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辺野古移設にごまめの歯軋り、知事に牙をむく新聞

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足掻いてもどうにもならない。

その悔しさがにじむ沖縄タイムスの一面トップと社会面トップを飾る見出しはこれ。

一面⇒辺野古きょうにも掘削

社会面⇒取材船 遮る海保

 辺野古の海の埋め立て工事にキチ外活動家が無駄な抵抗をする様子を「メダカとシャチの戦い」と書いた。

今朝の沖縄タイムスは、どうにもならないメダカの悔しさをメダカならぬ「ごまめの歯軋り」であらわしているのが涙を誘う。

ごまめの歯軋りは、英語では「大地を足で蹴ってもびくともしないのを悔しがる」というらしいが、これって地団太踏んで悔しがるのに似ていない?

社説や論壇そしてお決まりの識者を動員して悔しがる沖縄タイムスよ、無駄と知りつつ何処へ行く(涙)。

ついでにごまめの歯軋りをする社説、論壇および識者評論のタイトルも記しておく。

社説⇒「強行一点張りを憂える」

論壇⇒「新基地反対直接行動を」

識者評論⇒「米関心引きたい政府」

おっと、うっかり忘れるところだった。 目取真先生の歯軋りも聞こえるようで・・。

 

   

沖縄・ヤンバルより…目取真俊 雨の日曜日も続く辺野古埋め立てに向けた工事とキャンプ・シュワブゲート前での抗議行動

  QABテレビ 2014年8月17日 17時48分 辺野古ボーリング調査の台船を設置

沖縄・名護市辺野古の新基地建設に向けたボーリング調査を実施するための台船が設置されました。

設置作業は17日から始まり、浮き桟橋付近で、ボーリング調査に使用する「スパッド台船」に柱を取り付ける作業が行われました。四隅に柱が取り付けられた台船は、ゆっくりと掘削作業を行う場所へと移動しました。

棚原大悟記者は「午後1時です。台船がボーリング予定箇所に到着しました」とリポートします。防衛局は、18日にも埋め立て予定地の地盤を調べるためのボーリングを始める予定で、11月までに16ヵ所を調査することにしています。

船で取材をする島袋夏子記者は「8隻のカヌーを10隻以上の海保の船が囲む、ものものしい状況になっています」と海上の様子をリポートします。

また、基地建設に反対する市民らは、雨の中、カヌーで抗議の声を上げましたが、海上保安庁の船に取り囲まれ、現場に近づくことはできませんでした。

 

QABテレビ 2014年8月17日 11時58分 パッド台船の設置作業始まる

名護市辺野古の埋め立てに向けたボーリング調査で使用するスパッド台船の組み立て作業が始まりました。

17日午前9時前、キャンプシュワブの浮き桟橋付近で、台船に柱を付ける作業が始まりました。柱は一本ずつ、クレーンで釣り上げられ、台船に取り付けられていきました。

スパッド台船は、この後、掘削作業をする場所に移動するとみられ、準備が整い次第、埋め立て予定地の地盤を調べるためのボーリング調査が始まる見通しです。

船で取材をしている島袋夏子記者は「反対する住民の船に、今海保の船がすごい勢いで近づいていきます」とリポートしました。17日も工事に反対する人たちが小型船を出しましたが、いずれも海上保安庁のゴムボートに行く手を遮られ、作業現場には近づけませんでした。

 

               ☆

>船で取材をする島袋夏子記者は「8隻のカヌーを10隻以上の海保の船が囲む、ものものしい状況になっています」と海上の様子をリポートします。

>また、基地建設に反対する市民らは、雨の中、カヌーで抗議の声を上げましたが、海上保安庁の船に取り囲まれ、現場に近づくことはできませんでした。

>島袋夏子記者は「反対する住民の船に、今海保の船がすごい勢いで近づいていきます」とリポートしました。17日も工事に反対する人たちが小型船を出しましたが、いずれも海上保安庁のゴムボートに行く手を遮られ、作業現場には近づけませんでした。

