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よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします 存在自体が矛盾の塊である翁長知事にとって、辺野古移設で前方に立ちふさがる日米両政府、そして後方から中止を迫る支援団のことを「前門の虎 後門の狼」と何度も書いた。 そんな絶体絶命の翁長知事に対し、菅官房長官から予想外の休戦を提案された。 頼みの綱の第三者委員会が「法的欠陥あり」の結論を出したが、その結論に多くの疑問が噴出しており、進むも地獄、退くも地獄の翁長知事がつかの間の休戦を断るはずはない。 渡りに船と休戦を受け入れ、現在一ヶ月間の集中的協議の第一回目が終了したとことだ。 早速、知事の支援団体だったはずのサヨク団体から次のようなクレームが付いた。 「知事は取り消しを決断するだけなのに、なぜこの時期に政府と協議する必要があるのか・・・振興と新基地建設は全く別だ。知事には民意を受けた決断を早急にしてほしい」(沖縄平和運動センター・岸本喬事務局次長、8日付琉球新報)「工事中断は・・・アリバイ作りだ・・・移設を止めるには司法の場で争うしかない」(辺野古で、金物商経営・西川征夫さん、5日付毎日新聞) 後門の狼による、「公約に反して「承認撤回・取り消し」を棚上げし、窮地の安倍政権を助けていることが重大な問題であり、県民・国民への背信行為なのです」などと翁長氏への批判が公然と行われるようになった。
翁長知事は、元々日米安保は理解するという立場をとってきた手前、今回の集中協議で日米安保、抑止力など辺野古移設の根源的問題を徹底的に協議したら己の矛盾に満ちた言動を追及され立ち往生の可能性もある。 そんな追い詰められた状況で、降って湧いたように起きたのが米軍ヘリの墜落事故だ。 早速翁知事は、ヘリ事故を強引に日米地位協定に結びつけ、協議の話題を分散化させようと目論んだ。 今回の米軍ヘリ事故も、翁長知事にとっては、やはり渡りに船だった。
⇒ ヘリ墜落:翁長知事、地位協定の改正を強調 2015年8月13日 従来の地位協定に関する日米両政府のスタンスは、解釈・運用で対応するので改定には応じられないというものだった。 ところが2013年も押し詰まった12月 17日、首相官邸で開かれた沖縄政策協議会では、沖縄県から日本政府に日米地位協定の改定の要請が出ていた。 当時の仲井真知事が、普天間基地の5年以内の運用停止と合わせて地位改定を要望した。 これに対し安倍首相は「最大限に実現していく」と応じていた。 これまで地位協定改定には乗り気でなかった政府の最高責任者の安倍首相が「最大限に実現する」と約束したのだ。
仲井真知事が2014年度の沖縄振興予算3408億円確保をはじめ、米軍普天間飛行場の5年以内運用停止、牧港補給地区の7年以内全面返還、日米地位協定の改定などを求めた。協議会で、知事は焦点となっている普天間移設について「5年以内の運用停止に取り組んでほしい」と求めたが、県外移設には言及しなかった。これに対し、安倍首相は「しっかり受け止める。沖縄県と連携を図りながら、最大限に実現していく」と述べた。
(琉球新報『知事「普天間の5年以内運用停止を」 沖縄政策協で求める』2013/12/17 )
仲井真知事は3000億円以上の一括交付金を7年間交付するとの約束と、これまで国が言及を避けてきた県民の悲願である地位協定改定に関し、「最大限の実現」の約束を取り付けたのだ。
嬉しくないはずはない。
盆と正月が同時にやってきたような喜びを「これでよい正月が迎えられる」と仲井真知事が素直な気持ちを口にしても何ら不思議ではない。
ところが仲井真知事の功績に対する沖縄2紙の悪意に満ちたバッシングは想像を超えるものだった。
仲井真弘多沖縄県知事 辺野古埋立て承認 記者会見 2013年12月27日
記者
知事もう最後にしますけども、これまでも沖縄県と国は何度も約束をしてきました。例えば稲嶺県政の頃には15年間暫定使用というのもあって、これは政府が閣議決定もしています。しかし実現しなかった。
それに比べて今回の安部総理のお約束、閣議決定もしていない、あくまで口頭での説明、こういったものになぜそれほどまでこれまでの政府の決定とは違う信用性をおけるのか。またこんども騙されるんじゃないかという気持ちは知事はないんでしょうか。そのへんいかがでしょうか。
