■八重山日報本島版 2017年8月4日
ヘリパッド移設
反対派への傷害で起訴
「検問」表面化のきっかけに
米軍北部訓練場のヘリパッド移設工事をめぐり、昨年9月、反対派のトラブルでけがを負わせたとして、那覇地検は3日までに、東村の会社役員、依田啓示被告(43)を傷害罪で起訴した。 反対派が工事関係者の通行を妨害するため、現場周辺の行動で実施していた「検問」がトラブルに発端。 事件は、地域外から来た反対派の抗議活動が住民生活に悪影響を与えている実態が表面化するきっかけとなった。 依田被告は「反対派の違法な活動が原因となった事件で、僕はむしろ被害者。 正当防衛であり、起訴は納得できない。 とことん戦う」と話している。
起訴状などに夜と、依田被告は経営する民宿の宿泊客を連れ、移設工事の現場近くを車で通行しようとした際、「検問」を実施していた反対派の男女と遭遇。車を停止させられたため、もみあいになり、男女に頚部打撲と顔面殴打でそれぞれ全治三日間のけがを負わせた。反対派が警察に被害届を出し、依田被告は書類送検された。県紙が「東村民を名乗る男が市民を殴った」などと報道し、騒ぎが拡大した。 依田被告は事件を契機に、SNSなどで反対派の違法行為を指摘する活動を開始。今年6月には名護市民の我那覇真子さんらとスイス・ジュネーブでシンポジウムを開いた。
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村道に立ちふさがり違法な「検問」を実施する反対派
>依田被告は「反対派の違法な活動が原因となった事件で、僕はむしろ被害者。 正当防衛であり、起訴は納得できない。 とことん戦う」と話している。
東村民の依田さんが民宿客を安対している最中に、反対派の違法な「検問」で車を引き返すように命じられ、その際の押し問答のとき反対派の女性がカメラで依田さんを移したので、それを防止するさいのもみ合いで、相手に「全治三日間」の傷害を与えたという。
むしろ被害者は営業妨害された依田さんであり、加害者と被害者が逆転している。
>、「検問」を実施していた反対派の男女と遭遇。車を停止させられたため、もみあいになり、男女に頚部打撲と顔面殴打でそれぞれ全治三日間のけがを負わせた。反対派が警察に被害届を出し
名前から判断すると反対派は県外の人物。 よそ者が、依田さんの地元で違法な「検問」を実施され営業を妨害し、抗議したら勝手に写真を取られた。これでは依田さんでなくてももみ合いになるだろう。
依田さんのコメント、FBから拾って紹介しよう。
依田啓示 @yodakeiji 9 時間9 時間前
起訴されました。昨日起訴状が届きました。過激派の検問を邪魔したことで、罰せられるようです。でも、僕には力強い全国の皆様がいます。とことん闘いますので、これからもよろしくお願い致します!
18:06 - 2017年8月2日· 4時間前 ·
皆様に重要な報告です(少なくとも僕にとっては)
これは、僕のプライバシー権などをはるかに越えた問題ですので、よりたくさんの国民に見てもらうことを希望しますので、ぜひシェアください!
