人気blogランキングへ クリックお願いします 鳩山氏、尖閣問題で「『日本が盗んだ』と思われても仕方ない」2013.6.25
鳩山由紀夫元首相が香港のフェニックステレビの取材に対し、沖縄県・尖閣諸島の領有権を主張する中国政府に理解を示す発言をしていたことが25日、分かった。尖閣をめぐる歴史的経緯に言及し、「中国側から『日本が盗んだ』と思われても仕方がない」と述べた。発言は同日午前、中国内外に向けて報道された。
鳩山氏は既に政界を離れているが、首相経験者だけに尖閣諸島に領有権問題はないとする日本政府の立場と相いれない発言内容が、日中両国の世論や尖閣情勢の今後の推移に影響を与える可能性もある。
中国は日本の尖閣領有について、第2次大戦中のカイロ宣言にある「日本が盗み取った中国東北地方や台湾などの島しょを中国に返還する」との規定に違反すると主張している。これに鳩山氏は「カイロ宣言の中に尖閣が入るという解釈は中国から見れば十分に成り立つ話だ」と明言した。
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首相経験者は辞めても、ただのオジサンには戻れない。「元首相」の肩書きがつくからだ。 その証拠にただのおじさんが講演会を開いても誰も相手にしないが、昨年宜野湾市民会館で行われた鳩山元首相の講演会には1000人余の聴衆が詰め掛けた。 進行係兼対談相手になったのが元沖縄タイムス記者で「風船テロリスト」の異名を持つ屋良朝博氏とあったことと、拍手のタイミングから、聴衆のほとんどが「最低でも県外」を支持する左翼層であることは察知できた。 鳩山氏が国内ではルーピーだと思われていても、厄介なのは「元首相」という肩書きだ。
中国へ行って元首相の肩書きで「バカ丸出し」をしても、中国は「元首相の見解」として最大限に利用する。 そして「元日本の首相」の見解として世界中に拡散する。 中国にとってこんな利用価値のある男もいない。
その一方、日本政府にとっては獅子身中の虫ならぬ、毒虫、いや国賊である。
元首相のルーピー発言に一々反論する気力はないが、本人は東シナ海を平和や友愛の理想郷にする夢でも見ているのだろう。
鳩山氏が民主党の初代総理に就任した2009年、「鳩山首相こそ沖縄問題を解決する救世主」だとして狂喜乱舞した外交評論家がいた。
佐藤優氏のことだ。
佐藤氏は2009年の民主党政権がスタートした直後、沖縄で開いた講演会でこう述べた。
「鳩山首相は東大を卒業後アメリカ留学の経験もある国際派の政治家。 何事もストレートに語る米国人気質を熟知する政治家なので、一見ギクシャクして見える日米関係も鳩山首相の出現でより信頼感がでてくる。その結果鳩山氏の主張の”最低でも県外”を米国が認めてくれる」(概略)
まぁ、今から考えると佐藤氏もとんだ買い被り、というより見込み違いをしているが、さらに聴衆と取材の沖縄2紙の記者にむかってこう扇動した。
鳩山首相の県外移設を支えるのは「皆さんが直接首相に手紙を書くこと」と煽って沖縄タイムスと琉球新報で「首相への手紙作戦」を展開すべきと、大演説をした。 事実、その後沖縄2紙は大キャンペーンをうった。
その結果は、「学べば学ぶほど抑止力云々」の名文句を残し、辺野古回帰したことは周知のとおり。
佐藤優さん、あのときの発言はもうお忘れですか!
