例えば、全く同じ条件で起きた交通事故でも「加害者」が米兵か沖縄県民かにより、前者は「轢き逃げ」と派手な大見出しが躍るが、その一方、「加害者」が県民の場合「当て逃げ」とベタ記事になるのはよく知られている。(米兵の実際に起きた事故のダブスタ報道で新聞社に問い合わせしたら、当てられた車に乗っていた人に怪我があれば、「轢き逃げ」とほうどうする、との回答。 だが、過去記事を調べたら当てられた来るもの人に怪我があっても、「加害者」が沖縄県民の場合「当て逃げ」と報道していた。)(【おまけ】で詳述)
普通の宜野湾市民さんが増水による事故、について米兵と県民が被害者の場合の沖縄タイムスの不公平な記事を指摘されているので紹介する。
大雨で増水、行楽客54人孤立 全員を救助 沖縄本島の源河川と平南川沖縄タイムス 5月6日 9時30分|Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170506-00096285-okinawat-oki
今回の大雨、増水の記事は経緯の説明と救助の状況を時系列で記事にしただけ。
これが、昨年6月の同じ状況での記事は・・・。
※昨年6月の大宜味村津波の平南川中流の「ター滝」周辺が大雨で増水した同じ状況のタイムス記事
↓↓↓
米軍人ら表情硬く「突然洪水に」「怖かった・・・」
2016年6月13日 09:42
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/4833
>取材に答えた全員が飲酒は否定。一部は現役軍人だと話したが、所属は全員が明かさなかった。
>現場には日本語と英語で「増水に注意」と書いた看板が立っている。辺土名朝英消防署長は全員救助を喜びつつ、「看板があるが、毎年のように(孤立事案が)繰り返される」と嘆いた。
>ター滝も案内するNPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会の稲福元子事務局長は「平南川には周辺の山から水が注ぐので村内で降っていなくても増水することがある。きのうも雨が降っていたので、そもそも行くべきではなかった」と指摘した。
米軍属の家族が同じ状況で救助されると、
↓↓↓
※飲酒をしていたか?
※軍の所属を明かさなかった。
※英語でも注意換気をしてるのに毎年のように繰り返されると消防署長のコメント
※「平南川には周辺の山から水が注ぐので村内で降っていなくても増水することがある。きのうも雨が降っていたので、そもそも行くべきではなかった」とNPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会の事務局長のコメント
同じ状況で記事の内容がここまで違う扱い。
「迷惑な米軍属家族」を印象付けたいのかと思える。
今回救助された方々は殆んどが沖縄の家族。
当然、注意換気の看板は見てるだろうし、昨年の米軍属のニュースも知ってるかも知れないが記事には一切「不注意」には触れて無く、指摘する内容も載せてない。
米軍属が飲酒運転で捕まると大きく取り上げるのと同じスタンス。
(不)公平(不)公正な報道姿勢が良くわかる記事!
そこで先ず、昨年の米兵による増水事故と今年の沖縄県民による同じタイプの事故を沖縄タイムスはどのように報じたか。
米軍人ら表情硬く「突然洪水に」「怖かった・・・」2016年6月13日 09:42 大宜味村災害沖縄県大宜味村南部のター滝付近で12日、増水した川に一時取り残された米軍人ら18人。「雨が降り出したと思ったら突然洪水になった」「怖かった。流されないように互いに手を握り合った」と硬い表情で語った。中には、親に抱っこされた幼児もいた。
拡大する増水や事故の危険性を呼び掛ける看板=大宜味村津波・ター滝
ある男性は友人や家族同士で来たと説明。上半身裸でベビーキャリーを背負い、「シャツは流されてしまったが、小さな子どもが無事で良かった」と話した。小中学生のような子ども3人を連れた女性は靴を失いはだしだった。「水が少ない所を探せて幸運だった。地元の消防には感謝している」と言葉少なだった。
取材に答えた全員が飲酒は否定。一部は現役軍人だと話したが、所属は全員が明かさなかった。
時折豪雨と雷に見舞われながら、救助には日米双方の消防、警察が参加。国頭地区行政事務組合消防本部の職員が対岸までロープを張り、足まで水につかった状態の外国人を誘導した。