本日(8月3日)の琉球新報26面で報道されましたので、以下の通りご報告させて頂きます。
...昨日、沖縄地方検察局から「起訴状」を受け取りました。
罪名は、活動家2名に対する「傷害罪」
過激派が従事する「平和活動」に対する地元住民による妨害は許さないという強いスタンスを感じます。
ただし、沖縄県警も検察局の検事も批判するつもりはありません。活動家が先に手を出し、僕の写真を撮ろうとしたことは事実ですが、今の法律下では、僕は何も言わずに逃げ帰れば良かったということです。
「過剰防衛」的な要素がある以上、この事件だけを観れば、僕は「起訴相当」と見做されても仕方ないと思います。迫ってくる狂暴な相手を押し返し、カメラを取り上げようと揉み合ったのは双方共に認めた事実ですから。
ただし、これで地元住民のために闘っているという彼らの「聖戦」の正当性は失われたと思っています。
守るべき住民と暴力沙汰を起こし、その住民を起訴にまで追い込んだ訳ですから。
今も、ネットで僕のことを「暴力男、デマッター、デマ野郎、ウソップ、容疑者、被告」などと拡散しているヘイト勢力が活発に動いていて、そもそも、高齢者が多い地元住民の生活に多大な迷惑をかけ、激しい恐怖の毎日に陥れたことについての反省は全く見られません。
これまで何度も言ってきましたが、今回の事件については、「共産党」は僕に非常に同情的です。
社民党系、在日系、反ヘイト系など、のりこえねっとやしばき隊、辛淑玉(しんすご)さんによる過激活動によるものであり、それを意識的に利用、または黙認した沖縄代表がオナガ知事と山城博治被告です。それを全面的に支えているのが、沖縄タイムスと琉球新報です。
また沖縄選出の革新系国会議員も、みんな高江に行って、こうした違法な活動を支援、または激励してきました。
僕は、沖縄県をここまで破壊し、疑心暗鬼に陥れたこれら組織の弾圧には絶対に屈しません!
最近報告しましたが、僕の中学の同級生までトラックで活動家の足をひいた容疑で書類送検。
僕一人の経歴や社会的評価なんてどうでもいい。でも、愛する沖縄とその祖国を破壊することはもう許しません!だから、民事と刑事の両方で闘っていこうと思っています。
これまで親戚や友人達にもご心配をおかけし、影で祈り、支えて頂きました。
また、見ず知らずの皆様にも温かい言葉をたくさんかけて頂きました。日頃から何もお礼できていない中での起訴ですが、私達夫婦は一緒に乗り越えていきたいと思っています。
ちなみに、「私達夫婦の部分、、、」嫁から承諾はもらっていません、、、笑
これからが正念場!
皆様、どうか力強い応援をよろしくお願い致します!
(なお、関連する新聞記事やブログリンクをコメント欄に貼らせて頂きました)
【おまけ】
事件の経緯を産経新聞がインタビュー記事で詳しく報道しているので、事件の真相を知る意味で目を通して下さい。
産経新聞【2017.6.18 13:30更新
村道で検問した基地移設反対派とトラブル→警察、検察から取り調べを受けた依田啓示さん 「福島瑞穂衆院議員の公設秘書にはツイッターで『そこで食べるな…』と」「逆境を支えた妻には感謝しています」 インタビューを受ける依田啓示さん=16日、東京都千代田区(三枝玄太郎撮影)
沖縄県東村で農場「カナンスローファーム」を経営する依田啓示さん(43)がこのほど、国連人権理事会でスピーチした「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員で、専門チャンネルキャスター、我那覇真子さん(27)とともにスイス・ジュネーブから帰国した。依田さんは平成28年9月17日、沖縄県東村高江でヘリパッド建設反対を訴えていた男女5人とトラブルになり、うち2人を殴ったとして、沖縄県警名護署や那覇地検から暴行容疑などで取り調べを受けた(刑事処分はまだ出ていない)。毎日のように「検問」と称して村道を封鎖していた反対派の横暴に耐えかねて起きた事件だった。この事件を機に依田さんは沖縄県内外に基地移設反対派の暴力行為を訴える活動を始めた。ごく普通の村民だった依田さんを駆り立てたものは何だったのか。(WEB編集編集チーム 三枝玄太郎)
「地元紙は道を封鎖する基地移設反対派の横暴には触れず、一方的に私が殴ったと…」
--お疲れ様でした。どうでしたか、スイスは。
「とても親切な方ばかりで、困っているとすぐ声をかけてくれるんです。素晴らしい体験をしました。ただ、空港ではかなり長い距離を歩かされたり、ホスピタリティという点では日本の方が良いですね。帰国して何だかホッとしました。