それにしても、元首相を合法的に監禁できる術はないのだろうか。
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【おまけ】
過去記事掲載です。
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援護法と歴史捏造、新たな論戦の出発点 2012-06-17沖縄タイムスは、沖縄靖国合祀取り消し訴訟の敗訴確定の報道以来本日に至るも、社説などによる最高裁批判の論説が見当たらないのは寂しい。
せめて「識者の談話」として、この裁判に深く関わってきた石原昌家沖国大名誉教授のコメントくらい掲載しても良いと思うのだが、本日現在「黙して語らず」を貫いている。
代わりに社会面の最下部のベタ記事にこんな見出しが。
「戦いの実相圧殺」
上告棄却に抗議
沖縄靖国訴訟談
16日、原告団が記者会見をして、最高裁の上告棄却に抗議の声明文を出した。
<声明では、援護法の適用で被害住民も「積極的戦闘協力者」に仕立て上げ、沖縄戦の実相を捏造して合祀に結び付けていると指摘。合祀を容認する司法の判断は、憲法が保障する人権を無視し、民主主義を根本から否定する暴論だと批判した。2歳の弟ら家族4人が合祀されている原告の安谷屋昌一さん(72)は「合祀を強制され、個人の信仰心は受け入れられないなんておかしい」と批判。母親が合祀されている崎原盛秀さん(78)は「沖縄戦の実相を無視した沖縄差別だ」と談じ、今回の裁判で得た資料を分析して「靖国の本質を暴き。合祀取り消しに向けた運動につなげていきたい」と語った。>
ここでも「ゆすりたかり」の常套句である「沖縄差別だ」がでてくるのは爆笑もの。
民間人の援護金受給は、沖縄県民のみであり、東京空襲などによる膨大な数の民間人戦没者は援護金の対象外である。
家族四人分の援護金を受給していながら、どの面下げて「沖縄差別だ」などと発言できるのだろう。
いつもならマイクに向かって「不当判決」などと蛮声を張り上げる原告団代表の金城実氏の怒りのコメントがないのが寂しいが、そもそも金城氏と上記の安谷、崎原両氏とは同じ原告でも立場が違う。
安谷屋、崎原両氏は軍属でない母親や幼い弟が合祀されているので、石原教授が主張する「国の歴史捏造による不適格者の合祀」に相当するが、金城氏の父親は兵隊として招集され戦死しているので、本来靖国に祭られるべき適格者ある。
金城氏は戦死した父親の援護金を受け、京都にある私立の美術大学を卒業している。
美術大学が文系大学のなかでも一番金のかかる大学であることはよく知られたこと。
援護金のおかげで金城氏は恵まれた学生生活を送ったことになる。
金城実氏はその父親の援護金を享受しながら、一方では父親の戦死を「犬死だ」と罵って原告団の先頭に立ったわけだから、両親とも草葉の陰で「親不孝もの」と嘆いていることだろう。
関連して、安仁屋正昭さんのコメントを引用する。
<先ずは、名前に恥じない働きで、老人たちを焚きつけ訴訟を起してくれた金城実氏と
学者魂で援護法のカラクリを暴露してくれた石原先生に感謝しながら
「御愁傷様です」と御礼を述べたい>
沖縄靖国訴訟についての新聞論調が見られないので、テレビ報道を資料として「保存しておく。
NHKニュース 6月15日 16時42分
太平洋戦争の沖縄戦などで犠牲になった肉親が無断で靖国神社にまつられ、精神的な苦痛を受けたとして遺族が神社への「合祀」の取り消しなどを求めた裁判は、最高裁判所で遺族の上告が退けられ、敗訴が確定しました。
この裁判は、昭和20年の沖縄戦などで亡くなった戦没者の遺族5人が「家族を靖国神社に無断でまつられ、肉親を自由に追悼する権利を侵害された」と主張して、靖国神社のほか、神社に戦没者の名前を提供した国に、合祀の取り消しと慰謝料の支払いを求めたものです。
1審と2審はいずれも、「合祀を受け入れられないこと自体は理解できるが、追悼を妨げられたり、神社の信仰を強制されたりしておらず、権利の侵害とはいえない」などとして訴えを退け、遺族が上告していました。
これについて最高裁判所第2小法廷の竹内行夫裁判長は、15日までに上告を退ける決定をし、遺族の敗訴が確定しました。
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原告:「家族を靖国神社に無断でまつられ、肉親を自由に追悼する権利を侵害された」