仲井真知事
私は政府にしょっちゅう騙されてるとか、政府は騙すもんだとはゆめ思っておりません。いろんな取引とか、取引じゃない、いろんな過程でですよ、丁々発止やることはあっても政府というのは意見は仮に違っても自分たちの政府でしょう。騙される騙されないというフェーズのものではないと私は思っております。
いわんやその中で総理が自らこういう具体的な問題にちゃんと出てきてですよ、これをやりますとおっしゃてるんですから、これをあなた方は信用されないんですか。私はこれを最も重要な政府の態度であり、担保といったら変ですが保証というのも変ですが、そういう性格を持った強いものだと私は理解をいたしております。
[引用元]仲井真弘多知事が辺野古埋め立て承認で記者会見 – YouTube(琉球新報)
辺野古埋め立てを行政法に則って承認した仲井真氏に対し、沖縄2紙が「金で沖縄を売った史上最悪の県知事」との烙印を押し、激しいバッシングの連続で知事選を落選に追い込んだことは記憶に新しい。
仲井真知事が出馬を決意し、公約発表した2914年10月19日の記者会見でも「いい正月」が質問にでた。
知事選、仲井真氏が公約発表 会見一問一答2014年10月19日
-政策集に埋め立て承認は苦渋の選択だったとある。行政手続きとしての自動的承認ではなく、政治的判断だったということか。
「公有水面埋立法上、県知事に裁量の余地、幅はないに等しい。苦渋の選択というのはいろんな面があり、普天間が動かない状況を放っておけるのかということも選択だ。基地の過重負担の中で辺野古に移るということに、もろ手を挙げて大賛成というまでにはならないだろう。久辺三区など周辺の人たちは条件付きとはいえ、大勢が受け入れを拒否はしていないが、苦労をお掛けするという気持ちは私は当然持っている」
-昨年末の「いい正月」発言でどう誤解が生じたのか。
「僕らの年代では12月末に事が終わるときに『いい正月をお迎えください』と言うのは当然の話だ。そして、政府の予算原案が決まった日で、内容が良かったということで『いいしょうがちでーびる』と素直に言った。しかし、その2日後の埋め立て承認と混同されてしまった観があった。政府予算への気持ちを言ったことで、いろんなことに絡めないでほしいと一度言いたかった」
-辺野古移設か固定化かという議論を批判してきたが、今はそういう考えか。
「誤解されるが、県外が早いとは言ったが、県外にと一つだけ言ったわけではない。そういう中で米国の政府関係者や安全保障の研究者と議論してきた経験からすると、その恐れは極めて強いという感じは持っている」
悪意の塊のような新聞記者にいくら誠実に応えても馬耳東風、彼らの悪意に微塵の陰りも見られい。
その後の沖縄2紙の常軌を逸した報道を見れば明らかである。
今回は沖縄2紙が支援する翁長知事が政府に一括交付金3000億円の確約を求め、地位協定の話しを持ち出しても、翁長バッシングの欠片もないのは、「反戦平和は免罪符」のアリガターイご利益なのだろう。
翁長知事よ、ここまできたら「多弁だが空虚な言説」は止めにして、安全保障、中国の脅威に対する抑止力について協議し、何よりも普天間飛行場の危険性軽減について真剣に協議して頂きたい。
沖縄2紙のバッシングなど黙殺して・・・・。
【おまけ】
犯罪者を正義の人に仕立て上げる沖縄2紙、との週刊新潮の報道を裏づける記事がこれ。
「安保法案と辺野古新基地断念させる」山城博治さん、9月復帰目指す 2015年8月14日 09:20 辺野古新基地:「アベ政治を許さない」 シュワブゲート前で 2015年8月14日 12:33 【名護】名護市辺野古への新基地建設に反対する市民ら約100人は14日午前、米軍キャンプ・シュワブ前で「アベ政治を許さない」などと書かれたプラカードを掲げデモ行進をした。その後、基地に向かって「辺野古の海を守るぞ。ボーリング再開を許さんぞ」とシュプレヒコールをした。 プラカードを手にデモ行進をする辺野古新基地建設に反対する市民ら=14日午前、名護市のキャンプ・シュワブゲート前 よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします