忘れずに人気blogランキングへクリックお願いします。
沖縄タイムス 2017年1月9日
普天間小学校にフロンティア賞
ぼうさい甲子園
自然災害の教訓を生かし、防災への意識を高める活動をしている学校や団体を表彰する第12回「ぼうさい甲子園」(1・17防災未来賞)の表彰式が8日、神戸市中央区で開かれた。今回のグランプリは高知県立須崎高。 地域住民と南海トラフ巨大地震の津波に備え、避難場所までの時間を測り、危険な場所を絵や地図で示した「避難カルテ」を作成した。宜野湾市の普天間小学校は、フロンティア賞を受賞した。 飛行機墜落を想定した避難訓練を行うなどの取り組みが評価された。
(10日付コラム「大弦小弦」も同じ趣旨)
【追記】10;02
[大弦小弦]自然災害に対する優れた防災教育の… 2017年1月10日 09:09 磯野直
自然災害に対する優れた防災教育の取り組みを表彰する「ぼうさい甲子園」(毎日新聞社、兵庫県など主催)で、普天間小学校がフロンティア賞を受賞した(9日付26面)。内容は米
軍機墜落を想定した避難訓練
▼同賞は「過去に応募がなかった地域・分野での先導的な取り組み」を顕彰するもの。受賞は喜ばしいが米軍機墜落は自然災害なのか、考えてしまった
▼同様の訓練は普天間飛行場に近接する普天間第二小、嘉手納基地近くの屋良小などでも幼稚園を含め、年間行事として行われる。何度か取材したがハンカチで鼻と口を押さえながら走る子どもの姿を見て、いたたまれない気持ちになった
▼6年前の普二小の訓練後、校長はこう児童を諭した。「墜落だけでなく時には『あれ、今のエンジンの音は変だぞ、いつもと違うぞ』と飛んでいる飛行機に注意を払うことも必要です」
▼児童にこんな注意をしなければいけない学校が、日本のどこにあるのか。墜落は、米軍に好き勝手な運用を許している政府の姿勢に起因する。天変地異ではない
▼復帰後に県内で発生した米軍機墜落は47件で、単純計算で年1回超のペースだ。だから基地周辺校は避難訓練をやらざるをえない。でも、これが異常であることを意識し続けたい。こんな避難訓練はなくさなければならない。一日も早く。(磯野直)
☆
最近頻発する地震や津波に備えて、小学校で防災訓練をするのなら、表彰してもおかしくない。
だがいつ落ちるか分からない航空機墜落事故に備えて、小学校で「防空演習」をするなど聞いたことがない。
ちなみに沖縄の米軍基地問題に詳しい篠原章さんによると、「(沖縄では)復帰以来、米軍機の事故でけがをし、死亡した県民は一人もいない。これは偶然ではなく、パイロット、軍の努力の結果。自分は死んでも住民に被害を与えないというのが軍の姿勢だ」とのこと。
沖縄2紙が何かというと誇大に報道する「沖国大米軍ヘリ墜落事故」も、民間人、搭乗員を含み死傷者は1人も出ていない。
小林よしのり氏が取材で普天間第二小学校を訪問したときの話しである。
「世界一危険な米軍基地」と言われる普天間基地に隣接する小学校での基地被害を実際に体感する目的で、校長先生に面談した。
校長先生は、米軍用機が撒き散らす騒音被害で、授業もままならないといった苦情を切々と訴えた。 だが、その時はなぜか軍用機の飛来はなく騒音被害も体感できなかった。校長のはなしでは、「今日は偶然飛行機の飛来が少ないが、通常はもっと煩い」と説明した。
小林氏が事前に沖縄メディアで予習してきた情報とはかけ離れた現場の状況(静か)だった。
それでは取材の意味をなさない。
そこで、学校の近くの店でコーヒーを飲みながら待機。 騒音被害の実体験を試みた。
ところが午前中待機しても沖縄メディアが報じる激しい騒音被害を体験できなかったので、お店の人に聞いたら、「特に意識はしないが、時には騒々しいこともある」という程度だとのこと。
沖縄メディアが一点を切り取って誇大に報道する情報を鵜呑みにしたら、実態を見誤る。
