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県知事選の動向は、9月13日の翁長氏の出馬記者会見を境に、流れが大きく変わってきた。
それまで流布していた「翁長有利説」に大きな逆風が吹き始めたのだ。
翁長候補への逆風は、「出馬記者会見」⇒「喜納昌吉氏の離脱と立候補」⇒「公開討論会」と、時間の経過と共に勢いを増してきた。
その間、翁長氏は仲井真氏の公開質問状への回答拒否、喜納氏を支援する植草一秀氏が「隠れ埋め立て派」と指摘するなど、辺野古移設反対を主張しながら、「埋め立て撤回」を明言しない曖昧発言で、翁長氏の正体が「隠れ埋め立て派」であることがあぶり出されてきた。
依然として翁長氏支援の基本姿勢は崩さないものの、翁長氏の正体に気がついた沖縄2紙は、最大のライバルである仲井真氏への露骨な攻撃が影を潜めてきた。
特に沖縄タイムスなどは暗に「オール沖縄」が崩壊した意味の記事を書くようになった。
筆者はこれを沖縄タイムスの「変節」と指摘した。⇒「変節」した沖縄タイムス
昨日の沖縄タイムスも豊見城市長選で、仲井真氏を支援する現職が勝利した記事に絡めて「県内11市のうち豊見城を含めた9市長が『仲井真弘多知事を支える市長会』・・・」などと「オール沖縄」が崩壊した実態を報じている。
自民、知事選へ勢い期待 (沖縄タイムス 10月20日)
豊見城市長選で現職の宜保晴毅氏(46)が再選し、宜保氏を推薦した自民は11月16日投開票の知事選で擁立する仲井眞弘多氏(75)の3期目当選に勢いを得た。
知事選では県内11市のうち豊見城を含めた9市長が『仲井眞弘多知事を支える市長会』を9月に結成、自民側は有権者へのアピールポイントの一つと掲げる。
自民は宜保氏の勝利で”11分の9”を死守、豊見城に注力した地元の島袋大県議や国会議員らが知事選にシフトすることで仲井眞陣営の形成を完成させ、勢いを伸ばす考えだ。
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ちなみに県内41市町村のうち実に30人の首長が仲井真氏支援に回っている。
県内11市のうち80%以上、41市町村のうち70%以上の首長が仲井真氏を支援している事実を見れば、さすがの沖縄2紙も「オール沖縄」が砂上の楼閣だったことを認めざるを得ないだろう。
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琉球新報 2014年10月19日
-政策集に埋め立て承認は苦渋の選択だったとある。行政手続きとしての自動的承認ではなく、政治的判断だったということか。
「公有水面埋立法上、県知事に裁量の余地、幅はないに等しい。苦渋の選択というのはいろんな面があり、普天間が動かない状況を放っておけるのかということも選択だ。基地の過重負担の中で辺野古に移るということに、もろ手を挙げて大賛成というまでにはならないだろう。久辺三区など周辺の人たちは条件付きとはいえ、大勢が受け入れを拒否はしていないが、苦労をお掛けするという気持ちは私は当然持っている」
-昨年末の「いい正月」発言でどう誤解が生じたのか。
「僕らの年代では12月末に事が終わるときに『いい正月をお迎えください』と言うのは当然の話だ。そして、政府の予算原案が決まった日で、内容が良かったということで『いいしょうがちでーびる』と素直に言った。しかし、その2日後の埋め立て承認と混同されてしまった観があった。政府予算への気持ちを言ったことで、いろんなことに絡めないでほしいと一度言いたかった」
-辺野古移設か固定化かという議論を批判してきたが、今はそういう考えか。
「誤解されるが、県外が早いとは言ったが、県外にと一つだけ言ったわけではない。そういう中で米国の政府関係者や安全保障の研究者と議論してきた経験からすると、その恐れは極めて強いという感じは持っている」
