県議会は臨時会最終日の10日の本会議で、仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場移設をめぐる名護市辺野古の埋め立てを承認したことは県外移設の公約に違反するとして抗議し、辞任を求める決議を賛成多数(賛成24、反対21)で可決した。沖縄県議会で知事に辞任を要求する決議が可決されたのは初めて。地方自治法に基づく不信任決議のような法的拘束力はないものの、県政史上で初めて県議会が知事に辞任を突きつけた意味は重く、野党内には知事が辞任要求に応じなければ、2月定例会での2014年度県予算案否決も辞さない強硬意見も出ている。
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県知事の「裏切り」に悶絶死寸前の沖縄タイムス。
今朝も県知事に対する「憎さ百倍」をモロに表す記事満載である。
昨日の県議会で公明党を含む与野党の多数が「知事辞任の抗議決議」に賛成、可決された。
だが沖縄県議会を含む各市町村議会の「抗議決議」はあまりにも頻繁に行われ過ぎる。
これではまるで「決議バブル」ではないか。 米軍ヘリがペットボトルを落としただけで、「抗議決議」や「県民大会」が開かれる現状で、知事の辞任を要求する「抗議決議」が可決されても、深刻に捉える県民はほとんどいない。
そもそも何の法的拘束力もない「決議」など、屁のツッパリにもならない。
仲井真県知事は一応「可決は遺憾」のコメントを出したものの、「今後とも公約の実現にまい進する」と「決議」など歯牙にもかけない対応である。
辞任要求決議といえば昨年石垣市議会で、玉津石垣市教育長が「平和教育」について「思考停止」と発言したことに反発し、「教育長辞任要求決議」を可決したことが記憶に新しい。
だが、これも法的拘束力のない「議決バブル」の一例であり、玉津教育長は現在も粛々と職務遂行にまい進中である。
結局、「辞任要求決議」など負け犬の遠吠えのようなもので、本人が「職務の遂行にまい進する」と応えれば、それで一件落着する代物である。
そこで、今朝の沖縄タイムスは、あたかも法的拘束力のある「不信任決議」が可決されたかのような印象操作で懸命である。
二面。三面のトップに躍るこの大見出しがそれだ。
前例なき”不信任”
求心力低下の一途
では何ゆえ法的拘束力のある「不信任決議」を可決しないのか。
不信任決議が可決したら県知事は、解散権を行使する。
ということは県議全員が無職ということになる。
職を賭してまで自分の政治信念を全うする勇気のある県議がいない、ということだ。
結局、「辞任要求決議」という負け犬の遠吠えでお茶を濁す程度である。(涙)
>、野党内には知事が辞任要求に応じなければ、2月定例会での2014年度県予算案否決も辞さない強硬意見も出ている。
知事が辞任拒否をするのは明白だが、これに対し県民の生活に直接影響を及ぼす「予算案否決」などしようものなら、それこそ県民の猛反発がブーメランとなって、彼らに襲ってくるのは必定。
確かに県知事は民主党政権下の県知事選で「県外を要請する」を公約に掲げた。
だが、要請する相手の民主党政権が崩壊してしまった現在では、「最低でも県外」と主張した民主党政権の民意は消え去った。
安倍政権の登場により、民意は「県外」から「辺野古移設」に変わったのである。
ちなみに県知事選挙時の名護市民の投票数でも、仲井真県知事の得票数は「県外・国外」を主張する伊波候補の得票数をはるかに上回っていた。
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