現場には日本語と英語で「増水に注意」と書いた看板が立っている。辺土名朝英消防署長は全員救助を喜びつつ、「看板があるが、毎年のように(孤立事案が)繰り返される」と嘆いた。
ター滝も案内するNPO法人おおぎみまるごとツーリズム協会の稲福元子事務局長は「平南川には周辺の山から水が注ぐので村内で降っていなくても増水することがある。きのうも雨が降っていたので、そもそも行くべきではなかった」と指摘した。
☆
雨で増水、行楽客54人孤立 全員を救助 沖縄本島の源河川と平南川沖縄タイムス 5/6(土) 9:30配信
消防隊員に抱えられ救助される女の子=5日午後6時4分、名護市源河川
5日午後2時半ごろ、沖縄県名護市の源河川と大宜味村津波の平南川中流の「ター滝」周辺が大雨で増水し、親子連れなど18歳未満の子ども22人を含む行楽客54人が取り残された。名護市消防本部と国頭地区行政事務組合消防本部が救助にあたり、源河川では午後7時2分、平南川では午後6時1分までに、全員を救助した。けが人はいなかった。
名護市の西部付近では5日午後1時半~2時半までの1時間に、解析雨量で約60ミリの非常に激しい雨が観測され、名護地区には午後2時46分、大雨・洪水警報が発令されていた。
名護消防によると、午後2時半、源河川近くを通りかかった人から「増水し、向こう岸から戻れない家族がいる」と119番通報があった。国頭地区消防にも午後2時37分、ター滝付近で川岸に取り残されている人がいるとの通報があった。
現場では濁った水が大量に流れる中、駆け付けた救助隊が川の対岸にロープをかけ、流されないよう一人一人を支えながら対岸に誘導。源河川では3カ所から21人、ター滝は5カ所から33人が救助された。
県土木建築部河川課によると、源河川の最高水位は午後3時50分に1・71メートルまで増水し、昨日の同じ時間(32センチ)と比べると1・39メートル高くなっていた。
両河川では、過去にも増水で行楽客らが一時孤立する事故が起きている。ター滝では2016年に外国人18人、源河川では14年に9人が取り残され、いずれも消防などによって救助された。
☆
なるほど、非常に分かりやすい記事だ。(笑)
被害者が米兵の場合、「増水に注意」の看板を写真入で紹介。
消防所長らの言葉を借りて「看板があるが、毎年のように孤立事案が)繰り返される」とか、
「平南川には周辺の山から水が注ぐので村内で降っていなくても増水することがある。きのうも雨が降っていたので、そもそも行くべきではなかった」などと、
沖縄県民なら危険なので行くはずのない場所に注意を無視して行った米兵ため大迷惑している、という記者の悪意に満ちた批判が垣間見れる。
その一方、沖縄県民が被害者の場合、沖縄タイムスは「増水注意」の看板についてはひと言も触れず、「大雨・洪水警報が発令」についても「ファクトをファクト」として述べているに過ぎず、警法を無視して災害に遭遇した県民については批判めいたニュアンスは皆無である。
「増水に注意」の看板には触れていないが、仮に誰かが看板を取り外していたとしたら、それこそ重大な責任問題なのだが・・・。
まさかね。
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【おまけ】
沖縄の報道談合!米兵事故はひき逃げか当て逃げか 2010-03-19 09:05:02次に引用する新報の社説は内容に特に意味があるわけではなく、単なる枕です。
一々ごもっともの陳腐な内容なので、御用とお急ぎの方はスルーしてください。
またも米兵による悪質なひき逃げ事件が発生した。米憲兵隊が女性海軍兵を逮捕し、アルコールを検知した。米軍の公用車両を酒を飲んで運転し、事件を起こしたのであればより重大だ。米軍に強く抗議し綱紀粛正を求めたい。
県内では昨年11月に読谷村で米兵によるひき逃げ死亡事件が発生。先日も県立中部病院敷地内に米軍車両が侵入し、ガードレールを破損する事件が起きたばかりだ。通報や救護を怠り逃走する犯行は県民の生命、財産を軽視するものであり許せない。
16日夜のひき逃げ事件は名護市辺野古で米軍車両が軽乗用車に追突して逃走し、軽乗用車の父子3人がけがをした。軽乗用車は大破し、大事に至る危険性もあった。
直前にも米軍車両は対向車との接触事故を起こしたとみられ、女性海軍兵が米軍に逮捕された。
米軍の軍用車両の管理はそれほどずさんなのか。米兵がどこで酒を飲み、どのように軍車両を施設外に持ち出したのか。米軍の管理体制が厳しく問われる。
