その怒りをぶっつける場が県知事が出席する県議会。
昨日の臨時県議会は傍聴席から怒号が飛んで、退場者がでるほど混乱した。
野党は勿論、与党の公明党は県知事の「埋め立て承認」を批判する立場であり、昨日の県知事はまさに四面楚歌の状況で、「県外に反対したことは一度もない」などと「感情をあらわにする」ことも再三会った。
今朝の沖縄タイムスは、社説を含む合計6面を県知事批判に費やしている。
可愛さ余って憎さ百倍とは、このことか。(笑)
仲井真知事「辺野古承認、基準に適合」野党は追及
沖縄タイムス 2014年1月9日 11:155時間前に更新
仲井真弘多知事は9日招集された県議会の臨時会の本会議で、米軍普天間飛行場の移設先である名護市辺野古沿岸部の埋め立ては「法に定められた基準に適合し、承認せざるを得ないと判断した」とあらためて説明した。政治判断でなく行政手続きとして承認はやむを得なかったとの主張を示した形だ。質疑は計7時間程度が予定され、県議会のホームページ(HP)のほか沖縄タイムス社の公式HPでも議会の様子を中継している。傍聴席には本会議開会の午前10時前から約90人が入り、知事に辞任を求めるやじなどがあり、数分遅れて開始。知事の報告後もやじが激しくなり、約15分の中断後に質疑に入った。
琉球新報 2014年1月9日
仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた埋め立てを承認したことを受け、県議会野党会派の請求による県議会臨時会が9日、始まった。冒頭、仲井真知事は承認理由と基地問題と沖縄振興の所信について約16分にわたって文書を読み上げ説明した。知事は「法に定められた承認基準に適合している。名護市長や利害関係者から反対の意見が提出されていることを勘案しても総合的に本申請を承認せざるを得ない」と強調した。
QABテレビ 2014年1月9日 11時43分 【動画】県議会 野党埋立承認の知事を追及 県議会で仲井真知事が埋立申請を承認した理由を説明しています。野党会派が知事の考えを厳しく質しています。
名護市辺野古への基地建設に向けた埋め立て申請を承認した仲井真知事が、1月9日の県議会臨時議会で承認理由を説明していますが、議場では傍聴者から知事に対するヤジが飛び、物々しい雰囲気になっています。
午前10時から始まった臨時議会。仲井真知事が議場に姿を現すと、傍聴席から「裏切り者」などと厳しいヤジが飛びました。
また知事が「法に基づいて判断せざるを得なかった」と説明するとさらに反発は大きくなり、与党がこのままでは議会が続けられないとして、退席する場面も見られました。現在、議会は再開され、与党自民党議員の質問が行われています。
仲井真知事は「法律上基準に適合している申請について、政治的理由、地域の意見、県民の思い、公約等で不承認とすることは、その裁量の範囲を逸脱している可能性もあると思慮される。なお、選挙公約は県民との約束であり、全力で実現に向けて取り組んでいるところであります」と答弁しました。
この後は野党会派からの質疑が始まる予定で、知事に対する追及が強まるものとみられます。
☆
沖縄テレビ1月9日 仲井真知事 辺野古埋め立て“承認”理由を説明
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きょうの県議会の臨時会で仲井真知事は、普天間基地の辺野古移設に向けた埋め立て申請を承認した理由を説明しました。
仲井真知事「(公有水面埋め立て法)に適合しており、不承認とする合理的な理由は無いものと認識しております」臨時会の冒頭、仲井真知事は辺野古沿岸部の埋め立て申請について、現時点で取り得る環境保全策が講じられていて法律の基準に適合していると承認の理由を説明。仲井真知事「(県民の思いや公約で不承認とする事は)裁量の範囲を逸脱している可能性もあると思慮される事から、これらを理由に不承認とする事は困難ではないかと考えております」あくまで行政手続き上の判断だったと釈明しました。しかし、野党・仲村議員の質問で次第に、これまでの主張との食い違いも浮き彫りとなりました。仲井真知事「一番大事な事は普天間基地というのが街の真ん中にあるのを街の外に出そうと危険性をぐっと下げようと、そういう事ですから、辺野古であっても町から離れている、ほとんどが海で出たり入ったりするものというのは危険性がぐんと落ちるでしょ。そういうものはある程度我々は認めざるを得ないんじゃないでしょうか」仲村未央議員「今知事は明確に辺野古であっても認めざるを得ないという事をおっしゃいました。これは県外移設公約とは全くまったく矛盾しています」これに対し知事は・・・仲井真知事「辺野古を否定した事はありません、私前からそうでしょう仲村議員との間で。
時間が掛かりますよと私は申し上げているわけです」また県外移設を貫くべきとの提言をまとめた県政与党・公明党の金城議員が移設工事は進むと思うかと知事を質しました。仲井真知事「社会的な政治的な状況とあわせて技術的にも慎重に慎重に進めてもなかなか前に進むのは相当の難しさがあるだとう」県議会ではあす野党が「辺野古移設断念を求める」意見書を、また自民党は「普天間基地の一日も早い返還を求める」意見書を提案する見通しです。
☆
■県知事発言の変遷
元々県知事は「県外がベストだが現実を考えれば辺野古容認」と発言しており、その意味で言えば今回の「埋め立て承認」は規定路線の実行といえないこともない。
だが、2010年の名護市長選挙で「県外派」の稲嶺氏が当選、続く名護市議選でも「県外」を主張する革新系議員が与党を占めるのを見て、同年11月の県知事選では「県外に要請」を公約に勝利した。
その後稲嶺名護市長を支援した民主党政権が崩壊したとき、県知事は「民意は変わった」と宣言し、「埋め立て承認」の布石を打っておくべきであった。
ところが、県知事を取り巻く自治労、マスコミら「県外派」の圧力や「識名トンネル事件」などがあり、マスコミに迎合するかのように「県外」に力を入れる発言を繰り返してきた。
■県知事の持つ二つの評価
ゆすりたかりの名人
老獪な熟練の政治家
>知事は「法に定められた承認基準に適合している。名護市長や利害関係者から反対の意見が提出されていることを勘案しても総合的に本申請を承認せざるを得ない」と強調した。
仲井真県知事は沖縄の県知事が持つ二つの顔を使い分けて、「埋め立て承認」と「公約」との間の矛盾を逃げるつもりらしい。
■県知事の持つ二つの顔
仲井真県知事は、行政の最高責任者としての顔で、「県民大会」と称する政治集会へ出席を、「行政最高責任者が政治集会に出席するにはいかがなものか」と拒否してきた。
今回の埋め立て承認は、行政の最高責任者として「申請書に瑕疵がなければ、粛々と承認」を実行した。
その一方、選挙の洗礼を受けた政治家としての顔は、「県外」を主張してきたが・・・。
「これまで辺野古移設に反対したことは一度もない」と開き直っている。
そして7日には、名護の末松講演会事務所を訪問。 「辺野古誘致」の末松氏を激励している。
これでは政治家としての顔でも「辺野古誘致」が明白ではないか。
■知事を取り巻く8人の敵
?沖縄メディア ?県議会野党 ?自民党県連 ?県選出国会議員
?自治労 ?沖教組 ?サヨク学者 ?プロ市民団体
県民の付託を受け県知事になっても四面楚歌状況の仲井真県知事。
全ての泥を一身にかぶり、のらりくらりとマスコミらの追求をかわして、何とか任期をまっとうし次期県知事(高良倉吉)にバトンタッチするつもりなのか???
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