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「物呉ゆすど我御主」と「渇しても盗泉の水は飲まず」、オスプレイ

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沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

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今朝の沖縄タイムスも一面と社会面のトップは、オスプレイ配備反対」の世論つくりに懸命の大見出しが躍っている。

「世界の現実と日本の“反オスプレイ”の距離感」について、昨日エントリーした。

どうやら世界の現実ではオスプレイV-22は、世界の名機の一つにランク付けされているようだ。

以下は「週刊オブイェクト」さんの引用である。

         ☆

  イカロスMOOK世界の名機シリーズ「V-22オスプレイ」7月13日発売   V-22 オスプレイ (世界の名機シリーズ)

V-22 オスプレイ (世界の名機シリーズ)
ムック
出版社: イカロス出版 (2012/7/13)
言語 日本語
ISBN-10: 4863206143
ISBN-13: 978-4863206144
発売日: 2012/7/13
Amazonで詳しく見る by G-Tools

イカロス出版よりV-22オスプレイの本が出ます。オスプレイ単独での特集本は日本でこれが始めてなので、今注目のオスプレイを知る為に最適な一冊となるでしょう。イカロス出版から現在発売中のJ-Wings2012年8月号でもオスプレイの記事が載っていて、その内容は興味深いものでした。このムックも期待が持てると思います。誤解される事の多いオスプレイに付いてもっとよく知ってもらう為に、多くの人に読んで見て欲しいです。


Bell-Boeing V-22 Osprey - Farnborough International Airshow - Youtube


                   ***

■「パンドラの箱掲載拒否訴訟」がいよいよ大詰めに!

昨年の1月に提訴された「パンドラの箱掲載拒否訴訟」は来週の火曜日(17日)び第9回口頭弁論を迎える。

原告の上原正稔さんと原告側証人の星雅彦さんが証人尋問で証言台に立つことにより、いよいよ新聞社による言論封殺を糾弾するという前代未聞の裁判劇裁判もいよいよクライマックスを迎える。 

被告側証人の前泊沖国大教授(当時の担当記者)が敵前逃亡を企て証人尋問を拒否したが、最重要人物である前泊氏が証人尋問を拒否した事実は、被告側が既にこの裁判の敗訴を予知し、可能な限りダメージの少ない形で敗訴に持ち込む算段をしたからに他ならない。 

原告の上原さんに対し、担当記者の前泊氏が掲載拒否の理由として「社の方針と異なる」と言い放った事実は、原稿の「慶良間で何が起きたか」の記述内容にあると考える上原さんは、争点を「集団自決の軍命の有無」に絞って口頭弁論を進めてきた。

ところがそれでは新聞社として最も忌み嫌うべき「言論封殺」という理由で敗訴する可能性が大きくなることを意味する。 

沖縄の2大紙の一角を占めると自負する琉球新報としては、言論封殺の土俵で前面敗訴することは新聞社としての面目は丸潰れであり、経営の屋台骨にひびを入れかねない重大事件になる。

被告側は上原さんが挑んでいる真正面からの戦いを極力避け、「原告、被告両者に事務上、編集上の意思疎通にに誤解があった」という技術上の敗訴に持ち込めば、新聞社としての面目は何とか保てると判断した。 

そのためには「掲載拒否」の詳細を知る担当記者の前泊氏を証人尋問させるわけには行かなかったのだろう。

前泊氏の代わりに予定されている被告側証人二人は、いずれも「掲載拒否」には深く関わっていない総務関係の職員であることを見ても、新報社側が既にダメージを出来るだけ少なくするための敗戦処理を考慮に入れた人選だと言わざるを得ない。

■「渇しても盗泉の水は飲まず」と「物呉ゆすど我御主」

原告側証言台に立つ上原さんと星さんは、沖縄在住の言論人としてこれまで、地元紙や雑誌、出版物での執筆活動を生業としてきた。

沖縄で言論人として生きていくためには沖縄2紙に逆らっては生きていけないという不文律がある。 

ご両人も、他の数ある「識者」のように、空気を読んで沖縄紙のご機嫌取りをしておれば、・・・つまり「新報社の方針」に合わせて発言しておれば、・・・現在のように村八分にあうこともなく社会的にも経済的にも安逸な余生を過ごせたはずである。 

