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自民党、知事対話拒否・・・虎の尾を踏んだ知事

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本日午後7時よりチャンネル桜沖縄支局「沖縄の声」に出演します。よろしくお願いします。
↓↓↓
 

本日の話題

(1)自民党、知事対話拒否・・・虎の尾を踏んだ知事

(2)那覇軍港の浦添移設問題・・・翁長知事の不都合な真実

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■自民党、知事対話拒否・・・虎の尾を踏んだ知事

翁長知事は虎の尾を踏んでしまった。

第三次安倍内閣という最強の虎の尾には日米同盟を強化するための諸案件がぎっしり詰まっていた。

普天間移設もその一環である。

安倍総理大臣は5日の記者会見で 「国民の命と幸せな暮らしは断固として守り抜いていく。そのための新たな安全保障法制を整備していく」と述べ、ガイドラインの見直しと並行して、今月召集される通常国会で集団的自衛権の行使を可能にするための安全保障法制の整備などに取り組んでいく考えを示した。

翁長知事が反対する辺野古移設は、日米安全保障条約に基づく日米合意の結果であり、まさに国民の生命と安全を守るためどうしても実行しなければならぬ国の責務である。

虎の尾を踏んでしまった結果。

本日の沖縄タイムスの一面、二面のトップの大見出しに虎の反応が表れている。

■一面トップ

自民、知事対話拒む

8日の沖縄予算会議

党関係者「辺野古で隔たり」 

■二面トップ

民意顧みず選挙の報復

自民会議出席拒否 県連の危機感背景

自民、知事対話拒む 8日の沖縄予算会議 沖縄タイムス 2015年1月6日 05:35

 【東京】自民党は、次年度の沖縄振興予算について話し合うことを目的に8日に開く党沖縄振興調査会と美ら島議連の合同会議へ翁長雄志知事の出席を求めず、翁長県政との協議を事実上拒否する方針を固めた。合同会議は例年、知事や副知事ら県執行部が出席し、県の次年度予算の要望を聞き取る場となっている。政府に続き、自民党も辺野古移設反対を主張する翁長氏を冷遇する姿勢があらわになった形だ。

 沖縄振興調査会は、県や内閣府沖縄担当部局から沖縄の予算要望を聞く党本部の唯一の組織だ。会長は猪口邦子参院議員。自民党は、JA沖縄中央会(新崎弘光会長)がサトウキビの交付金を要請する7日の党野菜・果樹・畑作物等対策小委員会にも県側の出席は認めない方向だ。県とJAは翁長氏の出席で調整を進めていた。

 自民党関係者は5日、本紙の取材に、辺野古問題の考え方で翁長氏と党で隔たりが大きいとし、「今後は県から直接ではなく、県連を通して要請を受ける」との考えを示した。

 これを受け、県は日程を再検討。翁長氏の上京は流動的になっている。翁長氏は取材に対し、「現在、東京事務所が調整している。昨年の余韻が残っている感じがする」と話し、知事選での自民党との対立や総選挙後の影響があるとの考えを示した。

 沖縄振興調査会は昨年8月、県や内閣府から2015年度沖縄振興予算の概算要求説明を受けた際には、「予算確保の原点は、仲井真知事の熱意や政府との強いタッグマッチ。必ず沖縄の要望を達成できるよう頑張りたい」(猪口会長)と述べるなど、仲井真県政との協力関係をアピールしていた。

               ☆

沖縄タイムスはこんな自民党関係者のコメントを紹介している。

「革新に推され、自民党に対抗して当選したのだから、やすやすと会えないのは当然。 政治とはこういうものだ」

「副知事が政治色のない無色透明な人物だったら会話の糸口が見いだせた」

現実問題として、いずれももっともな意見である。

確かに2人の副知事が「翁長べったり」の政治家だったことは、革新側にもメディアもさすがに違和感を示していた。

これでは翁長県政は、安倍内閣に真っ向から喧嘩を売る姿勢、と取られて仕方がない。

一方、翁長知事は 年頭の挨拶で、辺野古移設反対について、「今後、日米両政府ともしっかりと議論したい」と述べ、両政府に移設断念を求めていく考えを強調した。
 政府が選挙結果にもかかわらず移設に向けた作業を進めていることに関しては「(県内移設断念などを求めて全市町村長・議長らが署名した)建白書の精神に基づき、県民が心を一つにして普天間基地の県外、国外移設を求める」との方針をあらためて強調した。

