翁長知事の「汚れ仕事」に対する、口止め料か?
安慶田氏に退職金1059万 沖縄県が満額支給決定 教員採用口利き疑惑 琉球新報 2018年2月20日 06:30翁長雄志沖縄県知事は19日、教員採用試験などの口利き疑惑で辞職した安慶田光男前副知事に退職金1059万円を支払うことを決めた。2週間をめどに支払う予定。
県職員の退職手当に関する条例は、在職期間に「懲戒免職などの処分を受けるような行為」があれば不支給や減額を定めている。県によると、この規定は知事がそうした行為が「あった」と断定できる時に適用するが、今回はその対象とならないと判断した。
県の担当者は「法の精神に照らすと、退職金を支払わないと決めるのであれば確たる事実に基づく必要がある」と説明した。
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口利き疑惑について、やましいことが無ければあんなに唐突に副知事をやめる必要は無かった。
それに第三者委員会の結論に対する県の対応は不可解だ。
翁長知事の心情を忖度しての退職金支給ではないか。
>問題を調査していた第三者委員会は昨年10月、口利き行為が「存在した可能性が高い」との報告書を県に提出し、併せて再発防止策の策定を求めていたが、口利きが「あった」と断定してはいないことを踏まえ、退職金の不支給や減額はできないと判断した。
第三者委員会は当事者を含め慎重に聞き取り調査を行ない、口利き行為が「存在した可能性が高い」 と結論つけたが「断定」はしていない。
さが、第三者委員会は最高裁ではないので、「断定」は出来ない。
したがって「可能性が高い」は事実上の断定である。
>県によると、この規定は知事がそうした行為が「あった」と断定できる時に適用するが、今回はその対象とならないと判断した。
知事が「あった」と判断しなけっれば、「退職金不払い」が適用されないのなら、第三者委員会の存在価値は無い。
では何故翁長知事は第三者委員会の事実上の「断定」を否定し、退職金支給に踏み切ったのか。
退職金至急は口止め料と判断したからだ。
安慶田副知事は翁長知事が那覇市長当時から、「陰の懐刀」と言われ、翁長氏の「汚れ仕事」を一手に引き受けていると言われていた。 その功績を買われ、一介の市議が県の副知事に大抜擢された。論功行賞の一環である。
安慶田副知事が教員採用試験や人事に介入したのは翁長知事の「汚れ仕事」を引き受けたに過ぎない。
>県職員の退職手当に関する条例は、在職期間に「懲戒免職などの処分を受けるような行為」があれば不支給や減額を定めている。県によると、この規定は知事がそうした行為が「あった」と断定できる時に適用するが、今回はその対象とならないと判断した。
ところが、安慶田前副知事自身が人事介入を認めていた。
さあ、どうする、翁長知事!
沖縄タイムス+プラス ニュース 安慶田前副知事、人事介入の一部認める これまでの説明、覆す 2017年1月27日 08:23 安慶田光男安慶田副知事辞任教員採用試験「作り話」。26日、県庁記者クラブで会見した安慶田光男前副知事は、諸見里明前教育長の「告発文書」の内容を切り捨てた。教員採用試験での働き掛けを「一切ない」と重ねて否定し、名誉毀損(きそん)容疑での刑事告訴と民事訴訟に踏み切った。諸見里氏も「受けて立つ」と応じ、翁長県政を支えた元幹部同士が法廷で争う異例の展開となった。
拡大する県教員採用試験への介入を否定し、前教育長を告訴したことを発表する安慶田光男前副知事(中央)=26日午前、県庁記者クラブ
「耐え難い苦痛を与えられた」。用意した文書に目を落として読み上げていた安慶田氏は、時折顔を上げ「不当な口利きをした事実は断じてない」とこれまでの見解を示しつつ、「以上が偽らざる説明だ」と語気を強めた。
教育庁幹部人事への介入は「教育関係者の要望を前教育長に伝えた記憶は、わずかながらある」と認め、「一切ない」「記憶にない」としていた従来の説明を覆した。「意見や要望を副知事の立場で伝えれば、人事介入と受け止められてしまう。軽率なことと反省し、県民に深くおわびしたい」と頭を下げた。
「私はこのように、声も大きく、細かな表現が得意ではない。相手を怖がらせてしまったことがあったかもしれない」としながらも、指示や恫喝(どうかつ)の事実はなかったと弁明した。前教育長が「告発文書」を出した理由は「心当たりがないわけではない」と含みのある言葉も口にした。
記者団からは「なぜ辞めたのか」「(県議会の百条)委員会で答えるべきではないか」などの質問が相次いだが、「司直の手に委ねた案件」として回答を控え、代わって同席した弁護士が答えた。安慶田氏は口を閉ざし、時折大きくうなずいたり、首を横に振ったりするだけだった。
「なぜ、自身の口で答えないのか」と詰め寄る記者団の質問を弁護士が遮り、会見は約30分間で終了。記者に取り囲まれた安慶田氏は無言のまま、こわばった表情で会見場を後にした。
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第三者委員会の結論や安慶田氏本人の「自白」を覆し、翁長知事が「退職金至急」に踏み切ったり注は、安慶田氏が開き直って、翁長知事の「汚れ仕事」を洗いざらい暴露されては困るからだ。
安慶田氏への退職金は「口止め料」であるなら、県の予算で支払うべきではない。
当然、翁長知事のポケットマネーで支払うべきである。
もし、県議会が退職金支給を承認したら、県議会も県知事と共に「不当県費流用」で提訴の可能性が大である。
【おまけ】
東子さんのコメントです。
「本紙の沖縄県前副知事「教員採用試験口利き」報道に優秀賞 新聞労連ジャーナリズム大賞 2018年1月13日 05:00」
表彰 新聞労連 沖縄タイムス 安慶田光男 副知事疑惑 教員採用試験
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/194568
>優秀賞に沖縄タイムス社会部教育班の「県副知事による教員採用試験口利き問題のスクープと一連の報道」が選ばれた。
>選考委員の総評では「これを報じることで基地問題で政府と対立する県の立場が弱くなるという『忖度(そんたく)』をせず、ジャーナリズムを全うした」と評された。
「違法な行為」を「明確に確認」できなかったのに、あたかも違法行為があったように書いた記事が賞を貰ったことになりましたね。
タイムスのスクープ通り「事件」はあったのに無かったことにして退職金を支払う翁長知事が悪いの?
