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自民本部に沖縄担当副幹事長を設置 二階幹事長が表明

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いまや「高江ヘリパッド」といえば、法令無視の暴徒が跋扈する全国有数の無法地帯として全国にその名を轟かせている。

無法者を売り物のヤクザ屋さんも「高江地区」は避けて通ると噂されるくらいだ。

そんな高江関連の本日の沖縄タイムス見出しは・・・。

■一面トップは高江関連はゼロ

■二面トップ

陸自ヘリ投入

「日本の問題」

米、批判の転嫁懸念

二階氏 党の協力応じる

知事 基地問題で対話要請

「柔軟に耳傾ける」

 ■第二社会面トップ

高江に砂利トラック10台

着陸帯建設 ヘリ空輸 予定超え30回

工事差し止め

21日にも提訴

高江住民ら

 

沖縄タイムス+プラス ニュース 「壁をつくって話すのとは違う」 沖縄知事、二階氏の姿勢を歓迎2016年9月15日 05:00

 沖縄県の翁長雄志知事は自民党の二階俊博幹事長との会談、会食を終えた14日午後、知事公舎前で記者団の取材に応じ「スムーズに自由闊達(かったつ)な意見交換ができるのではないかと感じた」と述べ、対応を歓迎した。

握手を交わす沖縄県の翁長雄志知事(右)と自民党の二階俊博幹事長=14日午前、沖縄県庁 拡大する

握手を交わす沖縄県の翁長雄志知事(右)と自民党の二階俊博幹事長=14日午前、沖縄県庁

 知事は二階氏が「戦後、県民の支えで日本の安全保障が成り立ってきた。そのことに十分な配慮をしないといけない」という趣旨の発言を、今回の来県時に限らず折に触れて繰り返していることを強調。

 「考えを言い合う場合でも、壁をつくりながら話すのと耳を傾けながら話すのは全然違う。本来は首相官邸ともそうあるべきだったと思う」と述べ、二階氏の認識を評価した。

 また、二階氏が那覇港のクルーズ船用バース整備など、沖縄の観光振興に意欲的だったと説明。「沖縄観光に大変な熱意を持っている。観光を通じ、中国などの国々との友好平和も念頭にあるのでは」と分析した。

                          ☆ 翁長雄志知事は14日、就任後に初来県した二階俊博自民党幹事長と県庁で会談した。 自民党幹事長が選挙戦以外で来県するのは珍しい。 谷垣前幹事長が、わざわざ翁長知事と面談のため来県したという記憶はない。 これまで政府自民党側とパイプを持たないといわれる翁長知事。 基地問題や沖縄振興についてこれまでは「翁長知事vs菅官房長官」というのが主な構図だったが、安倍首相をして「最も政治家らしい政治家」と言わしめる二階幹事長を全面に押したて、党としての存在感を従来より強めた格好だ。 翁長知事は二階氏の政治家らしい老練な対応に「壁をつくりながら話すのと耳を傾けながら話すのは全然違う」と歓迎の意を表している。 二階氏のようなベテラン政治家が初対面の席で本音を言うはずもなく、「外交辞令」と受取るべきだ。  二階氏も翁長知事のこれまでの言動を精査したら、「壁を作る」どころか「あらゆる手段で辺野古阻止」などと「溝をつくっている」のは翁長知事の方、だと分かるだろう。 ⇒仲井真前知事が翁長知事を批判「政府と溝をつくっている 二階氏は翁長知事との会談で、対話の糸口はみつかったのだろうか。

会談では、翁長知事が基地の負担軽減や地元振興策などが書かれた7項目の要望書を二階幹事長に手渡した。

二階幹事長は、就任後初めての地方出張に沖縄を選び、4人の副幹事長を沖縄担当に据え、自民党として全面的に協力する意向を示した。

だが、沖縄では依然として緊張状態が続いている。

辺野古移設では明日違法確認訴訟の高裁判決が下される。 

一方、沖縄県北部の高江地区では、約2年ぶりにヘリパッド工事が再開され、全国から集まった機動隊が工事に反対する「市民」と連日トラブルを起こし、自衛隊ヘリによる重機搬入が行われている事態に至っている。 

