「誤った発信正した」 知事演説〝反論〟で意義強調 我那覇、砥板氏が国連帰任報告
記者会見で翁長知事に反論した国連演説について語る我那覇氏(左)と砥板市議=25日午前、日本記者クラブスイスの国連人権理事会で、沖縄の米軍基地問題を人権侵害と訴えた翁長雄志知事に反論する演説をした名護市の我那覇真子氏(26)は帰国後の25日、東京の日本記者クラブで会見した。我那覇氏は「翁長知事が発信した情報を正すため国連に行った。われわれは日本人であり、沖縄の基地が国防の役割を担っていることを誇りに思っている」と国連出席の意義を強調。米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、マスコミで発信されている「沖縄対本土」の構図は「虚構の上に成り立っている」と批判した。
同席した石垣市の砥板芳行市議は、翁長知事に対し、市議会が尖閣諸島問題に言及するよう求める意見書を議決したことを紹介。翁長知事の演説内容が基地問題に終始したことについて「尖閣で中国が領海侵入を繰り返し、漁業者が追い出されていることも訴えるべきだった。同じ県民として憤りを感じている」と指摘。
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産経ニュース(9月26日)「事実をねじ曲げ主張」辺野古移設賛成派、翁長氏を批判 「地元マスコミも反対派主張を、県民全員の意思に見せかけているが虚構だ」
国連人権理事会で沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事に反論する演説を行った同県名護市の我那(がなは)覇真子(まさこ)氏が25日、日本記者クラブで記者会見し、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に賛意を示した上で、「翁長氏は、政府によって県民が人権侵害を受けていると事実をねじ曲げて主張している」と訴えた。
我那覇氏は「地元マスコミも反対派の主張だけを流し、県民全員の意思に見せかけているが、虚構だ」とも指摘。同席した同県石垣市の砥(と)板(いた)芳行市議は「翁長氏はなぜ、中国による尖閣諸島(同市)周辺での領海侵犯を(演説で)訴えなかったのか」と批判した。
翁長氏は21日、スイス・ジュネーブでの人権理事会で辺野古移設に関して「沖縄の人々の自己決定権や人権がないがしろにされている」と訴え、我那覇氏は翌22日の人権理事会でこれを否定する演説を行った。
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当日記の読者なら一々説明は不要だろうが、一応翁長知事が国連で述べた嘘八百の部分を抜書きすると、こうなる。
>マスコミで発信されている「沖縄対本土」の構図は「虚構の上に成り立っている」と批判した。
>石垣市の砥板芳行市議は、翁長知事に対し、市議会が尖閣諸島問題に言及するよう求める意見書を議決したことを紹介。翁長知事の演説内容が基地問題に終始したことについて「尖閣で中国が領海侵入を繰り返し、漁業者が追い出されていることも訴えるべきだった。
>翁長氏は21日、スイス・ジュネーブでの人権理事会で辺野古移設に関して「沖縄の人々の自己決定権や人権がないがしろにされている」と訴え、我那覇氏は翌22日の人権理事会でこれを否定する演説を行った
ちなみに我那覇さんは、「琉球新報と沖縄タイムスを正す県民・国民の会」の代表を務めている。 我那覇さんは去る8月7日、沖縄から7人の賛同者を引き連れて東京で「百田発言」で、沖縄2紙に叩かれていた百田尚樹さんと合流し、「沖縄2紙の偏向を正す」趣旨の記者会見を行っている。 記者会見には沖縄2紙の記者も同席していたが、「正す会」の激しい糾弾に対し何一つ反論をしていない。 記者会見に出席した「正す会」のメンバーの中には、「沖縄2紙は偏向新聞などという生易しい代物ではない」「白を黒、黒を白と報道し、犯罪者を正義の人に仕立て上げる捏造新聞だ」と弾劾したが、沖縄2紙の記者は沈黙のままであった。 その同じ席で。TBSの記者が「公開討論を申し込んだら受けるか」との質問が有ったが、「勿論受ける」と答えている。 我那覇さんは、国連まで乗り込んで行って県知事の嘘八百を「正した」が、それが結果的には沖縄2紙が県知事と共同戦線を張って県民に捏造報道をしている事実を県民・国民の前に曝したことになる。 つまり、我那覇さんは、翁長県知事が国連で行った「演説」の嘘をカウンタースピーチで正すこととにより、県知事の「演説」を捏造報道する沖縄2紙の正体を県民・国民の前に暴露してくれたのだ。沖縄タイムスの捏造報道の一例を上げると、こうだ。
翁長知事、思い凝縮の2分間 国連スピーチ「大きな力に」沖縄タイムス 2015年9月23日 10:23
【ジュネーブ22日=阿部岳】沖縄県の翁長雄志知事は22日、人権理事会での訴えを終え、国連欧州本部を後にした。練りに練った2分間の声明について「エキスを伝えられた」と振り返った。国連で長く活動する先住民や記者は、知事の訪問を評価した。
「沖縄に基地を置く真犯人は誰なのか」翁長雄志知事ら国連でシンポ
21日の理事会での声明へ向け、文案をスイスに向かう機上でも練り続けた。2分間の制約に「言葉を削って、1分50秒になるとまた言葉を入れたい、と10回くらい手直しした」と笑った。
本番では、内外の報道陣約20人が知事にカメラを向けた。驚いた出席者に「あれは誰なの」と問われた海外通信社のカメラマンは「ロックスターですよ」と笑いを誘った。
理事会会場には、円卓が幾重にも重なる。最後の列に座った知事は落ち着いた口調で「議長」と切り出し、世界に向け訴えた。
発表を終えた知事は、「3カ所ミスがあった」と言いながらも、表情を和らげた。「日米両政府という大きな権力の中に、私たち小さな沖縄県が理不尽な状況を強いられている。正当な権利、正義を訴える方策として(国連の場は)大きな力になる」と意義を語った。