建白書自体が実態のない代物。

「裏取引」の「確認書が付いた嘘塗れであることを沖縄2紙が必死に隠蔽した。

だが、全国紙が報道してしまった現在、政府も自民党幹部も「建白書」に署名した41市町村長の大半が建白書勢力から脱退している事実を承知した上での面会拒否である。

安倍首相は日米同盟をより強固な関係にするため、次の大型連休に訪米しオバマ大統領と面談の予定だという。

安倍首相と前後して翁長知事も訪米する。

そして米国政府と「しっかり議論したい」などと嘯いているが、今回もアポなしでオバマ米大統領に面会を迫るつもりなのか。

米国務省の日本部長を務めたケビン・メア氏によると、国と国の問題に何の権限もない知事が訪米しても、会ってくれる相手は精々課長級だとのこと。

何の権限もない県知事が同じく何の決定権も持たない下っ端役人に面会しても、税金の無駄遣いと恥さらし以外の何物でもない。

自国の政府要人にも会ってもらえない「日米安保反対」の知事に、米国政府の一体誰が会ってくれるというのか。

国防・安全保障は国民にとって最大の福祉という。

国民の最大の福祉を確保するため、翁長知事がどんなにジタバタしても辺野古移設は、粛々と実行されるだろう。

その結果、政府相手の訴訟など国との対立が続く。

そして「翁長不況」が県民を直撃する。

だが、これも「民意」であるから自業自得といえる。

 

■那覇軍港の浦添移設問題

普天間飛行場の辺野古移設問題と那覇軍港の浦添移設問題はまるで相似形のように同じ構図であると書いた。

那覇軍港の浦添移設問題は、新聞報道を見る限り読者にはわかり難い。

そこで本件に対する松本浦添市長の見解・態度を時系列で記してみよう。

(1)2012年10月、那覇軍港移設の浦添移設は松本哲司浦添市長が立候補に向け「容認」と公表し新聞等のマスコミも「容認」と認識していた。

(2)2013年1月、翁長那覇市長が新聞で「浦添への移設は求めない」と発表。それを受け松本氏も「浦添への受け入れ反対」に転じる。

(3)松本氏、「受け入れ反対」で市長に当選。

(4)翁長那覇市長が再度意見を変更、「浦添移設」に賛成に再転換。

(5)現在浦添移設に関しては見解を保留。

松本浦添市長の疑問

「決定を保留している私は公約違反と批判されていますが、
これだけ変遷を繰り返す翁長前那覇市長はなぜ公約違反と言われないのでしょうか?」

「マスコミは全てを知っていながら何故事実を明らかにしないのか」

本件に関し東子さんが、こう述べておられる。

<前段階に翁長氏が仲井真前知事の2期目の選挙の時、突然「辺野古以外」を仲井真前知事に言わせたのと同じ構図が、松本氏が公開で公認を得た浦添市長選にあります。>

 この辺の「不都合な真実」について沖縄2紙はなかなか報道しようとしない。

そこで松本浦添市長ご本人のブログから、ことの成り行きをご本人の口から語ったものを紹介する。

那覇軍港浦添移設について

那覇軍港浦添移設に関する私の認識について、
多くの方よりお問い合わせがありますので、
この場でこれまでの経緯と合わせて、
改めてご説明させていただきます。

①まず、一昨年2012年10月にてだこホールにて行われた
「浦添市長選立候補予定者公開審査会」において、
私はこれまでの経緯や県全体・那覇市の立場を考えて、
「浦添移設は容認」と明言しております。
これは当時の動画でも残っておりますし、
新聞等のマスコミでも「容認」と認識されております。


②ところが、昨年2013年1月市長選挙の直前になって、
突然、当時の翁長那覇市長が
「浦添への移設は求めない」と新聞発表します。

(当時の2013年1月12日付け琉球新報にてご確認下さい↓)


(読みやすいように拡大判がこちらです↓)



③その報道を受けて、私は浦添への軍港受入反対に転じます。
なぜなら、那覇軍港がある那覇市が浦添市への移設を求めないと、
これまでの合意とは正反対な決断をした以上、
浦添市側が受け入れる理由が自動的に消滅したからです。

「容認」の立場であった私が、
那覇市長の表明により「反対」へと変わっていく経緯については、
琉球新報、沖縄タイムスでも報じられています。

その経過も当時1月14日付け琉球新報にて報道されています。

(こちらも拡大判です)


(同年1月31日の沖縄タイムス)


つまり、鳩山総理の「少なくとも県外」発言により
沖縄側が「県内移設」という苦渋の選択から解かれたように、
翁長那覇市長の「浦添移設と分離」発言により、
浦添市も私も「浦添移設受け入れ」という苦渋の選択から解放されたのです。