対立が続く政府と県。

二階幹事長が政府と県のショックアブソーバーになれるか。

やはり、最終的には政府代表の菅官房長の主導になると思うが・・・

沖縄タイムス+プラス ニュース 自民本部に沖縄担当副幹事長を設置 二階幹事長が表明2016年9月14日 08:36 自民党

 自民党本部の二階俊博幹事長は13日夕、就任後初めて来県し、那覇市内で県連役員と意見交換した。党本部と県連の連携を密にするため、党本部に沖縄担当の副幹事長4人を配置する考えを初めて示した。

自民党県連の役員との意見交換であいさつする党本部の二階俊博幹事長(左)=13日、那覇市・自民党県連 拡大する

自民党県連の役員との意見交換であいさつする党本部の二階俊博幹事長(左)=13日、那覇市・自民党県連

 意見交換で二階氏は、全国の都道府県連に先駆けて沖縄を訪れたことを強調した上で「意見を聞くだけでは役に立たないので、できる限りのことを実行し、職責をまっとうしたい」と述べた。

 県連によると意見交換では、参院選で前沖縄担当相の島尻安伊子氏が敗れたのは基地問題や米軍関係者の事件・事故などへの反発が要因だったことを確認したほか、党と県連が連携して沖縄振興などに取り組む方向を話し合った。

 14日は翁長雄志知事や公明県本、経済界関係者らとの会談を予定している。

                     ☆

>党本部と県連の連携を密にするため、党本部に沖縄担当の副幹事長4人を配置する考えを初めて示した。

これが対立のショックアブソーバーのつもりだろうが、政府はこの他に既に沖縄振興調査会を設けている。

9月14日付沖縄タイムスには、次のような記事が掲載されている。

自民沖振調査会

猪口会長が続投

「早急に意見交換」

【東京】自民党は13日の総務会で、沖縄振興調査会長に猪口邦子・元少子化担当相を再任させるなどの調査会長人事を報告した。猪口氏は、「早急に調査会を開いて、来年度の沖縄の概算要求や税制改正要望の中身について委員らと意見交換したい」と述べ、29日にも初会合を開催する予定だ。 猪口氏は、子ども貧困対策事業や西普天間住宅地区跡地での国際医療拠点構想、那覇空港第二滑走路建設事業の着実な推進などに引き続き尽力する考えを示した。また、一括交付金の未執行率の高さを理由に来年度の沖縄関係予算の概算要求額が大幅減額されたことに関し「事業実施の能力向上や新たなプロジェクトを提案していくための人材を培っていくことが重要。人材育成は沖縄振興を永続的に支えていく根幹になる」と述べ、人材育成の投資にも力を入れる考えを示した。

ウエブ記事には掲載されていないが、強請りたかりの県経済を皮肉っているようにも取れる。

だが、一括交付金の未執行率が高いなど、鶴保沖縄担当大臣が「消化不良に無理に詰め込む」と指摘するように、沖縄は振興金を有効活用するための人材不足が課題であった。

>「事業実施の能力向上や新たなプロジェクトを提案していくための人材を培っていくことが重要。人材育成は沖縄振興を永続的に支えていく根幹になる」と述べ、人材育成の投資にも力を入れる考えを示した。

お金や箱物造成だけでなく、これらを有効活用するための人材育成の投資に力を入れてくれるなら大賛成である。

 

【おまけ】

東子さんの関連コメント

 

 「辺野古断念を要請 翁長知事、自民・二階幹事長と会談 2016年9月15日 05:04」
辺野古 翁長知事 二階幹事長
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-357180.html

>県からの要請に応じて那覇新港クルーズ船バースや奥武山陸上競技場も視察した。
>翁長知事によると、クルーズ船バースの整備について二階氏は「全力を挙げる」と前向きな姿勢を示したという。

