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本日の沖縄メディアは「辺野古の乱」と「高江の乱」の二本立て興行! 沖縄タイムスは合計9面を使って久々の大発狂である。(暑いのにご苦労様) どの報道を見ても善良な市民の抗議を、強権的機動隊が数を頼んで弾圧したという印象だ。 現場中継報道によると市民のリーダー山城博次氏は、機動隊の「本気度」を見て「これ以上市民の皆さんが機動隊の犠牲になるのを避けるため、きょうは解散!」と昼ごろには敵前逃亡!(爆)ゲートを封鎖した違法駐車を残したまま解散している。 確かにジジ・ババ活動家が座り込んでも本気で実力排除を執行する機動隊に対抗できるはずはない。 無駄な抵抗は止めて一時解散するのは賢明だ。 だが、本音では「老人活動家たちが熱中症にでもなったら困る」という懸念があったのだろう。 ゲート入り口を封鎖した放置車両を撤去するため、7~8人の機動隊が「せーの」と掛け声で移動させ、移動用台車を車輪に取り付ける作業に汗を流していた。 猛暑の中一台につき約30分ほど掛かっていた。 若いとはいえ炎天下だ。制服姿で作業する機動隊の皆様の熱中症こそ心配だった。 それほど猛暑の高江の乱であった。 先ずQABテレビの動画で現場の雰囲気を感じ取っていただきたい。 QABテレビ 2016年7月22日 18時35分 【動画あり】 高江で強制排除始まる
激しい衝突は、アメリカ軍の新たな施設を造るためでした。東村高江で計画されているアメリカ軍のヘリパッド建設に向け、7月22日、国は、工事を再開。機動隊によって、工事に反対する地元の住民など200人余りが強制排除されました。
工事は、アメリカ軍北部訓練場の半分が返還される条件として計画されていますが、ヘリパッドが高江の集落を取り囲むように建設されるうえ、県が反対しているオスプレイの運用が計画されていることから地元の住民らが訓練による騒音や危険性を訴え、9年間、反対の座り込みを続けていました。
こうした中、22日、工事再開が強行されました。
高江工事強行に知事、国、県民は
工事強行を受け、翁長知事と県民の声です。翁長知事は「政府が警察力を用いて住民を強制的に排除する事態が生じていることは県民に大きな衝撃と不安を与えるものであり、誠に残念であります。到底容認できるものでなく、強く抗議します」と話しました。
工事強行に街の声は「どうにか子供と自然を守る方向で新しい基地とかヘリパットをつくるのではなくてどうにか小さくしていく方向で進めてほしいという願いです」と話し、また、別の人は「全体的に話が折り合わないうちに先に進めるってことはどうかと思います。造ってしまえばこっちのもんだみたいなもんでしょ」と話し、さらに別の人は「大人じゃないですよねそういうやり方って。そういうやり方をやっている今の日本の政治は残念だなと思います」と答えていました。
一方、菅官房長官は、ヘリパッド完成後におよそ4000haの土地が返還されることを挙げ基地負担軽減を強調しました。
会見で菅官房長官会は「米軍基地の面積約2割減少するわけでありますので、基地負担の軽減にも大きく資するものであると思っております」と話し、会見で、記者が長年工事が進まず、撤退してきた要因は何かとの質問には「なかなか返還を望まない人もいたんでしょうし、いろいろな思いのなかで、遅れてきたんだろうと思います」と話しました。
記者は見た。高江で何が起こっていたのか。
ここからはきょう高江で取材した島袋記者に聞きます。現場はどんな所でしたか?
現場は県道70号、米軍北部訓練場に囲まれた深い森です。これまでも辺野古や普天間基地のゲート前で警察と抗議する人々の衝突を見てきましたが、今回はこれまでとは全くレベルが違う政府の強権的な姿勢を見た印象です。
ざっと見た感じ、市民は200人くらいいたんですが、機動隊はその倍以上いたように見えました。1人に5人、10人でかかっていく様子、県外からの応援組が 多かったこともあってか全く感情を入れず、マスコミの目も気にせず機械的に人々を排除している印象でした。
また約8キロにわたって県道を規制し、トイレや飲み物の補給も、自由にさせないというやり方をとりました。そして、これまで何年も続いてきた抗議行動を圧倒的な数と力で押さえ込むと数時間後には、その拠点となっていたテントを撤去し新しいゲートを造ろうとしました。
その姿からは県民に理解を求めたいという姿勢は全く感じられませんでしたし、辺野古、高江と反対する沖縄県民に対して反対しても無駄だという圧力をかけているようにさえ見えました。
スタジオ解説 高江工事なぜ今強行?
ここからは、久田記者に入ってもらいます。さっそくですが、高江の工事が、なぜ今強行されたのでしょう?