その後、「那覇軍港反対」を唱えた私が市長として当選します。

④ところが、浦添市長選後、翁長那覇市長は、
「浦添市側に受け入れを求めない」としていた見解を再びひるがえし、
日米合意に基づき、粛々と浦添への那覇軍港移設を進めるよう求めて、
現在に至っています。

大変困難な立場に置かれているのが現在の私です。

これまでは「政治環境の変化」と議会では説明してきましたが、
平たく言えば「翁長前那覇市長の発言に翻弄されてきた」というのが実感です。

⑤結論として、私の現在の那覇軍港浦添移設に対する見解は、
「今回の県知事選挙、那覇市長選挙によって選ばれた知事と那覇市長と
再協議した上でしっかりと判断したい」と考えており、
決定を保留しているというわけです。

私の基本的な疑問は、
決定を保留している私は公約違反と批判されていますが、
これだけ変遷を繰り返す翁長前那覇市長はなぜ公約違反と言われないのでしょうか?

マスコミは全てを知っているはずですが、
この件についてはまったく明らかにしてくれません。


⑥ところが、さらに理解できない現象が発生しています。
「辺野古への基地建設」と「浦添への基地建設」との違いを
問いかけた公開質問状に対して、浦添への軍港移設を進めると
ひやみかちうまんちゅの会の正式ブログ上でも明言しています。

(こちらでご確認下さい↓)
ひやみかち・うまんちゅの会公式ブログ

つまり、翁長知事選候補者を支援している共産党も社民党も社大党も県民ネットも、
辺野古は絶対阻止すると言いながら、浦添移設は容認していることです。
少なくとも黙認、消極的賛成です。
「辺野古のためなら浦添は仕方がない」ということでしょう。

つまり、今となっては、誰が那覇軍港の浦添への移設・基地建設に反対しているのか、
まったくわからなくなってしまいました。

⑦彼らが構成する「ひやみかち・うまんちゅの会」では、
那覇軍港の浦添移設と普天間の辺野古の移設の相違点について、
「浦添は当時の儀間前市長が容認したが、名護は現在の稲嶺市長が反対しているから」
と説明してますが、名護市も比嘉、岸本、島袋歴代市長が容認していました。

「辺野古はダメだが、浦添は進める」理由としては、
論理的には成立しない説明だと思います。


⑧長い説明になってしまいましたが、これが現状です。
とても複雑で私でもよく理解できない状況です。
選挙戦が終了し、当選者と意見交換し、問題を整理した上で、
来るべき時期に私としての「那覇軍港浦添移設受け入れ」についての
結論を出していきたいと考えています。

「お前の意見はないのか?」とよく批判される方がいますが、
「県全体の基地再編統合計画や我が国の安全保障とも関連していますので、
受け入れる側の浦添市のみで決定するにはムリがあり、
相手側や全体と協議して最終決定したい」
というのが、私の意見です。

よく批判される方がいますが、これが事実ですので、
これまでの経緯もふまえて正直に書いてみました。
私の説明に疑問や不明な点があれば、
マスコミや先方にもお問い合わせ・確認することをお勧めします。

最後までお読み下さり、ありがとうございました。

【追記】

琉球新報・社説「県内」容認浦添市長 公約の重みを受け止めよ2013年12月12日 

   【追記】   側門のハイエナの動きは他人事ではない。   中国が南シナ海に大型補給船投入        よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

 

 

 ■「住みよい那覇市を作る会」
(代表者:金城テル)よりのお願い。 

 

現在、那覇市障害者福祉センター訴訟(翁長雄志後援会々長がこのセンターを管理し事業を行っている福祉団体の会長をしていた件)と久米至聖廟訴訟(翁長前市長が龍の柱をシンボルとする中国との交流拠点づくりを進めていた件)ではそれぞれの訴訟内容が複雑なため、担当弁護士をそれぞれ置いて那覇市住民訴訟を行っています。被告は那覇市と翁長雄志氏です。知事になったからといって責任が逃れられることはありません。

本件は徳永、照屋両弁護士が手弁当で代理人を務めていただいておりますが、訴訟実費を含む活動資金が枯渇しております。

何とぞ訴訟活動を継続するために広く皆様のご支援をお願いします。

支援金の口座 ゆうちょ銀行口座

住みよい那覇市をつくる会

名  称 スミヨイナハシヲツクルカイ 記  号 17090 口座番号 10598191

 

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