重大事故を起こしながら救護もせず逃走した悪質事犯である。全容の解明には本人の取り調べが不可欠だ。米海軍は県警捜査への全面協力を表明しているが、早急に身柄を県警に引き渡すべきだ。
読谷村のひき逃げ死亡事件でも被疑者の米兵の身柄引き渡しは起訴後と遅れた。被疑米兵の事件前の飲酒が疑われたが、本人や周辺の事情聴取の遅れもあり、結局、飲酒運転は立件されていない。
県警は同じ轍(てつ)を踏まぬよう、米兵の引き渡しを求めるべきだ。平野博文官房長官は「大変残念な事件」と遺憾の意を表明したが、口先の言葉でなく米軍に身柄を要求する行動を求めたい。
米兵のモラルの低下は目に余る。14日夜にも那覇市内で酒気帯び運転と、捜査妨害で海兵隊員2人が逮捕されている。信号無視の無謀運転の上、基準値の5倍に上る酒気が検知されながら飲酒を否認している。
中部病院への車両侵入を含め、米兵の法令順守の意識が欠落しているとしか思えない。
ひき逃げ車両は金武町内で発見されたが、米軍が基地内に運び去った。2004年の沖国大ヘリ墜落、08年の名護市の米軽飛行機墜落事故でも機体が米軍に持ち去られた。県警による被疑者と物証の両面の十分な捜査が確保されなければ、真相解明も危うい。
◇
前にもわざわざことわったことがあるが、米軍が事故や事件を起こした場合、当日記はこれを容認する気は毛頭ない。
特に今回の米兵による「交通事故」のように容疑者が酒気を帯びた上、事故を放置して逃亡したとなると県民として到底容認できるはずはない。
従って、昨日の沖縄タイムスが一面と社会面のトップで大きく報道するのも理解できるし、それを琉球新報が社説で取り上げ糾弾するのにも異論を唱えるわけではない。
容疑者がアメリカ人日本人に関わらず、この種の悪質な犯罪を新聞が大きく報道することは報道機関としての使命だと考えるからである。
同じ沖縄に住む者が犯した事故や事件を、その国籍や職業によって取り扱いに差異を設けたら、左翼お得意の人種差別や職業差別ということになる。
従って酒気で事故を起し、そのまま現場を逃走した米兵の悪質な行為を激しく糾弾する新報の社説を支持する・・・一箇所を除いて。
その一箇所とは左翼が得意の差別そのものであるが、詳しくは後述する。
昨日のエントリーで沖縄タイムスの一面と社会面のトップを飾った「米兵のひき逃げ」について書いているとき、
違和感を感じていたのだが、それは記事内容と見出しから受ける印象の大きなズレであった。
その違和感を読者のとおるさんが筆者に代わって指摘して下さっているが、同じく読者の石原昌光さんは新聞社に直接問い合わせをし、その様子をコメントして下さっているので、ご両人のコメントを併せて紹介する。
記者の困惑した応答振りは爆笑ものである。
◆とおるさん
> 米軍車両が名護市に住む軍雇用員の男性(45)が運転する3人乗りの軽自動車に後ろから衝突した。この事故で軽自動車に乗っていた2歳の男児が顔に軽いけがを負った。
> 県警がひき逃げ事件として逃走した車両を捜索していたところ、
「ひき逃げ」では無く、「当て逃げ」では?
◆石原昌光さん
とおる様、私もそう思いまして、今朝「っつても10時ですが、、、」沖縄タイムスに確認の電話を入れました。
私:今朝の朝刊の、辺野古の事故の事で質問があるのですが?
記者:は?
私:あのー米軍車両と民間車の追突事故、、、
記者:あーあの、当て逃げ事故ですね
私:そう、その当て逃げ事故ですけど、紙面では、ひき逃げになってますよね?
記者:、、、、、、、、ああ、そうですね。
私:あれ、当て逃げの間違いじゃないですか?
記者:<少し私の発言に喰い気味に>いや、あれは、広い意味ではひき逃げと言う意味ですね!
私:いや、やはり、当て逃げですよ。広辞苑によるとですよ。当て逃げ、衝突事故を起こした自動車・船が事故処理をせずにその場から逃げ去ること、ほら、今回の状況にピッタリですよ?
記者:まぁ、そうなんですけど、意味を広く捉えるとひき逃げなんですよ、、広く捉えると!
私:でも、だれも轢かれてはいませんよね?車内にいたんでしょう。
記者:<また喰い気味>いや、でも子供さんが怪我をしてますから、広い意味では、これは、ひき逃げと、、、
私:確かに子供が、怪我をしてますけど、別に当て逃げでも怪我をする事は有りますよね、追突の衝撃、、、
記者;いや、もう、ですから、広い意味でのひき逃げなんですよ!!!