判決:「追悼を妨げられたり、神社の信仰を強制されたりしておらず、権利の侵害とはいえない」
靖国合祀取り消し訴訟 上告棄却・遺族の敗訴確定 QABテレビ
家族が靖国神社に無断で祭られているのは精神的苦痛だとして、遺族らが合祀取消などを求めている裁判で、最高裁判所は、2012年6月13日付けで遺族らの上告を棄却しました。
遺族の敗訴が確定です。遺族側は裁判で、無断で合祀したことは追悼の自由の侵害であり、国の情報提供は政教分離の原則に反すると主張。しかし2011年の控訴審判決で遺族の主張は、「神社の教義及び宗教的行為そのものを否定することに繋がりかねない」として棄却され原告が上告していました。
原告側弁護団によりますと、「上告理由に該当しない」として上告を棄却する決定書が14日、届いたということです。弁護団の山城圭事務局長は、「最高裁は靖国神社による遺族の苦しみを是認し、合祀に協力した国の責任を認めなかった」と強く抗議しています
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原告:「追悼の自由の侵害であり、国の情報提供は政教分離の原則に反する」
判決:「神社の教義及び宗教的行為そのものを否定することに繋がりかねない」
「日本・ウイグル 自由のための連帯フォーラム」
開催のご案内
世界ウイグル会議 ラビア・カーディル総裁 来日
「日本・ウイグル 自由のための連帯フォーラム」を開催します。
日時:6 月 29日(土)18:00 開場 開会18:30〜20:30
会場:自治会館ホール 那覇市旭町116-37 TEL 098-862-8181
入場料:1500円
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<7・1西村眞悟沖縄講演会「誇りを持て!沖縄県民は英雄の子孫だ!>
チラシのダウンロードはこちらから http://goo.gl/zMifk
今、沖縄のマスコミで報道されている沖縄の歴史観、学校で教育されている沖縄の歴史は、常に被害者の立場でありその連続だとされています。それらの歴史観は、どの時代においても事実を歪曲し国際情勢を無視したデタラメな歴史解釈です。その目的は、沖縄県民を日本の被害者に仕立てあげ、日本国民を敵と見方に分断する離間の計である事を見破らなければなりません。いまこの被害者史観を利用して、琉球独立工作が具体的に動き始めています。沖縄県民は、このような被害者史観にだまされてはなりません。琉球処分は琉球王府への処分であり、庶民の解放です。また、沖縄戦は全国47都道府県の若者が身命を賭して戦った本土決戦であり、日本の聖地です。その中でも冲縄の学徒隊は最も勇敢に戦った英雄なのです。
◎日時:平成25年7月1日(月) 受付:午後6時 開演:午後7時
◎場所:浦添てだこホール(小ホール)
◎入場料:500円(カンパ大歓迎)
◎プログラム
■開会の挨拶
仲村俊子(初代沖繩防衛協会婦人部長)
■緊急講演
「誇りを持て!沖縄県民は英雄の子孫だ!」
講師:衆議院議員 西村眞悟先生
◎主催:西村眞悟沖縄講演会実行委員会
後援:沖縄対策本部 / チーム沖縄 / 日本会議沖縄県本部
◎事務局・お問い合わせ (仲村雅己) 電話 070-5410-1675
<FaceBookイベントページ> ※参加表明はこちらからお願いします。
https://www.facebook.com/events/291189511016706/291934484275542
『正論』7月号は、沖縄特集第2弾です
筆者も寄稿しました。
沖縄での発売は6日頃とのことです。
月刊正論2013年7月号6月1日発売 定価740円
ちょっと見る
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ジャーナリスト 井上和彦
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琉球独立論の空虚
ジャーナリスト 大高未貴
「天皇メッセージ」の悪用に反駁せよ
ライター・ブログ「狼魔人日記」管理人 江崎孝
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