--事件について、何度も聞かれたと思いますが、もう一度、教えてください。
「昨年9月17日のことです。私の家内が宿泊施設の経営をしているんですが、そこのお客さんを車に乗せて、いつも通っている道を通ろうとしたんです。そこで、検問をしていた反対派の5人に囲まれて『通るな、Uターンしろ』と言われたんです。
後部座席のお客さんは香港から来たニュージーランド人の方だったんです。それで連中は米軍関係者だと思ったんでしょうね。ボンネットをボンボン叩いてあまりの剣幕に、5歳くらいの男の子が泣いてしまったんです。それまでにも何度か『検問』に遭って苦々しい思いをしていたので、車から降りて抗議をしたんです。
すると連中の1人が私を押してきたんです。それから女性が私の顔を携帯電話で撮影し始めた。そこで『撮るのをやめろ』ということで押し合いしているうちに、携帯電話を取り上げようとした私の手が女性の顔に当たった、ということなんです(女性の側は殴られたと主張している)」
--その後、警察の取り調べを受けたんですね。
「ええ。名護警察署では向こうから先に手を出してきたということも含めて説明しました。こちらからも被害届を出したい、と。しかし、警察官は『双方が被害者ということになると、事件の構図が複雑になるから』ということで被害届を受け取れないということでした」
「それよりも『男が抗議市民を殴る』と琉球新報にデカデカと出たのには驚きました。私の方に取材はなく、東村民を名乗る男、と書かれたんです。そこには勝手に検問をやった彼らの横暴については一切触れずに、私が一方的に暴力を振るったと書かれていました」
「検察官の取り調べはかなり基地反対派寄りでした」
--検察の取り調べはどうでしたか。
「人生で初めて取り調べを受けました。検事は女性で、僕を見るなり『起訴するから』と言われました。携帯電話を取ったのは、解析して反対派のことを調べるためではないか、とか荒唐無稽な質問をされまして、調べは起訴ありきという感じで、かなり不公平だなと思いました」
--当時は検問というのはそんなにひどかったんですか。
「高江に向かう沖縄防衛局や工事関係の車両を止めるという名目で彼らは検問をやっていました。私の事件が起きる前にも村道が封鎖されて、通過するのに普段の何倍もかかって、地元住民の怒りは爆発寸前でした。去年の夏から秋あたりは高江に数千人の活動家が集結し、村は大変な騒ぎになっていました。そんな状況のなか、私の事件が起きたんです」
--それでも起訴されるのであれば、受け入れようと思っていたんですよね。
「ええ。どうして良いか分かりませんし、警察の調べなんか受けたことありませんでした。事を荒立てるのは良くないとも思いました」
--それが今のように闘おうと心情が変わったのはなぜですか。
「ひとつは嫌がらせがあまりにもひどかったというのがあります。うちは宿泊施設をやってますし、スローフードが売りですから、どちらかというと左派系の方の宿泊も多かったんです。福島瑞穂衆院議員の公設秘書の方にツイッターで『先ほどもそこで食べるな!と連絡が入ったばかりです』などと、私の施設を実名で誹謗されました」
--それは精神的につらかったでしょう?
「外に出るのが怖くて1カ月ほど、家にひきこもっていた時期もありました。豚のえさやりくらいはするんですけどね。あとはもうテレビ見ていたり…。ツイッターなんかはやっていたんですが。鬱(うつ)だったんでしょうね。それでもうれしいこともありました」
--どんなことですか。
「埼玉県に住んでいる方で、仕事で知り合った方がいまして、その方がヨーロッパ旅行に連れて行ってくれたんです。それも『気落ちしてるだろうから、一緒に行かないか』という直接的なお誘いではなくて、『欧州で仕入れをやるから、通訳で同行してくれ』って。僕、語学なんかできないのに(笑)」
--逆境のときの人の優しさって本当に心にしみますよね。
「本当にそうですね。宿は8部屋あるんですが、そのうち6部屋を予約されたお客さんが当日になって無断でキャンセルになったこともありました」
--ひどいですね。
「左派の方の仕業とは言いません。ただ、それまでそんなことは一度もなかったですし、これは本当に参りました」
--奥様も相当きつかったんじゃないですか。