ダ・カ・ラ〜、メダカがシャチに喧嘩を売っても無駄だと、言ったでしょうが。

無駄な抵抗を煽っちゃいけませんよ、夏子さん。

              ☆

 仲井真知事は「辺野古移設」は工事も進行中で既に国の専管事項と認識している。

したがって辺野古移設の是非を県知事選の争点にするのは無意味だとして、経済論議の争点化を主張する。

参考⇒県知事「辺野古は争点にならない!」014-08-12

ところが経済を争点にすると、「21世紀ビジョン」などで着々と実績を築いている県知事に有利と判断する沖縄2紙は、あくまで「辺野古の是非」という不毛な争点で、仲井真知事を攻撃し、思わぬ失言に一縷の望みをかけているらしい。

14日、沖縄を「物流のハブ化」にする構想の知事がその一環として香港を訪問したが、空港に押しかけ、辺野古のブイ設置に関し、質問攻めにした。

<空港到着と同時に、記者団からブイ設置について質問を受けた仲井真知事は、険しい表情を見せ「作業の一つ一つを僕に聞かれても、どうにもならない」と不快感を示した。 質問がブイ設置に集中したことにも「せめて、われわれが香港に何しに行くかぐらいの取材をしてください」と不満を漏らした。 度重なる質問には、語気を強めながら最後まで「事業をやっている防衛省に聞いてください」と繰り返し、記者団を振り切りながら足早に搭乗口へ去った。空港にはブイ設置に対して知事の受け止を聞こうと全国紙を含む多くの報道陣が詰め掛けていた。>(沖縄タイムス 8月15日)

 仲井真知事「どこが無責任なんですか」 2014年8月16日 08:16  

 仲井真弘多知事は15日午後、名護市辺野古の新基地建設に向けたブイ設置に関する評価の言及を避ける態度を記者団から「無責任」と指摘され、「何で(知事の)責任が関係してくるんですか」と述べた。県庁で取材に答えた。

 その上で仲井真知事は「どこが無責任なんですか。工事のプロセスをいちいち聞かれても答えようがない」とも述べ、「(承認は)法律に従って行った。それがおかしいんですか」と気色ばんだ。

 ブイが設置された14日、仲井真知事は「作業工程は防衛省に聞く話だ」と繰り返し述べ、一貫して辺野古に関する一つ一つの作業工程に関して知事が答える必要性はないとの認識を示していた。

                        ☆

ブイの設置を認めることは抵抗運動の終焉。

それと察知した記者団は香港から帰国後も県庁に押しかけ「ブイ設置」に関し、知事に再度同じ質問を浴びかけた。

>仲井真弘多知事は15日午後、名護市辺野古の新基地建設に向けたブイ設置に関する評価の言及を避ける態度を記者団から「無責任」と指摘され、「何で(知事の)責任が関係してくるんですか」と述べた。県庁で取材に答えた。

知事の答弁はもっともである。

既に国の専管事項となり、国が行っている工事のプロセスを県知事に聞いても詳細を知るはずはない。

翁長那覇市長を支援するメディアの嫌がらせと取られても仕方がない。

 >その上で仲井真知事は「どこが無責任なんですか。工事のプロセスをいちいち聞かれても答えようがない」とも述べ、「(承認は)法律に従って行った。それがおかしいんですか」と気色ばんだ。

「気色ばんだ」という表現に記者の悪意が読み取れるが、それはさて措き、「(承認は)法律に従って行った」という意味は行政法上の大原則である「覊束(きそく)裁量」に従ったということ。

記者団が行政裁量の「覊束概念」に無知で繰り返し質問したのなら知事が「気色ばむ」のも無理もない。

ちなみに覊束概念とは、行政庁に判断の余地が与えられていないことをいう。 つまり、一見、行政庁に判断余地・裁量の余地が与えられているように見えるが、一定の要件に該当する場合に、行政庁が一定の裁量をしなければならないことをいう。