記者「はい、アメリカ軍の元海兵隊員によるとされる女性殺害事件後、海兵隊の撤退を求める県議会決議が可決されるなど、アメリカ軍、とりわけ海兵隊に対する拒否感が県内で高まっています。」「それを受けてか、海兵隊のニコルソン司令官は先月、海外の通信社のインタビューのなかで、「訓練場の一部を来年の初めに日本へ返還する用意がある」と発言したことが伝えられていました。」
「ヘリパッドの移設は、北部訓練場返還の条件とされていますので、この発言は、止まっていた移設工事の再開を示唆していたわけなんですね。」
工事強行は練られた計画だったと。工事強行を批判する翁長知事ですが、今後、移設工事を止める動きも出てくるのでしょうか?
記者「それはなかなか難しそうです。知事は、市民の強制排除や説明もなく工事を再開する国の姿勢を強く批判してはいますが、工事中止を求めることはありませんでした。負担軽減には賛成する立場ですが、オスプレイ配備には反対という立場があるからです。」
ただ、きょう会見で知事は、国に対しオスプレイ配備で注文をつけました。
知事「SACO合意のなかでオスプレイの存在がまったく見えてなかったなかで」「その辺の説明も含めて、私どもにも説明をしていただきたいというのは、今回の問題にあたる県の重要な視点だと思っています」
記者「北部訓練場の返還を約束した20年前の日米合意では、オスプレイ配備については知らされていなかったよ、という立場で説明を求める、というわけですが、実際には先行提供された2つのヘリパッドをすでにオスプレイが利用していますので、ヘリパッド建設自体に反対の立場をとることのほうが、むしろ自然に思えるわけです。」
「それでも反対だと言い切れないところに普天間基地や那覇軍港などの返還まで、反故にされかねない、基地だらけの島の知事がいかに苦しい立場にたたされているか、ということを感じさせます。」
久田記者でした。
☆ 本日の沖縄タイムスの見出しを一部抜粋、紹介する。 ■一面トップ 辺野古国が県を提訴 違法確認訴訟 知事「異常だ」 高江ヘリパッド着工 国、市民排除し強行 ■2面トップ 協議不十分 急ぐ訴訟 国の支持 違法性焦点 辺野古埋め立て初判断へ 民意と地方自治無視 政府「早い判決望む」 早期の再着工にらむ ■3面トップ 「権力横暴」現実に 市民「人権どこに」 住民「機動隊の数 異常」 高江 早朝からサイレン音 高江の戒厳令 全国は注目を ■社説「辺野古訴訟・高江強行 蛮行に強く抗議する 県は対抗手段を練り直せ ■社会面トップ 県民押しつぶす国 警官500人で制圧 強制排除 男性が骨折 県道封鎖「戒厳令か」 市民怒号 県職員も足止め 「法の乱用」専門家指摘 防衛局 テント撤去 市民活動9年支える 「頭に肘打ち5回」 強制排除 3人は救急搬送【号外】 沖縄タイムス号外
<沖縄ヘリパッド>警官500人で市民排除 大混乱の中、工事強行 沖縄タイムス2016年7月23日 05:00 注目 高江ヘリパッド 社会・くらし
米軍北部訓練場の一部返還に伴う東村高江周辺のヘリパッド建設で、沖縄防衛局は22日、約2年間中断していた工事に着手した。建設に反対する市民約200人と、全国から派遣された機動隊など約500人の警察官が衝突。男性1人が肋骨(ろっこつ)を折る大けがを負い、計3人が救急搬送されるなど、現場は大混乱となった。また、県警と機動隊は県道70号を一部封鎖状態にし、車と人の通行を遮断した。
こうした事態に翁長雄志知事は「県民に大きな衝撃と不安を与えるもので誠に残念。(工事強行は)到底容認できるものではない」と政府の姿勢を批判。一方、菅義偉官房長官は「移設工事を着実に進め、返還に向け全力で取り組む」とし、来年3月までに残る四つのヘリパッドの完成を急ぐ考えを示した。
沖縄防衛局は午前6時ごろ工事を再開。ヘリパッド建設予定地のN1地区裏側(通称・N1裏)のフェンス設置に始まり、その東側のG、H地区、県道70号沿いのN1地区出入り口(通称・N1表)の計4カ所にフェンスを設置した。その後、G、H地区出入り口とN1表から関連資材を搬入した。
反対の市民らは工事車両の進入を防ごうと、約170台の車を県道上に止めて対抗したが、機動隊が次々とレッカー車や専用機材で移動させた。機動隊が市民らを強制排除した後、午後1時ごろには防衛局職員がN1地区出入り口前の市民のテントを撤去した。
機動隊との激しいもみ合いで、50代男性が肋骨を折る全治1カ月の重傷を負ったほか、男性1人が街宣車から転落し、女性1人が首への強い圧迫感を訴えるなど3人が救急搬送された。