民主党政権当時、田中防衛大臣が普天間第二小学校を視察したときも、沖縄メディアで予備知識を得たせいか、つい本音を言って沖縄2紙やしんぶん赤旗のバッシングを受けたことがある。
就任後初めて来県した田中直紀防衛相が、宜野湾市の嘉数高台から米軍普天間飛行場を視察した際、同飛行場に隣接する普天間第二小学校の安全性について、「すぐ頭上にヘリコプターが降りてくるというが、そういうケースはそんなに多いわけじゃないんでしょう?」と、真部朗沖縄防衛局長に質問する場面があった。
バカ正直丸出しの無能な田中防衛大臣は、沖縄メディアが垂れ流す下記写真などで洗脳され、普天間第二小学校のことを「空を覆う軍用機の騒音の合間合間に授業をする小学校」と想像していたのだろう。お気の毒である。
田中氏の発言に、県幹部は「大臣が視察するときは米軍の訓練も減るとも聞く。大臣は嘉数高台から見たままを口にした可能性もある。事務方のレクも不足していたのではないか」との見方を示した上で、「県が普天間の危険性除去に取り組む中、多くの市民、県民が聞いて気持ちのよい言葉ではない」とも述べた。
ちなみに筆者は普天間基地に隣接する野嵩地区に在住するが、騒音で生活を乱されると感じたことは一度もない。
ところが本音を語った田中防衛大臣に対する批判は問責決議の話が出るほど激しいものだった。
以下は田中防衛大臣の「本音」を批判する当時の新聞赤旗。
しんぶん赤旗 2012年1月27日(金)
田中直紀防衛相が米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に接する普天間第二小学校について「(頭上を飛ぶヘリは)そんなに多くない」と発言したことに、県民から強い批判の声があがっています。
沖縄では時々信じられない話が新聞記事になる。
「流れ弾注意!」の看板のことだ。
那覇から北部に向かう高速道路を走っているとき、「流れ弾注意!」と表示した大きな看板が道路わきに見えたときはさすがに驚いた。
これは金武町のキャンプハンセンにある都市型戦闘訓練施設で在沖陸軍特殊部隊(グリーンベレー)が行う実弾射撃訓練では流れ弾が頻繁に飛んでくるので、運転者は要注意という意味だ。
念のため、当時の地元紙を引用しよう。 「流弾に注意!」 看板で危険訴え - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース2009年2月10日 15:27
金武被弾事件
沖縄自動車道沿いに危険性を訴える看板を設置する区職員と行政委員=10日午前、金武町
【金武】金武町伊芸被弾事件で伊芸区(池原政文区長)は10日午前、同区を通る沖縄自動車道沿いに被弾の危険にさらされる同区の危険性を訴える看板を設置した。
同区の職員と行政委員が製作。横8・2メートル、縦1・8メートルで、「流弾に注意! 米軍実弾射撃訓練中」と、自動車道を通行中の運転手にも分かるよう、大きな文字で書いてある。同日午前、看板を針金で固定した。
2005年には米軍キャンプ・ハンセン内レンジ4の都市型戦闘訓練施設の危険性を訴えて、同じ場所に「流弾に注意! グリーンベレー訓練中」と書かれた看板が設置されていた。池原区長は「事件がうやむやにならないよう、地域の問題ではないと看板を設置した。度重なる事件に区の怒りを表している」と語った。
☆
北海道では道路脇に「狐出没注意」との看板が有ると聞くが、狐や狸なら運転で避けることができるが、流れ弾をどのようにして避けることができるのか、ご教示願いたいものである。
ちなみに「流れ弾注意!」とのバカバカしい看板は県民の顰蹙を買い、その後取り外されている。
そのまま残して置けば、「流れ弾注意・観光ツアー」が出来て、県の観光産業に貢献できたかもしれない。 残念!
冗談はともかく、冒頭に紹介した「防空演習」も「流れ弾注意」と同様、実際はありえないことで県民をミスリードする基地反対派の策謀である。
忘れずに人気blogランキングへクリックお願いします。