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これまで「埋め立て承認」には県知事の恣意的裁量の入る余地がないとしていた仲井真知事から「苦渋の選択」という文言を引き出した琉球新報。
鬼の首を撮ったように、「選択」というなら不承認の選択もあるはず、と詰め寄った。
だが、世界一危険な普天間基地を(移設して)「久辺三区など周辺の人たちに・・・苦労をおかけするという気持ち」でもろ手を挙げて大賛成というまではならない」と、軽くいなされてしまった。
「いい正月」に関しても、琉球新報にグーの音も言わさない見事な答弁だった。
沖縄2紙が執拗に争点に持ち込んだ「普天間移設」で、仲井真氏を論破できるものは新聞も含め1人もいない。
今朝の沖縄タイムスの知事選特集記事「政党に聞く 自民党県連」の見出しが今後の普天間移設に対する「校門様の印籠」になりつつある。
その見出しとは、
「普天間 危険除去 優先」
そう、一日も早い普天間基地の危険の除去・・・これこそが辺野古移設の争点。
県民なら誰もこれに異論を唱える者はいなはずだ。
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■お知らせ■
翁長市政を糺す那覇市住民訴訟報告会
日時:⒑月23日(木)16時から18時
参加費:無料
会場:那覇市ブリリアントポート (会場:カサブランカ)⇒地図
ttp://brilliantport.com/access/
〒900-0016 沖縄県那覇市前島3-25-2 泊ポートビル
国道58号線を「とまりん(かりゆしアーバンH)」から泊交差点(共産党本部ビル)向けに行く途中の橋に手前左側にあるビルで側面に青いリボンのペイントをしてあります。
TEL:098-943-2080 FAX:098-943-2088
*駐車場が6台分しかありません。とまりんの交番隣の駐車場を利用してください。最初の1時間は¥200です以後、1時間ごとに¥100が加算されます。
問い合わせ:住みよい那覇市をつくる会事務局
090-9780-7272 ニシコリまで
第37回世日フォーラム沖縄
沖縄と日本の未来を考える講演会
9月7日の統一地方選挙が終わり、いよいよ11月16日投開票の県知事選挙戦に突入しました。3選を目指す自民党推薦の仲井真弘多知事に対し、「オール沖縄」を掲げて、革新諸派の支持を受けた翁長雄志那覇市長、それに元郵政民営化担当相の下地幹郎氏が出馬表明し、保革中道の三つ巴の様相を呈しています。
そこで当フォーラムでは、全国的に人気の高いブログ「狼魔人日記」の管理人である江崎孝氏を招いて、最近の沖縄情勢から見た知事選の行方について講演していただくことになりました。ご多忙とは存じますが、読者の皆様始め、知人、友人の方、万障お繰り合わせの上、多数ご参加くださいますようお願い申し上げます。
演 題 「沖縄がアジアの中心となる日」
~沖縄の将来にとって誰が知事にふさわしいか~
講 師 江崎 孝 氏(コラムニスト)
プロフィール;江崎 孝 えざきたかし
1941年 沖縄生まれ。 慶應義塾大学(経済学部)卒業、
東京にて商社勤務の後、沖縄にて貿易会社経営。
同時に雑誌『WILL』や『正論』などで評論活動開始。
現在人気ブログ「狼魔人日記」の管理人、チャンネル桜沖縄支局
のレギュラーキャスターを務めている。
著書『マルチ商法を斬る』、『沖縄「集団自決」の謎と真実』(共著)
【日 時】平成26年10月26日(日)午後6時30分より
【会 場】沖縄県立博物館・美術館 講座室
〒900-0006 那覇市おもろまち3-1-1
電話 098(851)5401(博物館班直通)
【会 費】 500円
【主 催】世日フォーラム沖縄
【後 援】世界日報社那覇支局、自主憲法制定沖縄県民会議、勁草会
【連絡先】世日フォーラム沖縄事務局 電話&FAX:098 (862) 9195
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