私:広い意味でのひき逃げですか、、、分かりました。
記者:広い意味なので、一つ、そういう事でご理解願います。
そういう事らしいです。<小>左翼って、広い意味ってマジックワードが好きですね。
慰安婦問題も広義の強制、集団自決も軍の広義の強制、、、多分、教科書問題も文科省の広義の強制でしょう。
◇
石原さんの鋭い質問にまともに答えられず、記者が狼狽する姿が目に浮かんで下手なコントより、よっぽど笑わしてもらった。
わざと「米軍車両と民間車の追突事故」とトボケた石原さんの用意周到な質問に、記者が「当て逃げ事故ですね」と答えるやり取りは永久保存版である。(爆笑)
「語るに落ちる」の例文を、石原さんが記者を使って見事に例示したことになる。()
これに対しとおるさんが「当て逃げ」と「ひき逃げ」に関して調べたコメントも参考になるので引用する。
◆とおるさん
石原昌光さま
取材、ご苦労さま。そして、ありがとうございます。
道路交通法などの法律用語では、もしかしたら「ひき逃げ」になるかもしれないと思いましたが、「広い意味でのひき逃げ」というのには、笑ってしまいました。
なお、「ひき逃げ」と言うのも有りのようです。(証拠も無しに「広義の密約が有った」という世界ですので)
・http://www.police.pref.hiroshima.lg.jp/050/05new/90hikinige.html
・http://ihan.jp/pc/p-fuka.htm#tousou
事故現場から立ち去ったときは、人身傷害事故の場合はひき逃げ、物損事故の場合は当て逃げとして、交通事故措置義務違反(道路交通法72条)による付加点数が加算されます。
・http://www.npa.go.jp/koutsuu/kikaku9/gaiyou.pdf
救護義務違反(いわゆる「ひき逃げ」)
でも、道路交通法
・http://ihan.jp/law/dokoho/pc.htm#72
・http://www.houko.com/00/01/S35/105.HTM
には、「ひき逃げ」は出てないようです。
さて、前記で社説の中で一箇所納得できない部分と、もったいぶって書いたことは、これまでのとおるさんと石原昌光さんのコメントでお分かりいたと思う。
だが、あえてくり返すとこの追突事故を新聞が「ひき逃げ」と書くのはどう考えてもおかしい。
筆者もネット辞書で調べてみたら「轢く」とはこうなっていた。
ひく 【▼轢く】
(動カ五[四])
〔「引く」と同源〕人や物などを車輪の下に踏みつけて通り過ぎる。(goo辞書)
つまり今回の追突事故から「車輪の下に踏みつけて通り過ぎる」というニュアンスは感じ取れない。
これが起訴され裁判となった場合、検察側が「酒気と逃亡」という悪質性を強調するため、
「負傷者を放置して逃亡した」のだから、ひき逃げに相当すると主張するのなら理解できる。
罪の軽い「当て逃げ」を、より罪の重い「ひき逃げ」にするための検察側の法廷戦術の一種として理解できるのだ。
だがこの場合、事故が被害者が瀕死の重傷でも負っていて車外から認識できるような重大事故ならともかく、加害者は事故車をそのまま運転して逃亡する程度の事故だ。
加害者が追突そのものは認めても「負傷者がいるとは知らなかった」と主張すれば、検察がこれを覆し「ひき逃げ」相当に持ち込むのは困難ではないのか。
誤解のないようにくり返すがこの追突事故は決して良くある追突事故ではなく、今回の事故は酒気の上事故後、加害者が現場を逃走するという極めて悪質な「事件」」である。
ただ、一般の読者に事実を伝えるべき新聞が、当初から相手が米兵と言うだけで検察まがいの予断で読者を惑わすのはいかがなものか、というだけである。
沖縄二紙も地元テレビこの追突事故を横並びで「ひき逃げ」と報じているが、これは報道談合ではないのか。
いや、これこそ異論を許さぬ全体主義ではないのか。
沖縄メディアだけではない。
沖縄問題となると、常に腫れ物に触るような記事しか書かない全国紙だが、那覇支局を沖縄二紙の社屋内に間借りしているせいか、今回の事故も沖縄メディアに横並びで「ひき逃げ」と報じている。
全国的な報道談合である!
だが、この全国的な報道談合に逆らって、記者の「国語能力」を主張し、「当て逃げ」と報じた気骨のメディアがあった。
筆者の調べた限り次の二例。
またか!女米兵 辺野古で飲酒当て逃げ [ スポーツニッポン 03月18日 ]
下士官の女、米軍が拘束=当て逃げ、飲酒運転か-沖縄 (時事通信 03/1722:11)
時事通信とニッカンスポーツの記者の国語能力に拍手を送る方、
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