翁長知事にとって、クルーズ船バースの整備は、基地問題、とりわけ「移設」に行き着いてしまう。
涙。
しかも、新設先の浦添の市長選は、近い。



【参考】
那覇港岸壁不足について、まとめ。


松本哲治浦添市長ブログ「那覇軍港問題の経過と課題 2015年03月09日」
http://tetsujimatsumoto.ti-da.net/e7341616.html

>県知事や那覇市長の意向を確認しない限り判断できない理由とは何かというご質問ですが、こちらも、現在辺野古への基地建設や県内移設に断固反対している翁長県知事がなぜ浦添にだけは、海の埋め立てを伴う新基地建設・県内移設である浦添移設を進めているのか、その真意やお考え、ご事情などを真摯にお聞きしてから決定させて頂きたいということでございます。


「那覇港、過密理由にクルーズ船の寄港43件断る 2015~17年 2015年8月12日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=128222


「岸壁不足でクルーズ拒否 那覇港管理組合 2015年8月12日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-247179-storytopic-4.html

>那覇港管理組合(管理者・翁長雄志知事)は新たなクルーズ船専用岸壁を那覇市域に整備する方針を固め、年度内の取りまとめが困難となっている次期港湾計画の改定作業からクルーズ船岸壁の増設部分を切り離し、先行して整備する手法が取れないか国土交通省との調整に入った。
>委員からクルーズ船第2バースの整備を急ぐよう求める意見が相次ぎ、金城勉副管理者は「泊港から新港ふ頭にかけての那覇市域に第2バースを展開する」と答弁。
>既設のクルーズ船ターミナルビルがある泊港若狭地区か、新港ふ頭地区の2カ所から、新たなクルーズ船専用岸壁の候補地を絞り込む考えを示した。
>一方、新たな岸壁整備については港湾計画に盛り込む必要があるが、浦添市が那覇港浦添ふ頭地区の現行埋め立て計画を見直す案を提示したことで、「(浦添市の見直し案は)那覇軍港移設位置の変更が支障になっている。改定時期は関係機関と協議する中で判断していきたい」(金城副管理者)と予定していた15年度中の改定は困難となっている。
>その上で管理組合側は「新たなクルーズ船岸壁は、港湾全体の施設整備計画とは切り離し、港湾計画の『一部改定』か『軽微な変更』の形で早期対応ができないか国に照会している」と対応を説明した。


「辺野古工事を春以降に延期へ 宜野湾市長選勝利で計画に余裕 2016.2.1」
http://www.sankei.com/politics/news/160201/plt1602010003-n3.html

>政府・沖縄県協議会
>翁長氏は次回の会合以降、仲井真弘多前知事が「5年以内」として要請した普天間飛行場の31年2月までの運用停止を迫る構え
>翁長氏が埋め立て承認を取り消し、滑走路敷設が危うくなる中、政府が運用停止だけを受け入れることはできない。
>政府は嘉手納基地(嘉手納町など)以南の基地返還を加速させたい考え
>政府側が「どこの早期返還を求めるのか」と水を向けると、翁長氏はとっさに那覇軍港をあげたからだ。
>県幹部は「言質をとられた」と指摘する。
>那覇軍港の返還は同県浦添市沖への軍港機能の移設が前提となる。
>辺野古移設と同じ埋め立てを伴う県内移設のため、翁長氏は浦添移設に抵抗してきたが、今後は協議会での発言との整合性を問われる。


「クルーズ船、那覇港に85隻寄港できず 15~17年、岸壁不足で 2016年2月10日」
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-219093.html

>2015~17年に那覇港に寄港できないクルーズ船が計85件に上る
>17年の寄港予約が本格化するのに伴い、岸壁が足りずに寄港を受け入れられない件数が同年だけで47件に上った。
>那覇港管理組合はクルーズ船の受け入れを拡充するため、若狭ターミナルに続くクルーズ船専用岸壁(第2バース)の位置を本年度中に決める。
>整備に向けた調査事業費などを盛り込んだ予算規模50億4237万円の16年度一般会計予算案を議会に提案した。


「<社説>那覇港岸壁不足 機会損失を放置できない 2016年2月11日」
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-219688.html

>結局、基地問題に行き着いてしまう。

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