それとも、沖縄県前副知事「教員採用試験口利き」は、タイムスの誤報? デマ? ねつ造? だったの?
「安慶田前副知事、人事介入の一部認める これまでの説明、覆す 2017年1月27日 08:23」
安慶田光男 安慶田副知事辞任 教員採用試験
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/81602
>教育庁幹部人事への介入は「教育関係者の要望を前教育長に伝えた記憶は、わずかながらある」と認め、「一切ない」「記憶にない」としていた従来の説明を覆した。
「沖縄県前教育長を不起訴 教員採用、前副知事の「働き掛け」証言 2017年8月24日 08:05」
副知事疑惑 教員採用試験 安慶田光男
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/132096
>2015年に実施された沖縄県教育委員会の教員採用試験を巡り、安慶田光男前副知事から特定の受験者を合格させるよう働き掛けを受けたと証言した諸見里明前教育長に対し、安慶田氏が名誉毀損(きそん)の疑いで刑事告訴した問題で、那覇地検は23日、諸見里氏を不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
>諸見里氏以外の当時の幹部も介入を認める証言をし、県教委は「働き掛けがあったと考えざるを得ない」と結論付けている。
「口利き「可能性高い」教員採用試験・安慶田氏疑惑 第三者委が結論 2017年11月1日 07:50」
教員採用試験 安慶田光男 副知事疑惑
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/164572
>報告書は、採用試験への口利きについて、当時の教育庁幹部や職員が前教育長から相談を受けていたと認めていることや、現教育長も前副知事からメモを見せられたと証言したことなどを踏まえ、口利きの可能性が高いとした。
「【解説】教員採用試験・第三者委員会結論 疑惑認めていない翁長知事 厳しい姿勢必要 2017年11月1日 14:47」
解説 教員採用試験 副知事疑惑 安慶田光男 翁長雄志 深掘り
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/164602
>安慶田光男前副知事の教員採用試験疑惑について県の第三者委員会が「口利きが存在した可能性が高い」と結論付けたが、翁長雄志知事はこれまで必ずしも疑惑を認めていない。
>報告書を受けてどう対応するかが焦点になる。
>安慶田氏は疑惑を全面否定している。
「前例ない不祥事「信頼回復に努める」 副知事疑惑・第三者委が認定 2017年11月1日 15:04」
教員採用試験 副知事疑惑 安慶田光男 深掘り
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/164600
>「密室」でのやりとりで明白な証拠もない中、外部有識者による第三者委員会は当事者を含めた10人以上から聞き取りなどを進め、疑惑をほぼ事実認定した。
「安慶田氏に退職金1059万 沖縄県が満額支給決定 教員採用口利き疑惑 2018年2月20日 06:30」
翁長雄志 安慶田光男 退職金 教員採用試験 口利き 第三者委員会
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-668479.html
>問題を調査していた第三者委員会は昨年10月、口利き行為が「存在した可能性が高い」との報告書を県に提出
>が、口利きが「あった」と断定してはいない
>行為が「あった」と断定できる時に適用するが、今回はその対象とならないと判断した。
>県の担当者は「法の精神に照らすと、退職金を支払わないと決めるのであれば確たる事実に基づく必要がある」と説明した。
本人が、人事介入の一部認めた。
第三者委員会が、疑惑をほぼ事実認定した。
安慶田光男前副知事から働き掛けがあったという証言をした諸見里氏は不起訴処分(嫌疑不十分)となった=名誉棄損でない=諸見里氏は嘘を言っていない。
でも、まるで「第三者委員会が違法な行為を明確に認定しなかった」ことが悪いみたいな言い様で、退職金を支払う。
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