赦ください」と声を震わせた。
官僚の中の官僚といわれる財務省の高級官僚、それも次期事務次官と目される太田理財局長が、和田氏の質問に対し我を忘れて怒りに震えた。
和田氏の質問がレベルが低いどころか実は、太田理財局長の痛い所を付いていたのではないか。
和田氏の主張を忖度すると、消費増税では安倍政権の引き伸ばし政策で、臍をかまされていた財務省が、安倍政権を潰しにかかったという意味だ。
和田議員の「低レベル」の質問に答弁した太田充局長は民主党の野田政政権当時、野田首相の秘書官をしており、野田氏を増税派(財務省派)に「洗脳」したことが知られている。
太田充 - Wikipedia
和田議員に「(首相を貶めるために)意図的に変な答弁をしているのではないか」指摘されて、太田局長が怒りに声を震わせたのは、「低レベルな質問」がまさに図星だったからに他ならない。
和田議員が言うように、昨年から財務省は自民党や官邸から再三「決裁文書改ざん」の調査を依頼されて来たにも関わらず、”調査中”、”確たる証拠が見つからない”として、事実上調査の協力を拒んでいた。
痺れを切らした官邸が、法務省に徹底協力を要請し、法務省側からの圧力で漸く重い腰を上げたというのが事の真相なのだ。
<和田正宗議員の質疑で使用されたパネルより(3月19日)
次に当事者の和田正宗氏のブログから引用してみよう。
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2018年03月20日 08時45分33秒
財務省の組織防衛との戦いテーマ:ブログ
私の太田理財局長の質問姿勢に対する質疑で、新聞は「太田局長が猛反論」などと書いているが、そうした反応を太田局長がしたのは痛いところを突かれたからである。 明らかに先週金曜日から答弁が変わってきており、財務省が組織防衛に入ったことが明らか。 財務省が守れれば政権がどうなっても良いと考えている節がある。 太田局長がかわいそうだとか言っている人もいるが、そんな生やさしい戦いではない。 これは政治と財務省官僚の激烈な戦い。 財務省が隠している嘘はまだ明らかになる。 いくつか太田局長の答弁におかしな点があり、それは確たる裏付けが取れ次第、順次公開していく。 今、他省庁からも協力を得ながら解明を進めている。 #和田政宗2018年03月19日 20時53分52秒
財務省の隠蔽との戦いテーマ:ブログ
今日の質疑でわかったのは、財務省は完全に隠蔽をはかろうとしていたし、相当悪い。
2日の「書き換え疑惑」報道が出た時点で、太田理財局長も理財局も書き換えの事実を知っていた蓋然性がある。
2日朝に自民党会派に「本省(財務省)の指示で書き換えられたとの報道について~」と説明したが、朝日新聞の記事は「本省の指示で書き換えられた」などとは一言も言っていない。
また、太田理財局長は「財務省の一元的な文書管理システムの中で書き換え前のものも残されていた」と答弁しているが、財務省が導入しているシステムは書き換えた部分が明確にわかるようになっているので、1日夜の朝日の取材以後か、2日の時点でデータを確認すればすぐ書き換えはわかる。
太田理財局長は2日の時点では知らなかったと否定しているが、それはおかしい。
また隠していて、後でばれるのでは元も子もない。
財務省は、徹底的に全てを明らかにすべきだ。
また、私の太田理財局長への質問に対して、毎日新聞の真野敏幸記者が共産党の小池晃氏など野党の意見のみを取り上げ私を批判しているが、私への取材もなく与党のコメントもない。
毎日新聞はいつから共産党の機関紙になったのだろうか。
『<森友文書改ざん>「安倍政権窮地へ意図的に変な答弁では」』(毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180319-00000057-mai-pol
【動画】和田政宗 国会質疑を解説 太田理財局長ブチギレしてる真意がヤバすぎる
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