NHK12月20日 16時36分
沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古沖の埋め立て承認をめぐり、国が沖縄県を訴えた裁判で、最高裁判所で敗訴が確定したことを受け、沖縄県の翁長知事はみずからが行った承認の取り消しを来週初めにも撤回する方針を固めました。
アメリカ軍普天間基地の移設先とされる名護市辺野古沖の埋め立て承認をめぐり、国が沖縄県を訴えた裁判は20日、最高裁判所が、翁長知事が埋め立て承認を取り消したのは違法だとする判決を言い渡し、沖縄県の敗訴が確定しました。
これを受けて翁長知事は、確定した判決には速やかに従うとして、みずからが行った埋め立て承認の取り消しを、来週初めの26日にも撤回する方針を固めました。
これによって、再び辺野古沖の埋め立てが承認された状態に戻ることになり、国は中断していた移設工事の再開に向けて準備を急ぐものと見られます。
一方、翁長知事は、普天間基地に所属するオスプレイが名護市の浅瀬に不時着して大破する事故が起きたことを踏まえ、辺野古沖に移設しても危険性は変わらないとして、今後もあらゆる手段で移設計画の阻止を目指す考えです。
防衛省は、最高裁判所の判決を受けて、沖縄県の翁長知事が名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しを撤回したあとに、ことし3月から中断している埋め立ての本体工事を始めることにしています。
具体的には、本体工事に向けて、海上での立ち入り禁止区域を示す「フロート」を張り直す作業を行い、海底の地質を調べるボーリング調査を再開するほか、工事で海水が濁った場合に汚れが広がるのを防ぐ汚濁防止膜の設置などを急ぐことにしています。また、陸上部分では、仮設の資材置き場を整備することにしています。
防衛省は、土砂を投入する埋め立てに向けて速やかに作業を行うことにしており、早ければ来年春にも護岸の建設工事に入りたいとしています。
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>翁長知事、確定した判決には速やかに従うとして、みずからが行った埋め立て承認の取り消しを、来週初めの26日にも撤回する方針を固めました。
ついに翁長知事がシャッポを脱いだ!
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