防衛局からの埋め立て申請は規則概念に相当する、というのが知事の判断である。

                     ☆   そして本日18日の沖縄タイムスは、特集「辺野古 強行」のタイトルを「『無責任』記者が指摘」として、攻撃の照準を仲井真知事に当てたことを吐露している。   誇大な見出しの蔭に見落としがちだが、特集記事の興味深い部分を一部引用する。   <(知事周辺の言葉として)「辺野古反対だけで、普天間の危険性除去を誰も言わない。 辺野古を造らせてはいいとは思わないが、じゃあ普天間はどうするのか」
知事は「5年以内の運用停止」を政府に求めており、辺野古承認の言い訳と捉えている人もいるが、期限をつけて、危険性の除去現実的に進めているのは県知事だけだ」と付け加えた。 開票まで約3ヶ月と迫った知事選も、知事の心理に影響を与えている。 知事は周囲に「マスコミは(辺野古移設に反対する)翁長雄志那覇市長の応援団になっている」と不満を漏らしており、県幹部は「マスコミへの不信感が知事の対応に反映されている面もある」と解説する。>               ☆ >知事は周囲に「マスコミは(辺野古移設に反対する)翁長雄志那覇市長の応援団になっている」と不満を漏らしており   これは県民誰もが知る厳然たる事実であり、翁長氏の「応援団どころか、仲井真知事に敵意丸出しの記事を書いていることは一目瞭然である。   今時地元紙の発狂記事を鵜呑みにするのはほとんどいないと思う。   だが、ネットを使えない一定の年齢上の方は新聞を信じるのもやむ得ないのか・・・。   今回も先の沖縄市長選のように「ネットvs新聞」の戦いとなる公算が大きいかも。  

 

 ■御知らせ■

日本・台湾 学生パネルディスカッション
【と き】平成26年8月23日(土)18:30〜(開場18:00)
【ところ】沖縄県立美術館・博物館 博物館講座室(1F)
【登壇者】
日本側:外間完信(琉球大学四年、「沖縄から日本を考える学生の会」部長)、他琉大生一名
台湾側:清華大学大学院、台北大学、政治大学大学院、政治大学の学生一名ずつ計四名の台湾学生
※参加費無料(カンパ大歓迎です!)
【主 催】「日本・台湾 学生パネルディスカッション」実行委員会
【連絡先】電話:070-5279-1139(外間)、メール:new.okinawa.proud.japan@gmail.com

 台湾では、台湾経済が事実上中国に呑み込まれる「サービス貿易協定」への反対運動が盛り上がり、有志の大学生が立法院を占拠、また、50万人の国民が立法院の周囲に集いました。いわゆる「太陽花学運」です。「“台湾”としての独立」の気運が台湾の若い世代の間にも高まっています。
 また、日本統治時代を経験され、現在も台湾人の和歌の詠み人の集い「台湾歌壇」を主催されている蔡焜燦(さい・こんさん)氏は、「私も日本が大好きです。台湾は世界一の親日国です。日本と台湾は運命共同体であると思っていますが、みんなで平和なアジアになるように、平和な世界になるように、命の限り頑張って行きましょう。」とも述べておられます。
 沖縄は日本国内で最も台湾と近い県であり、縁も深いにも関わらず、台湾が巨大な中国から圧力を受けていること、また、多くの台湾人が日本に親しみを持っているという話は、沖縄県内の報道、言論空間からは不自然な程、これらの話が聴かれません。
 今回、立法府を占拠した「太陽花学運」の中心的メンバーの学生達が何と、沖縄を訪れます。沖縄県内の大学生とその台湾の大学生達とでパネルディスカッション形式で意見交換をし、巨大な中国に対して日台はどのようにあるべきか、考え合う場を企画したいと思います。
 老若男女、学生、社会人、様々な立場の方の参加をお待ちしております。お誘いあわせの上、是非ご参加くださいませ。(実行委員会一同)

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