「そう思います。でも家内はありがたいことに私を責めるようなことは一切言いませんでした。宿の方は妻に任せているんですが、直接、罵声を浴びたり、宿の無断キャンセルもあって、精神的にきつかったと思います。でも、それを僕には言わないで、僕が精神的に落ち着いてきたときになって、さらっと言うんです。今の活動なんかも全く反対されませんでした。男って身内、特に妻から反対されると萎えちゃうんですよね。そういう点では私は果報者でした」
「地元の共産村議が『頑張れ』と激励してくれて…。左派だっていろいろです」
「そういえば、こんな活動をするようにはなりましたけど、都知事選に立候補した宇都宮健児さんの一行が見えたこともあるんですよ。僕のこと、知らなかったのかな(笑)。実は東村には共産党の村議の方もいらっしゃるんですが、この方は私を訪ねてきて『頑張ってくれ』と激励してくださいました」
--へえ、そんなことが。
「地元の反対運動でも共産党系は意外に穏健なんですよ。そういえばカナンスローファームも、琉球朝日放送でキャスターをしていた左派で有名な方、この方にもかなりお世話になったんです。事件で連絡が取れなくなってしまいましたけど(笑)。あの方の映画の撮影でうちのホテルを格安で提供したこともありますし、逆にうちをテレビで紹介してもらったこともありました。左派の方もいろいろです」
「『ニュース女子』に出演したら、また嫌がらせ。MBSには嵌められました」
--MXテレビの『ニュース女子』に出演したことで、また嫌がらせを受けましたね。
「ええ。救急車を止めて現場に急行できない、と証言しました。すると、ネットで『依田はデマを言っている』と激しく攻撃されました。僕が言っていることは、反対派が村道に車を並べて封鎖するので、救急車が時間通りに行けない、大幅に時間が遅れてしまうということを証言しました。ところが、一部新聞やテレビでは『ヘイト放送だ』と決めつけました」
--彼らのデマだと言った根拠は東村を管轄する国頭(くにがみ)地区行政事務組合消防本部の署長さんの証言でしたね。
「署長さんは確かに『妨害はなかった』と話しています。ただ反対活動の現場への救急車の出動件数は20件ありました。そのうち不搬送(キャンセル)が4件あります。けががかすり傷程度だったりして、反対派は現場に救急車を呼びながら、5回に1回キャンセルしています。
それから署長は直接的な妨害行為こそ否定していますが、徐行せざるを得なかったというのは認めています。具体的に道をふさがれ、安全面で徐行したり、現場到着まで時間が余計にかかったことを認めています。抗議活動側から邪魔されているという見方もなきにしもあらず、とまで言っています。こうしたことを“妨害”ということがヘイトでしょうか」
--この点、大阪のMBSにもかなり恣意的な取材をされましたね。
「ええ。沖縄の反対派の活動についてききたい、とディレクターの女性が言うもんですから、取材を受けました。取材が始まって最初は当たり障りのないことを聞いていたんですが、途中から目がキリッと変わって(笑)『救急車の件はデマじゃないですか』と聞いてきたんです。ああ、これだけが聞きたかったんだな。悪い言葉で言うと、嵌められたなと思いました。テレビ番組ではデマの発信者のように構成されていました。ショックでした。あまりにもひどい報道だと思いました。
私の会社の従業員に『依田に暴力を振るわれていないか』ときいて回ったテレビ局もありました。“暴力男”のイメージを強調したかったんでしょう」
「沖縄の報道はあまりにバイアスが…」「支援してくださっている方々、ありがとうございます」
--消防本部にも妨害があったか、なかったかだけを聞いて、署長の『なかった』という証言だけに飛びついて、依田さんの証言をデマだと決めつけている。
「はい。署長さんの証言と私の証言は何ら齟齬(そご)はありません。反対派が救急車の活動の支障になることをやっていたこと、それが妨害行為ととられても仕方のないようなことをしていたのは事実です」
--最近は講演でも忙しいようです。言論空間に身を投じてみて今、沖縄の現状をどう思いますか。
「沖縄の報道は偏向していますから、かなり一面的な、基地移設反対派が正義なんだ、というような報道ばかりされています。そうしたバイアスのかかった報道ばかりでなく、沖縄の本当の姿を地元の人間の一人としてこれからも発信していきます。
それから最後になりますが、私やカナンファームを支援してくださっている方々に心から感謝を申し上げます。ありがとうございます」
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