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名護市長選、一本化は末松氏だって?

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 投票日まで2ヶ月を切った名護市長選。

最大の争点である「辺野古移設」で、県選出国会議員と自民党沖縄県連が落城し、後は保守系候補の一本化だけがペンディングとして残った。

だが水が支流で澱み本流で奔流となるように、一本化とは島袋氏による一本化以外には考えられない。

首尾一貫して辺野古誘致を主張してきた島袋氏こそ政府自民党と公約も一致しており、立候補の大儀がある本流だからだ。

自民沖縄県が「辺野古是認」に「譲歩」したから、末松氏も「辺野古も選択肢の一つ」から「辺野古容認」に方針転換するだろう。

したがって島袋氏が辞退し、末松氏で一本化という案が浮上しているという。

だが末松氏は水の澱んだ支流である。

この期に及んで石破幹事長は、一体誰の顔色を伺っているのだ。

石破氏の29日付ブログにこんなコメントがある。

≪多くの方がご存知のことと思いますが、沖縄における報道はそれ以外の地域とは全く異なるものであり、その現実を理解することなくして沖縄問題は語れません。沖縄における厳しい世論にどう真剣かつ誠実に向き合うのか。私は現地の新聞に「琉球処分の執行官」とまで書かれており、それはそれであらゆる非難を浴びる覚悟でやっているので構わないのですが、沖縄の議員たちはそうはいきません。
 繰り返して申し上げますが、問われているのは沖縄以外の地域の日本国民なのです。沖縄でなくても負うことのできる負担は日本全体で引き受けなくてはならないのです。≫

石破氏が沖縄紙に何とか書かれても気にしないというのなら、何故島袋氏による一本化にまで徹底できないのか。

石破氏は沖縄の新聞は異常だと口ではいいながらも、沖縄紙が報じる「沖縄における厳しい世論」を、「心の中で葉それが「沖縄県民の総意」だと錯覚しているのではないか。

沖縄県県連が譲歩したからといって、W翁に気を使ってあくまで県連が推薦する末松氏による一本化に拘るというなら、とんだ見当違いだ。

末松氏は既にレイムダックならぬ死せるコウモリになっている。

自分の考えもなく周囲の意見で二転三転する末松氏を心ある名護市民は既に見捨てている。 

未練がましく末松を支援しているのはポストを約束されている一部の市議たちに過ぎない。

なぜなら名護市長としての実績もあり何より政府方針と当初から一致している島袋氏を拒否する理由が見つからないからだ。

この期に及んで世論が末松氏を支持していると考えているなら、石破幹事長は県民をバカにしていることになる。

そもそも保守系候補が分裂した責任は、沖縄県連に要らぬ配慮をして末松氏の立候補を認めた自民党本部の石破執行部にある。

折角沖縄県連を「辺野古容認」に追い詰めておきながら、最後の詰めで「末松氏による一本化」で県連のご機嫌取りをするようでは三つ巴戦という最悪の事態に陥りかねない。

そうなれば石破氏のとった優柔不断の態度の責任は限りなく大きい。

いい加減にしてほしい!(怒)

 

首相、名護市長選は末松氏で一本化の考え示す 知事はケネディ大使と面会2013.11.30 00:01

自民党の石破幹事長(右)に要請書を手渡す沖縄県連の翁長政俊会長=29日午後、東京・永田町の党本部

自民党の石破幹事長(右)に要請書を手渡す沖縄県連の翁長政俊会長=29日午後、東京・永田町の党本部

 安倍晋三首相は29日、自民党沖縄県連の翁長政俊会長と官邸で会談し、保守系が分裂している同県名護市長選をめぐり、候補者一本化の作業を急ぐべきだとの意向を示した。県連は、出馬表明している同党の末松文信県議での一本化を目指しており、翁長氏は会談後、記者団に「首相も同じスタンスだ」と述べた。

 翁長氏は菅義偉官房長官や自民党の石破茂幹事長とも個別に面会し、県連として米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設容認に方針転換したことを報告した。

 一方、仲井真弘多沖縄県知事は同日、キャロライン・ケネディ駐日米大使の招待を受け、大使公邸で初めて会談した。仲井真氏は基地問題について「過剰な負担感が県内にある。解決に向けて頑張ってほしい」と要請、ケネディ氏は「大使として努力したい」と応じたという。

            ☆

>翁長氏は会談後、記者団に「首相も同じスタンスだ」と述べた。

>翁長氏は菅義偉官房長官や自民党の石破茂幹事長とも個別に面会し、県連として米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設容認に方針転換したことを報告した。

翁長氏は安倍首相から「末松氏で一本化」という案を直接聞いてはいない。

これはあくまで末松氏での一本化を目論む翁長氏が、飛ばし記事を期待した記者団を煙に巻く意図の島袋陣営に対する一種のブラフだとも取れる発言である。

翁長氏が誰の話を根拠に「首相も同じスタンスだ」と述べたかは不明だが、島袋氏が立候補を辞退しないことだけは明確である。 なぜなら島袋氏は最悪の場合三つ巴戦の場合でも、討ち死に覚悟の出馬であると明言しているからだ。

自民党県連の翁長氏らが石破幹事長や菅官房長官に面談した前日の28日、島袋氏は都内で加藤信勝官房副長官と会談をしている。

一部県内メディアで島袋氏が党本部に呼びつけられ立候補を辞退するよう説得された、と報じられた。

だが、島袋氏によると、面会は島袋氏から要請したとのこと。 普天間飛行場の名護市辺野古への移設が最大の争点になる名護市長選について「今の考え方を述べた」という。 

「今の考え方」とは辺野古移設を推進すべきとの持論を伝えたと見られる。

末松氏との一本化について記者団に問われ、「(末松氏との)一本化はない」との考えをあらためて強調している。

 再度言っておく。

島袋氏が立候補を断念することはない。

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