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漁民の声より中国のご機嫌が気になる沖縄タイムス

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◆八重山毎日新聞 2010年10月10日

超党派の国会議員連盟 尖閣諸島上空から視察 首長や漁業者と意見交換

警備強化など「実現」へ

 民主党の原口一博前総務相ら超党派の国会議員でつくる「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」の原口共同代表ら5人が9日、尖閣諸島を上空から視察し、尖閣諸島沖中国漁船衝突事件をめぐって地元首長や議員、漁業者らと意見交換した。漁業者から操業に対する不安の声が相次ぎ、尖閣周辺の警備強化や避難施設の整備を求める意見が続出。原口共同代表は「政府に提案して必ず実現したい」と述べ、政府に強く働きかけていく考えを示した。

 メンバーは民間のチャーター機から尖閣諸島を見たあと、午後3時30分から市内ホテルで意見交換会を開いた。地元からは中山義隆市長、伊良皆高信議長、上原亀一八重山漁協組合長、漁業者らが出席。宮古島市からも下地敏彦市長、下地明議長らが駆けつけた。
 漁業者は「とにかく安心、安全に操業できる環境をつくってほしい」と口をそろえ、中山市長は「国境に私たちが生活することで、国益が守られていることを中央に声を大にして届けてほしい」と訴えた。下地市長も「漁業者が要望したことはまったく当たり前のこと。国家としての責任を果たしてほしい」と要望した。

 原口氏は「国境に暮らす人が国を支え、国家を守っている。尖閣諸島周辺でのトラブルを防ぐために海保や水産庁の体制はこれでよいのか、しっかり国会で議論していきたい」と述べた。
 終了後の会見で原口氏は「地元は長い間、忍従してきた。当たり前のことが当たり前でなかった。違法操業やトラブルが発生し、不安を抱えていることがよく分かった。宿題をもらったので政府に提言、実行していきたい」と述べた。国境離島振興法の制定や一括交付金の重点化に取り組む考えも示した。


◆ 沖縄タイムス 2010年10月10日 09時42分 

原口議員ら尖閣視察 チャーター機上空から4氏

 【石垣】尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件を受け、超党派の国会議員でつくる「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」(共同座長・原口一博前総務相ら)が9日、民間チャーター機で同諸島を上空から視察した。  9月まで菅内閣の閣僚だった原口氏による視察は中国側を刺激する可能性もある。  これに関し民主党の岡田克也幹事長は9日、石川県輪島市で記者団に「議員それぞれは行動の結果について当然責任を持つ」と不快感を表明した。  関係者によると、岡田氏は7日、原口氏に電話で視察の中止を要請。原口氏がこれを拒否したという。  原口氏らはまた、石垣市内で中山義隆市長や下地敏彦宮古島市長、漁業者らと意見交換し、同諸島への避難港整備などについて要望を受けた。原口氏らは八重山地域など国境に位置する離島の振興策を強化する「国境離島振興法」の制定を目指す考えも示した。  視察には来島した議員6人のうち4人が参加。魚釣島などの現状を確認した。                                     ◇
【動画】⇒超党派議員 尖閣を視察

相手が中国様だと報道も控え目な沖縄タイムスだが、国会議員の先生方が尖閣を視察するとなるとさすがにスルーするわけにはいかないのだろう。

だが、おなじニュースを報じる八重山毎日と沖縄タイムスの報道姿勢は明らかに異なる。

八重山毎日は地元漁民の目線で「尖閣周辺の警備強化や避難施設の整備を求める意見が続出」と報じているが、

対照的に沖縄タイムスは、地元漁民の声などどうでもよく、「視察は中国側を刺激する可能性もある」と、

ひたすら中国様のご機嫌のことを配慮している。

さすがわ中国の広報紙だとその忠誠振りにはいまさらながら感心させられる。

沖縄タイムスが、地元紙が果たすべき地元漁民の声をしっかりスルーしているので、

中国を恐れず頑張っている八重山毎日新聞引用する。

◆八重山毎日新聞 10月10日

八重山の漁業者、尖閣の「海域守って」 超党派国会議員に切実な訴え

 「国家主権と国益を守るために行動する議員連盟」との意見交換会にはマグロ延縄漁や一本釣りを営む漁業者が出席し、積極的に現場の声を発した。  中国の海洋調査船にはえ縄を切断され、今年6月23日に日本の排他的経済水域(EEZ)内で台湾の巡視船から退去命令を受けた具志堅用治さんは「(EEZ内に)堂々と入ってきている。どうしたらよいか。これまでずっと泣き寝入りだった。今度こそこの海域を守ってほしい」と切実。
 金城一雄さんは「尖閣周辺には中国の漁業取締船がきているが、私たちが逆に拿捕(だほ)されて中国に連れていかれる可能性もある」と不安顔、比嘉幸秀さんも「尖閣諸島周辺では最近、台湾漁船が多くなっている。水産庁の取締船は最低でも3隻いないとまずい」と危機感を募らせ、仲田吉一さんが「いろんなことがあって一言ではしゃべれない。とにかく安心安全に操業できるようにしてほしい。何とか助けてほしい」と声をあげた。
 上地肇さんは「良い漁場だが、避難する場所がない。避難場所があれば小さな漁船もいける。良い漁場を守るためにも助けて」と訴えた。議員から具体的な避難施設を問われ、比嘉さんは「港はどうせできないだろうから、当面は10隻から15隻程度係留できる浮桟橋で良い」と答えた。
 八重山漁協の上原亀一組合長は「尖閣周辺海域では外国漁船と再三トラブルが発生し、毎年取り締まりの強化を訴えてきたが、今回の事件でようやく国民に知ってもらえた。こうした実情を改善してほしい」と要望した。

                              ◇

沖縄タイムスが地元漁民が、中国船の領海侵犯に悩まされている切実な声を報道しない理由は、報道すると米軍基地の抑止力を県民が認知し「米軍基地撤去」運動が後退することを危惧するからであり、さらに自衛隊の離島配備の声が大きくなるのを恐れるからだという。(社説でそう述べている。)

沖縄タイムスは、中国によって主権が侵されその結果地元漁民が大変な迷惑をこうむっていることには馬耳東風で、もっぱら「反基地・反自衛隊」のイデオロギーの貫徹のみしか考えない。

中国の領海侵犯に一番危機感を感じているのは米軍基地も自衛隊の配備もない離島である。

沖縄タイムスは八重山諸島で石垣市についで次々と離島の議会が「抗議決議」をしていることも、「反基地・反自衛隊運動」が後退するのを恐れてか黙殺で押し通している。 ⇒八重山毎日 4日から3市町で要請行動 尖閣中国漁船衝突事件 ⇒八重山毎日 竹富町議会、意見書と抗議決議を可決 尖閣沖中国漁船侵犯事件  ⇒八重山毎日 領海侵犯で意見書可決 与那国町議会

筆者が見る限り、宮古諸島の多良間島村会議が講義決議したことはベタ記事ながら8日、見落としそうなベタ記事で掲載していた。


⇒宮古島毎日 中国船領海侵犯に抗議決議/多良間村9月定例会閉会

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◆講演会のお知らせ
◆第三回「正論」セミナー

日時 平成22年10月15日(金曜日) 午前11時半開場・午後2時終了

場所 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ
  (那覇市前島3−25−1 電話0988−860−2111)

講師 宮本雅史・産経新聞那覇支局長 『沖縄リポート』

    阿比留瑠比・産経新聞政治部 『民主党政権と沖縄』

参加費 1500円(昼食費込み)

お問い合わせ 沖縄「正論」友の会 電話098−861−677
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