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黙殺された酒気帯び運転、投票日に名護市教委職員が逮捕さる

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 沖縄お悔やみ情報局

 

 

 

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今回の県議選の最大の特徴は、投票日をピンポイントで狙い撃ちするかのように、米軍関係者の不祥事が続発、それを「オール沖縄」勢力が、最大限に「政治利用」したこと。

そらに挙げれば政治利用の片棒担ぎで沖縄2紙が、「反米軍基地」の大キャンペーンを展開、投票日の直前には「米軍基地」のアンケート調査を発表するという年の入れようだったことだ。

告示の8日前に米軍属女性遺棄事件が起こった。

この事件に敏感に反応した沖縄2紙はそれぞれの社説で「最も注目された論点はやはり米軍基地問題だった」(6日付琉球新報社説)、「相次ぐ事件・事故の発生によって県民の怒りはかつてないほど高まっており、それが選挙結果に影響したものとみられる」(6日付沖縄タイムス社説)と、事件と米軍機との存在を直接結びつけた。

そして、シンザト事件に対する怒りの余韻が覚めやらぬ5日の投票に、またしても米兵の酒酔い交通事故で逮捕劇が起きた。

もちろんシンザト事件と酒酔い事故では、その残忍非道な事件の性質から同じレベルで論じるわけには行かないが、県議選に与えた影響では、米兵酒酔い事故は、重要な役割を果たしてくれた。

そして在日米海軍、全将兵に「飲酒全面禁止」の指示が出た!

在日米海軍、全将兵に「飲酒全面禁止」など指示(6/6読売)
 在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)は6日、日本に駐在するすべての米海軍将兵に対し、当面の間、飲酒の全面禁止と外出を最低限に控えるよう指示したと発表した。
 飲酒の禁止は基地の内外を問わないほか、外出も基地と自宅の往復や買い物など生活に必要な最低限に制限するとしている。在日米海軍は「日本との重要な同盟を危機にさらす不正行為を容赦しない」などとするコメントを出した。

                 ☆

 

怒り心頭の在沖四軍指令官の顔が脳裏を過るが、アルカポネ時代じゃあるまいし、こんな気休めで飲酒運転事故が根絶できるはずはない。

 

第一シンザト容疑者のような民間住宅地に住む(元米兵の)民間人は沖縄だけでも数千人いるといわれ、彼らに「禁酒法」を適用するのは事実上不可能だから。

 

在日米軍のなかにもまじめな将兵は多数いるわけで、全体責任のような対応は、不満が鬱積して、士気が下がるような気がしてならない。

米兵の飲酒運転を擁護する気は毛頭ないが、沖縄県の人口当たりの飲酒運転摘発件数は全国平均の5倍以上で、2014年には116件もの事故が発生している。

酔っ払い天国の沖縄で、これだけの飲酒運転による事故が発生しているのに、米兵が事故を起こしたときだけメディアが大騒ぎするのは、変更報道を通り越して捏造報道といわれても仕方がない。

投票日に起きた米兵の酒気帯び事故を地元テレビは」繰り返し報道し、「米兵の悪行」を喧伝した。

ところが、同じ5日の未明、名護市の教育委員会職員が酒帯運転で逮捕されていた。

米兵の酒帯び運転の逮捕劇を繰り返し報道するなら、同じ日に起きた名護市教育委職員の酒帯び運転の逮捕劇も同時に報道しなければ、片手落ちのなるのでは。

それとも沖縄県民の避け帯運転は許されるが、米兵に対しては時代錯誤の「禁酒法」を適用せよ、というのか。

本日の沖縄タイムス、社会面の最下部に虫眼鏡が必要なベタ記事が・・・。

名護教委の臨時職員逮捕

酒気帯運転疑い

名護署は5日、酒を飲んだ後に運転したとして、名護市教育委員会の臨時職員、長浜隆司容疑者(31)を道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。「飲み会の帰りだった」と容疑を認めているという。 同署によると5日午前3時15分ごろ、同市宇茂佐の道路で自身の軽自動車を運転した疑い。

 

【おまけ】

「前代未聞」と驚いてみせてはいるが、ミスは「オール沖縄」側に有利に働いているのが気になる。

まさか、「反戦平和は免罪符」が、罷り通っているとは思いたくないが・・・。

記録保存として。

沖縄県議選“前代未聞”のミスはなぜ起きた? ダブルチェックの仕組みなし 沖縄タイムス2016年6月7日 11:50  

 

国頭郡区の開票ミスを巡る動き  

国頭郡区の開票ミスを巡る動き

開票ミスのイメージ  

開票ミスのイメージ

 

「開票率100%」として公表された得票が修正され、当選者が入れ替わる“前代未聞”の事態となった5日の沖縄県議選国頭郡区の開票。6日未明に急きょ、記者会見した県選挙管理委員会の当山尚幸委員長は、陳謝しつつも「当選者を確定した訳ではない」と弁解じみた言葉を並べた。人生を懸けて挑んだ立候補者、選管を信頼して1票を投じた支持者。翻弄(ほんろう)された人々の心に、その言葉はどう響いたのか-。

? 逆風の自民耐えた 二転三転の当選「本当に本当か?」

 通常なら、当落の判明を終えているはずの6日午前1時すぎ。県選管の「得票を再集計する」との一報を受けて、県庁には報道陣が殺到。県選管は入り口の扉の鍵を閉めて、確認作業を急いだ。

 同1時40分すぎ、再集計を終えた職員2人が廊下で修正した得票数を配り、経緯を説明。だが、トラブルの責任に話題が及ぶと「発言できる立場にない」と答えるだけ。記者団から責任者の説明を要求され、同2時40分にようやく当山委員長の会見が設定された。

 約30人がすし詰め状態の会議室。「県選管の開票速報で、当選だと思っていた人が仮にいたとすれば、修正してしまって申し訳ない」。当山委員長は釈明しつつ、当選者を告示する9日が「県選管による当選者の確定。9日までは修正の可能性もある」との説明を繰り返した。候補者へ謝罪する考えがあるかを記者3人が続けて確認したが、「当選が確定していない中で、候補者に間違いでしたとは言えない」とかわした。

 ミスの原因となった、候補者届け出順に修正する前の名簿の並びについて、当山委員長は「あいうえお順」と話したが、6日午後の本紙取材に選管職員は「立候補表明順もある」と説明。二転三転した開票を象徴するかのように覆った。

 

■複数確認の仕組みなし 入力・集計ミス見逃す

 

 県議選開票ミスは、担当者が立候補者名簿を届け出順に並び替え忘れるという人的ミスが一番の原因だった。名簿修正を1人の担当者が担い、ダブルチェックする仕組みがなかったほか、得票数の入力係による集計後の確認作業もなく、間違いに気づくのが遅れた。

 集計は表計算ソフト「エクセル」の共有ファイルを使用。入力係16人がそれぞれ担当する市町村の票数を入力すると、集計係のファイルに自動的に反映され、候補者の総得票が合算される。立候補者名簿は、告示後に候補者の並びを「届け出順」に修正するが、今回、1人の入力係が担当した伊江村伊是名村中城村のファイル一つが修正されていなかった。国頭郡区では、現職は五十音順、新人は出馬表明順に並んだ修正前のファイルが使われ、候補者3人の票が正しく合算されなかった。

 投開票日前日の4日には同ファイルを使ってリハーサルしたが、ミスに気づけなかった。選管職員は「設定段階でミスがあった。見抜けなかった落ち度がある。参院選も控え、同時並行の作業が追われていたことも要因の一つ」とした。

 

■有権者の1票丁寧に扱って 落選の吉田さん苦言

 

 【金武】二転三転した県選管の発表に振り回された末に落選した国頭郡区の現職、吉田勝廣さん(71)は6日、金武町内の選対事務所で取材に応じ「有権者は期待や未来を託し、一票を投じている。県選管は機械的に作業するべきではない」と苦言。今回の失敗を教訓にしてほしいと話した。

 5日夜~6日未明にかけて「落選」「当選確実」「落選」と伝えられた吉田さん。「くやしいが、政治は結果」と受け止め、「僕より支持者の方がやりきれない」と気遣った。落選を知らない孫から「おめでとうと言われたのがきつかった」と声を落とした。

 6日は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前に足を運び、市民らの握手攻めに。「辺野古に新しい基地は造らせない。ともに頑張ろう」と力を込めた。

 

■県選管発表 修正相次ぐ

 

 今回の県議選では国頭郡選挙区のミス以外にも選挙データの修正が相次いだ。県選挙管理委員会は5月29日、期日前投票所について本部町の「本部町立博物館町民ギャラリー」を「本部町役場町民ホール」に訂正。5日には多良間村で6人の集計漏れがあったとして、期日前投票者数を15万250人から15万256人に修正した。

 6日未明には中頭郡区の得票数を訂正。修正前は4位だった候補者が3位に繰り上がった。得票速報も同日、一部修正。宮古島市選挙当日有権者数を4万2674人から4万2677人に、宜野座村の投票者数も2924人から2925人に訂正。県選管は宮古島市宜野座村からの報告ミスだったとしている。

 

■糸満で開票ミス 139票が一時不明

 

 【糸満】5日投開票の県議選糸満市区で、候補者別に票を分けて入れるかごに139票を置いたまま片付け、一時所在不明となるミスがあった。同市選挙管理委員会が「持ち帰り票にしては多い」と、全ての票を計数機で2度計算。その後、会場から車に積み込んだかごを調べ、票を見つけた。

 

<おわび>

 県議選の沖縄タイムスのウェブ速報に一部誤りがありました。おわびします。

  関連リンク ? 逆風の自民耐えた 二転三転の当選「本当に本当か?」 ? 翁長知事に信任 与党27議席で安定多数

 

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