具体的に言えば、ほとんどの地元学者がそうしているように、前言を翻してでも「集団自決は軍命の結果」と主張してさえおれば、沖縄では重宝されていたはずだ。

しかし、ご両人は人間としての誇りと良心に逆らってまで沖縄2紙に媚を売ることを嫌った。 

悪魔のささやきを毅然と拒否し、自分の信念に従って歴史の真実を語った。

金や名声のために人間としての尊厳まで新聞に売り渡すことを拒否したのだ。

お2人の行為は、渇しても盗泉の水を飲まずとでも例えられようか。

そう、彼らこそ沖縄の数少ないサムライなのである。

真実を語ることにより、例え仕事が少なくなっても、「武士は食わねど高楊枝」の謂れを身を持って示している。

「武士は食わねど高楊枝」とは、武士たる者は、たとえ、生活に窮して食事を満足に出来ない状況にあったとしても、満腹を装って楊枝を使う、という喩(たと)え。

世間ではこの喩えは、よく「やせ我慢」を表す意味に用いられているが、そのより深い意味は、生活に窮しても不義、不行に手を染めず、とのサムライの美徳を表すものであり、どこぞの「物呉(ものく)ゆすど我御主( わがうすう)」(財貨を与えてくれる者こそ我が主)や「命どぅ宝」をイデオロギーにする恥知らずな人々とは、品位の上で格段の差が有る。(上原さんの新聞批判に対して、上原さんのことを品位が無いと批判した無知蒙昧な平敷武蕉なる文芸評論家もいた)

上原さん、星さんご両人が渇しても盗泉の水は飲まず、と人間の誇りを身を持って示したのに対し、敵前逃亡の前泊氏は「物呉ゆすど我御主」が人生訓なのであろうか。

           ☆

■裁判の傍聴について

これまで一度でも裁判を傍聴した経験のある方はご承知でしょうが、わざわざ裁判の成り行き関心を持って傍聴したにも関わらず、実際の審理は裁判官と代理人のあいだの書類の受け渡しの確認だけで、4〜5分で審理終了という場合が多い。おまけに専門家同士の会話のためぼそぼそと聞きにくく、わざわざ時間をやり繰りして傍聴に駆けつけた方には落胆させる恐れがある。

離島に在住の読者のなかにも、一度は上原さんの「パンドラ訴訟」を傍聴に駆けつけたいとメールを下さる方がおられるが、そのかたがたには、仕事や私用でなどで那覇に出張する機会を利用しての傍聴なら是非とお勧めしても、傍聴のためだけにわざわざ那覇にこられるのはお勧めしてこなかった。

だが次回17日(火)の第9回口頭弁論は、上原さんと星さんが証言台に立つことにより今回の裁判のクライマックスになる。

下記のご案内でもお分かりの通り、これまでは午前10時ごろ開廷し、10数分で閉廷していた口頭弁論が、午後1時半の開廷で、午後5時まで3時間半にわたる長い証人尋問に費やされることになる。 しかも閉廷後は市内の青年会議所に場所を移し、裁判の報告会も予定されている。 事務局では仕事の都合などで午後の傍聴は出来なかった方でも、午後6時からの報告会に参加いただければ裁判の全貌が把握できるように準備しているとのことである。

なにとぞ本裁判の天王山とも言うべき第9回口頭弁論の傍聴を支援者としてお願いする次第であります。

                ☆

■三善会 事務局よりのお知らせ

狼魔人日記の愛読者の皆様

平素は、上原正稔氏の沖縄言論空間の同調圧力に一撃を加えんとする戦いにご支持ご支援を賜りまして誠に有難う御座います。皆様の御蔭をもちまして、この裁判を遂行する事が出来ております。このほども、緊急の要望に多くのご支援を頂き、17日の9回口頭弁論を迎える事が出来ます。上原氏はパンドラの箱掲載拒否から三年間、味方は誰もいないと思い、辛酸をなめる日々を余儀なくされて参りました。狼魔人様をはじめ皆様の応援が氏に生気と勝機をもたらしています。

次回口頭弁論と報告会を以下にご案内申しあげます。ご多忙中とは存じますが、ご参席頂けましたら幸いです。

 第9回口頭弁論

 ■日時: 7月17日(火)午後1時30分から午後5時まで

 場所: 那覇地方裁判所 101号法廷

 内容: 証人尋問 原告側2人 被告側2人

 

 ■報告会

 日時: 同日 午後6時開会

 会場: 沖縄県青年会館2Fデイゴの間 那覇市久米2−15―23

     電話:電話:098-864-1780

 問い合わせ:070-5484-4617 ニシコリまで

 

■カンパ協力のお願い■

琉球新報の言論封殺に戦いを挑んでいる上原さんの訴訟へのカンパ協力は支援団体の三善会へお願いしております。

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ゆうちょ銀行からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【口座番号】記号:17010 口座番号:10347971
【名  義】サンゼンカイ.
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ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合
【金融機関】ゆうちょ銀行
【店  名】七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店  番】708
【口座番号】普通:1034797
【名  義】サンゼンカイ.

 

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