22日には国連欧州本部内で報道陣に向けて記者会見を開いた。新基地建設が進む名護市辺野古の自然の豊かさを紹介し「工事の様子の映像を配信してもらって、皆さんの価値観で、世界中の人に判断してもらいたい」と訴えた。
世界の新聞に寄稿する南アフリカ人のジャーナリスト、ピーター・ケニーさん(65)は「知事は自治を求めているのか、独立を求めているのかが知りたい。基地や自衛隊の問題に関心を持っていきたい」と話した。
別の海外大手報道機関の記者は「知事の発言に全て同意する。理事会での発言そのものよりも、私たちの報道で問題が世界に広がったことが役に立つのではないか」と語った。
■人権理事会で知事に反論も
【ジュネーブ22日=阿部岳】名護市の我那覇真子さん(26)が22日、国連人権理事会で翁長雄志知事に反論する声明を発表した。「中国は、(県民に)先住民であると言わせて(沖縄を)独立させようとしている。私たちは先住民ではない。プロパガンダを信じないでください」と訴えた。
同時に、同行した砥板芳行石垣市議の書面を紹介し、「知事は無責任にも、米軍基地が日本とアジア太平洋の安全に果たす役割を無視している」と批判した。
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>練りに練った2分間の声明について「エキスを伝えられた」と振り返った。国連で長く活動する先住民や記者は、知事の訪問を評価した
「演説」は、知事が常日頃発言している手垢の付いた常套句を繰り返したに過ぎず、その棒読み発言にはほとんどの欧州メディアが無関心だったことを、沖縄タイムス自身が認めているではないか。(爆)
>世界の新聞に寄稿する南アフリカ人のジャーナリスト、ピーター・ケニーさん(65)は「知事は自治を求めているのか、独立を求めているのかが知りたい。基地や自衛隊の問題に関心を持っていきたい」と話した。
知事の独立志向については、前々から話題になっているが、独立と基地問題を接続する接着剤の役割を果たすのが「琉球・先住民」の文言。
ところが「先住民」という文言に対しては知事を支援する保守系団体にも反発があり、沖縄を発つまえに自民党県連の具志孝助県議に「先住民」の発言は止めるよう釘を刺されている。
知事は、「演説」で「先住民」には言及しなかったが、同行の市民団体が行ったシンポでは、先住民はおろか、独立運動についても話題になったことが、新聞報道で垣間見れる。
県知事が、ピーター・ケニーさん(65)の「沖縄の独立」についての質問に明確に答えていない意味は何なのだ。
>別の海外大手報道機関の記者は「知事の発言に全て同意する。理事会での発言そのものよりも、私たちの報道で問題が世界に広がったことが役に立つのではないか」と語った。
語るに落ちる、とはこのことだ。
「理事会での発言そのものよりも」、捏造新聞の嘘八百報道を世界に拡散する、というのが今回の知事の国連演説だったわけだ。(爆)
あまりにもわかりやすい沖縄タイムスの報道につい忘れるとこだったが、本日の沖縄タイムスの一面左トップはこれ。
久辺3区要望に対応
防衛相 沖縄相 直接振興費認める
ちなみに「久辺3区」とは、辺野古移設を容認している辺野古、具志、豊原の三つの行政区のこと。
稲嶺名護市長がイデオロギーのため基地関連の振興費の受給を拒否しているが、辺野古移設の一番の当事者である辺野古区民を含む「「久辺3区」は移設を容認しており、当然振興費受給にも賛意を示している。
ならば、国としては直接支給をしよう、というのが沖縄タイムスはお気に召さないようである。(涙)
辺野古、久辺3区要望に対応 防衛相沖縄相 直接振興費認める 沖縄タイムス 【東京】中谷元・防衛相と山口俊一沖縄担当相は25日の閣議後会見で、政府が名護市辺野古の新基地建設の予定地に近い辺野古、豊原、久志の「久辺3区」に直接的に振興費を支給するなどの新たな振興策を検討している事実を認めた辺野古直接振興費:山口沖縄相「地元の要望に応えたい」 2015年9月25日 10:34 社説[辺野古 直接振興費]許せぬ地方自治の侵害 (爆笑) 【追記】 Masako Ganaha
【拡散のお願い】
国連人権理事会でスピーチをしました。
日本語訳です。
皆さま、どうか拡散のご協力をお願いいたします。
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被差別少数琉球民族は存在しない
~デマゴーグとプロパガンダは21世紀の国際社会には通用しない~
我那覇 真子
昨日皆様は、沖縄は紛れもない日本の一部であるにも関わらず、「沖縄県民は日本政府及び米軍から抑圧される被差別少数民族である」とお聞きになられたと思います。
それは全くの見当違いです。
私は、沖縄生まれの沖縄育ちですが、日本の一部として私達は世界最高水準の人権と質の高い教育、福祉、医療、生活を享受しています。人権問題全般もそうですが、日本とその地域への安全保障に対する脅威である中国が、選挙で選ばれた公人やその支援者に「自分達は先住少数民族である」と述べさせ沖縄の独立運動を煽動しているのです。
我々沖縄県民は先住少数民族ではありません。
どうかプロパガンダ(政治宣伝)を信じないでください。
石垣市議会議員の砥板芳行氏からのメッセージです。「沖縄県の現知事は無責任にも日本とアジア太平洋地域の安全保障におけるアメリカ軍基地の役割を無視しています。翁長知事はこの状況を捻じ曲げて伝えています。中国が東シナ海と南シナ海でみせている深刻な挑戦行為を知事と国連の皆様が認識をすることが重要です。」
ありがとうございます。
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