防衛局幹部によると、ヘリパッドの関連作業は日中のみ行われ、23日以降も作業を続ける方針。反対の市民らも抗議行動を続ける。
☆
沖縄2紙を読む限り、国と県との対決は翁長知事が有利に展開されているような報道のみで、追い詰められているのは国側という印象だ。
次の記事は、高江ヘリパッド建設で、北部訓練場の過半(4000㌶)が返還される合意が出来ているのに、翁長知事が賛成と明言できず、あいまい発言に終始する事実をあからさまに伝えている。
辺野古提訴、高江着工、同日に 政府「やると言ったらやる」 参院選後、民意無視で「最短日程」強行 2016年7月22日 12:00
21日の政府・沖縄県協議会で、名護市辺野古の埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事を22日に提訴すると伝えた政府。代執行訴訟に続き再び法廷闘争に入る。翁長知事は協議会で、国地方係争処理委員会の判断を尊重し、訴訟よりもまず、問題の根本解決を目指した協議を求めたが、菅義偉官房長官は県への提訴で返した。地方自治法で国が提訴できるのは22日からで、国側は一歩も譲らない姿勢で“最短日程”の提訴に踏み切る。併せて22日は東村高江周辺のヘリパッド建設工事にも着手し、さらに近く辺野古陸上部の工事も再開予定で、強硬ぶりをあらわにしている。
政府の提訴方針に「大変残念だ」と批判した翁長知事。福岡高裁の和解勧告も、続く係争委の決定も、国と県の「円満解決」へ「真摯(しんし)な協議」を求める内容だったと強調。言葉を重ねて「間違いなくそういう趣旨だった」と記者団に語気を強めた。
■膝詰め協議なく
対する政府は今後は法廷闘争と「両輪」で協議すると説明するが、双方に協議を求めた福岡高裁の和解勧告や係争委の決定の後も、担当閣僚らが翁長知事と膝詰めで話し合う時間はほとんどなかった。
福岡高裁での和解が成立したのはことし3月4日。その後4カ月半の間に、知事と関係閣僚が話し合う政府・沖縄県協議会は2回あったが、開催時間は合計で45分弱。県は今後、政府と進める協議の密度は「裁判の日程次第だろう」とみている。ただ国の違法確認訴訟は、年末から年明けには最高裁判決を迎える見通しだ。
そうした中、政府は提訴と併せて一気呵成(かせい)に高江ヘリパッド建設と辺野古の陸上工事を再開する。激しい抗議運動が予想される中、政府は県外から約500人の機動隊を投入する。高江ではゲート前の抗議で作業が膠着(こうちゃく)する場合に備え、ヘリコプターで資機材を運搬する作業工程まで県に申請した。政府関係者は「国は物量で圧倒している。やると言ったらやる」と話す。
県幹部は辺野古新基地や高江ヘリパッドの建設に反対する伊波洋一氏が大勝した翌日に政府が高江の工事に向けた資機材を搬入し、県に関係書類を提出したことと、22日の提訴に触れ、「準備万端だ。沖縄の事情や民意は考慮しないということなのだろう。まさに『粛々』という感じだ」と批判した。
■本気度を値踏み
辺野古新基地建設を巡り再び法廷闘争に入り県と政府の緊張が高まる中、迫る高江のヘリパッド強行。県外からも機動隊を大量投入して強行突破しようとする政府姿勢に、県側は「不測の事態が起きたら大変なことになる。国は本気でやるのか」(幹部)と衝撃を受けている。
県幹部は「県はヘリパッド移設を条件に北部訓練場の過半を返還するSACO(日米特別行動委員会)合意は認めている。オスプレイがあるからもろ手を挙げて賛成はできないが」とあいまいな知事姿勢を説明する。
21日の政府・沖縄県協議会では、翌日の高江ヘリパッド着工が既に大きく報じ続けられる中だが、翁長知事も菅氏もこの話題に触れることはなかった。防衛省幹部は「知事もヘリパッドは反対できないだろう。返還と、その後のやんばるの国立公園化を否定はできないはずだ」と述べ、「容認できない」とする知事の本気度を値踏みする。協議会後、政府高官は「知事は(高江に)反対しなかった。だんだん信頼関係もできてきた」とほくそ笑んだ。
だが「反対」の表明でSACO合意の全体像までを壊したくはない県幹部は、政府からの揺さ振りに「悩ましい」とつぶやいた。
翁長知事にとっては不都合な報道だ。
ここで、唐突だが読者に問いたい。
上の記事は①~④のどれが正解か。
①沖縄タイムス ②琉球新報 ③産経新聞 ④朝日新聞
【正解】は東子さんのコメント(2016-07-22 16:29:14)参照。
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